生命保険(死亡保険)の選び方を解説!年齢や家族構成に適した考え方
生命保険(死亡保険)といってもさまざま種類があり、どれに加入すれば良いのか悩みますよね?この記事では生命保険と医療保険にはどのような違いがあるのか、どうやって自分に合った生命保険を選べば良いのかを詳しく説明します。
生命保険(死亡保険)の必要性
生命保険(死亡保険)は亡くなった時・高度障害になった時に共済金が受け取れる保険です。
本人は受け取ることのできない保険金ですが、亡くなったことによる家族にかかる金銭的な負担を軽減することができます。
死亡保障だけではなく、病気やけがに備えることができる特約を付加すれば入院や手術した時にも本人が受け取ることもできます。生命保険(死亡保険)は加入しておくと万が一の時に備えることができるので加入しておいた方が良いでしょう。
また、定期保険は更新するたびに保険料が上がります。保険会社によっても保険料は違いますよ。
生命保険(死亡保険)をどう選ぶ?選び方のポイント
生命保険の加入する時にどのような基準で選ぶのかポイントを説明します。
- 保険料をどのくらい支払えるか
- 契約期間がどのくらい欲しいか
- 死亡保障以外の保障はどんなものがあるのか
- 解約返戻金はいくら戻ってくるのか
- 払込終了年齢はいくつなのか
上記のポイントを考えながら生命保険を選びましょう。死亡保障だけではなく三大疾病や女性特有の疾病に備えたい人は特約を付加します。
支払いに無理のない程度に保障を手厚くしましょう。
終身保険を選ぶときの注目ポイント3つ
保障内容
保障内容は終身保険加入時の内容が一生涯続きます。死亡保障と入院・手術などの医療費用を保障してくれる特約もあります。
保険料
どんなときでも加入時の保険料のまま保障が続きます。年齢が高くなるにつれ、加入時の保険料が高くなります。定期保険より保険料が高いです。
契約期間
終身という名の通り一生涯保障が続きます。契約が終了する時は被保険者が死亡・高度障害になった場合です。
終身保険に興味がある人は次の記事もチェックしてみてくださいね。
定期保険を選ぶときの注目ポイント3つ
保障内容
保障内容は死亡保障に加えて特約を付加するなど終身保険と同じですが、更新して年齢が上がると保障額が下がっていきます。
保険料
更新をすると保険料は高くなりますが、終身保険より保険料は安いのが特徴です。保険料は安いですが、定期保険は若いうちから加入するほど払込総額が高くなっていきます。
契約期間
「10年・15年・20年」と年数ごとか「60歳・65歳・70歳」と年齢ごとに期間が決まっています。期間を満了すると、更新されるのが特徴です。
定期保険について次の記事でさらに詳しく解説しています。
生命保険と医療保険って何が違う?
生命保険と医療保険は同じ人への保障です。人への保障といっても病気に対する保障・ケガに対する保障・死亡に対する保障とさまざまな目的があります。
生命保険と医療保険の保障内容はどのように違うのか説明するので自分にはどちらがあっているのか考えてみましょう!
生命保険の保障内容とは
人の命に対して保険金が支払われるものが生命保険(死亡保険)です。万が一被保険者が死亡・高度障害になった場合に加入時に設定した保険金額・定期特約分の金額が保険金になります。
もし災害割増特約を付加していれば、火災や自然災害、感染症など特定の災害時に割増で保険金が支払われます。
終身保険は本人の家族を不安にさせないために残しておく財産となります。
医療保険の保障内容とは
医療保険は病気(疾病)やケガをした時にかかる手術・入院費用を保障する保険です。
手術や入院は高額な費用がかかる場合が多いため、1回では手術が終わらなかったり、継続して入院したりすることになると家計への負担が大きくなります。こういった治療費用の金銭的な負担を和らげる保険が医療保険です。
医療保険の仕組みや保障内容については「医療保険とは?仕組みと種類を理解して自分にあった保険を選ぼう」で詳しく解説しています。
生命保険(死亡保険)に加入する目的
貯金は金融機関の普通預金や定期預金として預けるのがメインとなります。この方法は簡単に貯金を崩しやすいという点と意識的に貯金をしなければならない点があります。また、利率が低いのもデメリットです。
死亡保険に加入する目的の一番は死亡への保障であり、家族を困らせないためです。しかし利回りが預金よりも良い保険は資産の運用としても役立てることができます。貯蓄としても利用したい人は加入する時に保険の解約返戻金も確認しておきましょう。
保険料は毎年の年末調整で控除することができます。「所得税」や「住民税」の控除につながるので保険会社から払込証明書の書類が届いたら忘れずに記入しましょう。
自分のライフプランから生命保険の加入を検討しよう
生命保険の加入の必要性や検討するタイミングは人によって異なります。独身の場合、夫婦の場合、子どもが小さい場合など。自分のライフプランによって検討を進めてみましょう。
独身の場合
独身の人は死亡保障よりも入院費用や手術費用に特化した医療保障を備えた方が良いです。無理に死亡保険に加入して生活費を圧迫するより、医療保険に加入しつつ貯金をするのが望ましいです。
死亡保障にも備えたいという人は貯蓄性があり、満期のある「養老保険」や「低解約返戻金型終身保険」などがオススメです。
結婚をして家族ができた時
結婚をすると保険について考えるきっかけになります。夫婦お互いに医療費やお葬式費用などの準備をしておくのが望ましいです。しかし、保険にお金をあまりかけたくない人は独身の場合と同様にまずは医療保険のみ加入しておきましょう。
夫婦共働きや専業主婦、パートの場合などによって異なります。
専業主婦の場合は世帯主である夫が死亡した場合、収入が一気に途絶えます。そんな時に備えて死亡保険に加入しておくのがオススメです。死亡保障の金額は亡くなってからどうやって生活していくかを想定しながら決めましょう。
子どもがいる場合
子どもが産まれると学費の準備も必要になります。子どもの進学にかかる費用がどのくらいになるのか考えながら保険を選びましょう。子どもがいると独身・結婚当初よりも手厚い保障が必要です。
死亡保障は生活費とお葬式費用だけではなく学費のことも考えて金額を設定してください。また、学資保険に加入しておくのもオススメです。
子どもの学費は全て公立だとしても幼稚園から大学まで1,000万円以上かかります。
子どもの夢を潰さないためにも貯蓄をしっかりとしましょう。
子どもが独立した場合
子どもが独立すると大きな保障が必要なくなります。加入している保険の見直しをするタイミングです。死亡保障や医療保障は残して老後の生活について考えてみましょう。介護保険や年金保険も検討してみてください。医療保険は終身型のものが望ましいです。
例えば子どもがいない家庭だと、夫婦の年収(700万円)×3+1,000万円=3,100万円となります。このくらいの保障があると万が一のことがあっても負担を軽くすることができるでしょう。
店頭とネットどちらで保険に加入する方が良い?メリットとデメリットを解説
いざ保険に加入をしようと思っても店舗とネットどちらがいいのか迷う人もいるでしょう。最近ではネット保険も主流になってきています。
それぞれのメリットとデメリットをまとめました。
- 来店型保険ショップだとまとめて比較することができる
- 自分のライフプランを話しながら保険を決めることができる
- 保険会社に有利な保険を勧誘するのではという不安感
- 窓口へ来店する時間を作らなければいけない
- 自宅や空いた時間にいつでも簡単に保険の加入ができる
- 人件費がかからない分保険料が安くなっている
- 対面ではないので相談しにくい
- 自分で決める必要があるので知識が必要
時間に余裕がある人は窓口で相談しつつ、ネットで調べるのが自分に一番良い保険を見つけることができるでしょう。
生命保険(死亡保険)選びはライフプランで考える
子どもや専業主婦の妻がいる人は、収入が途絶えて生活に困らないように必要保障額を考えて死亡保険に加入しましょう。
自分になにかあったときに残される家族のためにも、ライフプランが変わるタイミングで家庭にあった保険選びをしてみましょう。