
エンディングノートは終活に必須!親に書いてもらうコツとメリット
映画で上映されたことでも話題になったエンディングノート。遺言書などとは異なり、法的効力はありません。ですが、書くことで自分の気持ちを整理することもできる、家族のためにもぜひ書いておきたいノートです。
子世代も親と一緒に書いておきたいエンディングノートについての特徴やメリットについて詳しく解説していきます。
エンディングノートを書く4つのメリット
エンディングノートのメリットは以下の4点。
- 万一の場合に家族が助かる
- 備忘録としても使える
- 大切な人に感謝の気持ちを伝えられる
- 人生を振り返ることができる
それぞれ詳しく解説していきましょう。
メリット1.万一の場合に家族が助かる
エンディングノートを書くうえでの最大のメリットは、万一の場合に残された家族が助かるということ。
エンディングノートは、自分の希望だけでなく保険証や財産の保管場所など、大切なものの保管場所についても記しておけます。エンディングノートがあれば、万一のことがあった場合でも家族がすぐに重要書類を見つけることができ、探す手間が省けます。
メリット2.自分自身の備忘録として使える
いくら自分のものとはいえ、どこに何を保管しておいたのか忘れることもあるもの。そんなときエンディングノートがあれば、いろいろな場所を探す手間が省けます。
メリット3.大切な人に感謝の気持ちを伝えられる
エンディングノートには、大切な家族や友人にメッセージを書くこともできます。直接言うのは恥ずかしいもの。エンディングノートに、素直な感謝の気持ちを書いておくのもおすすめです。
メリット4.自分自身の人生を振り返ることができる
自分自身の人生を振り返ることができるのも、エンディングノートのいいところです。振り返ることで、終末期どのように過ごしたいか考えることもできるでしょう。
エンディングノートの書き方に決まりはない!好きに書いてOK
エンディングノートには法的効力がないため、決められた形式は存在しません。自分の思いや伝えたいことを書いていきましょう。
エンディングノートには何を書く?主な項目をご紹介
エンディングノートを初めて書く方や書き方に迷っているまたはわからない方におすすめなのが、市販されているエンディングノート。
市販されているエンディングノートなどに書かれている項目は、主なものだけでも以下の通り。
- 自分自身について
- 貴重品や重要書類の保管場所
- 資産について
- パソコンやスマホなどのID・パスワードについて
- 医療・介護・葬儀の希望について
- 家族や親族の連絡先、家系図など
- 友人や知人の連絡先リスト
- 自分の人生や歴史について
- 趣味や思い出、ペットについて
- 家族などへの感謝の気持ち
項目や質問を埋めていくと、エンディングノートが完成するため、書く内容で迷うことはありません。
続いてエンディングノートの種類別に、おすすめのものを詳しく紹介していきます。
無料で手に入れられるエンディングノートを手に入れる方法
エンディングノートにあまりお金をかけたくないという方におすすめなのが、無料で配布され手に入れることができるエンディングノート。
無料でエンディングノートを手に入れる方法は以下の2通り。
1.インターネット上で無料ダウンロードをしてプリントアウトする
印刷したものをそのまま保管しても、印刷したものをノートに貼り付け自作のエンディングノートを作成しても大丈夫です。
2.葬儀社に資料請求をして手に入れる
葬儀社に資料請求をすると、無料でエンディングノートを送ってくれる葬儀社もあります。ただし電話番号やメールアドレスといった個人情報の送信が必要なため、注意しましょう。
有料のエンディングノートのおすすめはコクヨのもの
数多くあるエンディングノートの中でもトップクラスの売上を誇る、人気のエンディングノートです。
コクヨのエンディングノートが選ばれている理由は、書きやすいこと。
多くのエンディングノートは、開いたときに平らにならないものが多いのですが、コクヨのエンディングノートは、開くと平らにそのため、書き込む際にもとても書き込みやすく、使いやすいと高い評価を得ているのです。
文房具メーカーらしく紙にもこだわっているのもポイント。コクヨ帳簿紙という書きやすい紙を使っており保存にも適しているため、多くの人に使われています。
スマホのアプリでもエンディングノートは作れる!
エンディングノートが作成できるスマホアプリもあります。アプリに沿って内容を入力するだけで簡単です。文字を紙に書くことが苦手な人にとてもおすすめですよ。
親にエンディングノートを書いてほしい!ポイントは自分も一緒に書くこと
エンディングノートに否定的な親を説得するためには、自分と一緒にエンディングノートを書こうと誘うことが大切です。
なぜならエンディングノートはいざ書き始めようとすると何から書けばいいのかわからず、書けないことが多いもの。
昔の話などをしながら、一緒にエンディングノートを作っていくようにすると、少しずつでも書き始めることができます。また高齢の親の場合は読み書きが億劫になってしまっている人も。その場合は自分が質問をして代わりに書いてあげるようにするのがおすすめです。
まずは自分が作ってみて、自分が書いたエンディングノートを見せながらメリットを説明するのも良いでしょう。
親と一緒にエンディングノートを作成してみよう!
親に書いてもらうためには、まず自分がエンディングノートを作ってみることをおすすめします。無料のもの、有料のものなど様々な種類があるもの。書きやすさを重視するのか、費用面を重視するのかを考えつつエンディングノートを選んでみるといいでしょう。
息子や娘がエンディングノートを作るのを手伝うのもおすすめです。昔話などをしながら、うまく話を引き出し、親のエンディングノートを作っていきましょう。