株式投資の勉強

外国株の魅力って何?国内株式との違いとメリット・デメリット

株式投資を始めてみたものの、思ったほど稼げないという悩みを抱えている方は多くいることでしょう。

国内企業の株を購入してみたけれど、配当は少なく、株価もなかなか上がらないから利益が出ない、そんな悩みを抱えているのであれば、一度視野を広げ、外国株に投資をしてみることをオススメします。

外国株には国内の株にはない魅力やメリットがあります。もちろん、デメリットもありますが、それは国内の株についても同じことが言えます。

今回は外国株の特徴とメリット、デメリット、そして注意点などを紹介します。

外国株とは、外国の企業の株のこと

株式投資の対象は今や国内の企業だけではありません。海外の企業にも、日本にいながら投資をすることができます。

投資の対象を国内に絞ると、どうしてもマーケットが狭くなってしまいます。しかし、外国株にまで裾野を広げることで、より広大なマーケットを相手に投資をすることができるようになります。

外国株への投資を始めることで、世界的に展開している優良企業に投資をできるようになる他、国内企業ではまずお目にかかれないような高配当を得たり、さらには成長率の高いベンチャー企業にいち早く投資をすることで大きく稼ぐことができるようになります。

日本には確かに世界に通用する企業が多く存在します。しかし、世界には日本の優良企業よりも価値の高い大企業が多く存在します。

国内から海外へと投資対象を広げることで、今までにないチャンスを掴むことができるでしょう。

外国株には国内の株にはない魅力があるということはわかったのですけど、日本にいながらでも外国株って買えるのかしら?
そうですね、これは証券会社次第となりますので、どこの証券会社でも外国株が買えるというわけではありません。外国株を購入するなら、海外の銘柄を多く取り扱っている証券会社がオススメですよ。

国内株との違いとは?

外国株といっても、株であることに違いはありません。基本的な仕組みに関して言えば、国内株と同じです。

国内株同様に、割安な外国株を購入し、割高になってから外国株を売却すれば、値上がりした分の利益を得ることができます。

では、外国株と国内株との間には大した違いはないのかというと、そんなことはありません。

国内株との違いというと、まず銘柄コードが違います。

日本株の場合、銘柄コードは4桁の数字になります。しかし米国株の場合は、アルファベッドが銘柄コードとなります。このように、国内株と外国株とでは銘柄コードに違いがあるため、コードを探す時は間違えないように注意しましょう。

次に、日本株の購入単位が100単位もしくは1000単位が主流であるのに対し、米国株は購入単位が1株からとなります。

そのため、世界的な優良企業の株を、少額からでも購入できるというメリットがあります。

この他にも、売買手数料に違いがあります。日本株と外国株を比較した場合、やはり国内の株式ということもあってか、日本株の方が外国株よりも売買手数料が安くなります。そのため、国内株を購入するつもりで外国株を購入すると、手数料が高くなるので注意が必要です。

これ以外の違いというと、値幅制限のある日本株と違って米国株には制限がない、配当の回数が日本株よりも米国株の方が多いなどの違いがあります。

日本の配当の回数というと、年1回から2回と少数であるのに対し、米国株の配当は年4回と多めです。

そのため、日本株よりも米国株に投資をした方が配当を多く貰うことができるのです。

外国株の各国の特徴

外国株というと、米国株のことを指すことが多いです。ただ、最近は中国の発展もあってか、中国企業に対する人気が高まっています。中国以外にも、ブラジルやロシア、インドなどのマーケットも注目を集めています。

ここでは国ごとにマーケットの特徴を解説します。まず米国株の特徴について紹介します。

世界最大のマーケット米国の株式市場

米国の株式市場は世界中の投資家より注目を集めている、世界最大のマーケットです。

時価総額が非常に高く、世界規模の一流企業がニューヨーク証券取引所やナスダックに集まっています。

世界から注目を集めている分、市場に流通する金額も大きくなるため、米国株はたった1日で大きく変動する傾向があります。そのため、長期投資家だけでなく、デイトレードのよな短期売買が得意な方からも人気のある市場です。

2つの株式市場が存在する中国株

中国株には海外とは異なる特徴があります。中国株には中国本土市場と、香港市場の二つの株式市場が存在します。

日本人が投資できる株式市場は、香港市場となります。香港市場には海外から資金を集めたい企業が上場しているというだけあって、勢いがあります。

今やアメリカに次いで経済大国となった中国には、成長を期待できる株が多く存在します。ただ、中国の市場は政府の影響を受けやすいため、投資をする際には政府の動向をチェックする必要があるでしょう。

日本人でも購入可能なブラジル株

ブラジルの最大の証券取引所といえば、サンパウロ証券取引所です。ここに上場している銘柄のいくつかを国内の証券会社も取り扱っているので、日本人でもブラジル株を購入することが可能です。

サンパウロ証券取引所は中国よりも市場が小さいものの、ラテンアメリカでは最大量の取引量を誇るなどの特徴があります。

原油やエネルギーなどに注目!ロシア株

ロシアの有名な株式市場というと、MICEXとRTSがあります。国内の証券会社の中には、ロシア株を取り扱っている会社もあります。

ロシア株というと、原油やエネルギーなどの資源関連の株が注目されやすいです。政府からの影響を受けやすい市場のため、ロシア企業だけでなく、ロシア政府の動向にも注目する必要があります。

インド株はETFで投資をしよう!

インドには複数の株式市場が存在しますが、そのほとんどが国内向けとなるため、外国人である日本人はインド株を直接は購入できません。日本人がインド株を購入する場合、インド株のETFを用いることになるでしょう。

インドといえば、今もっとも成長を期待されている国として有名です。世界第2位の人口を擁するインドは、ITの技術力が高い国としても有名です。GDPの成長率も高く、今後の躍進に注目する投資家は多くいることでしょう。

外国株の特徴に合わせた投資が重要!

外国株といってもそれぞに特徴があります。投資をする際には、各国の特徴をよく見て投資をしましょう。

初心者が投資をする場合は、世界的な優良企業が揃っている米国株がオススメとなります。

外国株にも色々種類があるのね。どこに投資をしたら良いのか迷っちゃいそうです。
はじめて外国株に投資をするなら、米国株を選ぶと良いですよ。米国株は高配当な銘柄が多いので、初心者でも投資をしやすいです

米国株が人気の理由

世界には様々なマーケットがあります。しかし、もっとも人気のあるマーケットというと、やはり米国の株式市場となるでしょう。一体なぜ米国株には人気があるのでしょうか?

米国株の人気というと、その高い成長性にあります。

成長が著しい発展途上国と違い、成熟してしまった先進国というのは成長率が低いことが多いです。しかし、米国は例外です。

米国は世界でも最大の先進国であるのと同時に、成長率も高い国でもあります。

日本のような先進国の場合、人口がだんだんと減少していく傾向があります。その点、米国は未だ人口が増え続けている国でもあります。

成長率が高く、尚且つ先進国という安定性がある米国の株は、まさに投資をするには理想的な環境が揃っています。

確かに発展途上国は先進国にはない成長率があるものですが、その一方で発展途上国は経済が不安定なため、破綻しやすいというリスクを常に抱えています。しかし、米国ならば、経済が破綻するリスクはまずないでしょう。

成長率の高さと、先進国としての経済の安定性など、メリットの多い米国株には、まだまだ投資家を惹きつける魅力があります。例えば、高配当などがまさにそれです。

米国株の配当は日本株の配当よりも高いことが多く、中には何十年にもわたって増配を継続している企業も多く存在します。

米国の企業には利益を株主に還元する傾向があるため、株主は常に他の国以上の高配当を見込めるのです。

他にも、米国株には世界的な優良企業が多く存在するなどの魅力があります。

成長率が高く、経済も安定しており、高配当が見込める優良企業が多く存在する米国の株式市場は、まさに投資家にとってメリットの多いマーケットなのです。

メリット・デメリットから考える外国株の注意点

外国株を購入する前にメリットやデメリットを知っておきましょう。

外国株を購入するメリット

外国株を購入するメリットというと、まず国内の株式市場以上の収益率があります。特に、高配当を望める米国株ほど、そのメリットを享受することができるでしょう。

米国株は日本株よりも、1年間にもらえる配当の回数が多いです。日本株が年1、2回しか配当がもらえないのに対し、米国株は年4回と多いです。

さらに、業績が悪化すると配当がもらえなくなる可能性が高い日本企業と違い、米国企業は配当を減らすことを恥だと考える習慣があるせいか、業績が悪化しても配当が減らないことが多いです。

そればかりか、株主に利益を還元できるように、何十年にもわたって増配をする企業すらあるほどで、株主にとって米国の株式市場は非常にリターンの良い魅力的なマーケットとなります。

それに加え、米国株は1株から購入できるため、少額からでも投資しやすいです。たとえ株価が安くても、日本株のように最低100株は購入する必要があるなどの条件があると、少額からでは投資ができず、なかなか参入し辛いです。

しかし、米国株ならば、少額からでも投資を始められるので、資産形成にはうってつけです。

他にも、外国株には将来の値上がりが期待できるというメリットがあります。

成長率が高い国の外国株の中には、日本のベンチャー企業以上の成長率を見せる企業も多く存在します。そのような成長が期待できる株に割安の頃より投資をすれば、やがて株価が値上がりした時に高額の利益を得ることになるでしょう。

これらのメリットに加え、外国株に投資をすると、日本がインフレになった時の対策になるという利点があります。

今後、日本がインフレになった時、日本円の価値は下がってしまいます。しかし、外国の株を購入しておけば、インフレになって日本円の価値が下がった時であっても、自分の資産の価値を守ることができます。

高いリターンが見込めるというメリットだけでなく、インフレ対策にもなるなど、外国株への投資には様々なメリットがあります。

米国株の配当利回りと日本株の配当利回りにはどのくらいの違いがあるんですか?
日本株でも、配当利回りが高いと5%を超えることがあります。ただ、これが米国株ともなると配当利回りが10%を超える企業もあるので、やはり米国株の方が配当利回りは高いでしょうね。

外国株のデメリット

外国株には国内株にはないメリットが多くあります。その一方で、デメリットもあります。

まず外国株のデメリットというと、株の売買手数料が国内株よりも高いという欠点があります。

どこの証券会社を利用しても、国内株よりも外国株の方が売買手数料は割高となるため、コスト面に関して言えば外国株の方が高くなります。

さらに、配当金が二重課税されるというデメリットが外国株にはあります。外国株を購入し、配当が出ると、まず現地の税金を課税されます。次に、日本でも課税されるため、配当金は常に2重課税となります。

海外の配当金が高い企業に投資をしても、税金の天引きがあるため、実際に受け取れる配当金の額は7割程度といったところでしょう。

これらのデメリットに加え、外国株を購入すると、為替の変動リスクにも直面するという短所があります。というのも、外国株は現地の法定通貨で保有することになるからです。例えば米国株の場合、ドルで株を購入することになるため、外国株購入後に円高が進むと、円高になった分だけ損をします。

もちろん、為替変動リスクは必ずしもマイナスになるとは限りません。ドル高円安になれば、たとえ株価が上昇せずとも、為替の変動による利益を得ることができます。

外国株に投資をすると、コストが高くなるというデメリットに加え、為替変動リスクを受けるなど、日本株にはないデメリットを被ることになります。

外国株の注意点

外国株には、手数料が高くなるなどのデメリットがあります。そのため、外国株を購入する際には、できるだけ手数料の安い証券会社を選択しましょう。

さらに、外国株を購入する際には、外貨が必要になるので注意しましょう。手数料をチェックする際には、売買手数料のみならず、外貨の両替手数料もよく調べておきましょう。

外貨で取引をする以上、外国株には為替変動リスクが常についてまわります。円安時に外貨を購入すると、円高になった時に損をするリスクがあるため、注意しましょう。

外国株の手数料と株主優待

外国株の売買手数料は、国内株の売買手数料よりも高くなる傾向があります。

例えば、楽天証券の国内株の売買手数料は、10万円までなら90円です。しかし、これが外国株ともなると、10万円までの売買にかかる手数料は米国株の場合、約定金額の0.45%となるため、手数料は450円となります。中国株の場合、10万円までの売買手数料は500円となります。

このように、国内株の売買手数料と比べ、外国株の手数料は割高となります。

ただ、手数料が高い分、リターンがあります。

例えば世界最大のクルーズ客船運航会社であるカーニバル・コーポレーションの株主になると、クルーズ客船の乗船日数に応じて割引を受けられるという優待があります。

他にも、英国の企業であるアソシエイテッドブリティッシュフーズの株主になると、30ポンド相当の自社商品のギフトがもらえるなどの優待があります。

配当利回りが高いなどのメリットがある外国株なのですが、優待に関して言うと国内株とそれほど大きな違いは無いようです。

外国株の配当の高さと高配当の企業

日本株の場合、配当利回りは高くても5%といったところです。これが米国株のような、配当利回りが高い国の企業ともなると、配当利回りが5%を軽く超え、10%を超えることもあります。

例えば、米国の企業であるセンチュリーリンクの配当利回りは12.7%と非常に高いです。(2018年7月11日時点)

他にも、アイアン・マウンテンは6.2%、メーシーズは6.1%、キムコ・リアルティは6.1%と、配当利回りが高めです。

海外には国内以上に多くの上場企業が存在します。その中には、国内企業以上に配当利回りが高い企業も多く、そのような高配当な外国の企業に投資をすることで、国内企業以上の高いリターンを配当より得ることができます。

国内株にはない外国株の魅力を知ろう!

日本よりもマーケットが広い外国株を購入することで、国内への株式投資以上のリターンを得ることができます。特に、成長率が高い米国株に投資をすれば、株価の値上がり分の利益だけでなく、配当金も狙えるでしょう。

ただし、外国株にもデメリットがあります。手数料の高さや、為替変動リスクなどのデメリットがあるため、外国株へ投資する際には注意を払いましょう。

これらのデメリットに気を付けてさえおけば、外国の株式市場は投資家にとって魅力の多いマーケットとなります。