葬儀・葬式
生前葬とは?行う前に知りたい費用・やり方と死後への影響

生前葬とは?行う前に知りたい費用・やり方と死後への影響

葬儀は本来亡くなった人のために行うものですが、最近では「生前葬」というものが話題になってきています。「生きているうちにお葬式をあげる」行為のことを生前葬と呼びます。なんと生前葬は桑田佳祐さんや、ビートたけしさんなど数々の有名人も行なっているのです。

元気なうちにお葬式をあげることで身内や友人などへ感謝の気持ちを伝えたいと考えている人が増えてきています。生前葬の特徴やメリット、行う際の問題点などを詳しく解説するので興味を持っている人はぜひチェックしてみてください。

生前葬の特徴や行う4つのメリット

通常の葬儀とは異なり、パーティーのような明るい雰囲気で行うことが大きな特徴です。お世話になった人や仲良い知人に直接お礼をすることができます。

自由度が高いので自分の趣向に沿った葬儀を行うことができます。

生前葬はパーティー形式しか行うことができないのですか?
最近では一般的な葬儀の形式で生前葬を行うケースもあるようですよ。
パーティーのような派手なのは少し苦手という人でも安心ですね。
自由度が高いので主催者の好きな形式で行えるのがメリットです!
生前葬を行う4つのメリット
  • 礼服ではなく自由な格好でできる
  • 家族の負担が少ない
  • 直接感謝の気持ちを伝えられる
  • 自分の思い通りに葬儀にすることができる

生前葬はパーティーのような形式はもちろん、主催者が自由な服装で良ければ礼服は必要ありません。主催者はまだ亡くなっていないので絶対着なければならないということはないと考えられます。そして生きているうちに葬儀を行うと内容によっては費用を抑えることができます。

ただしまだ生前葬は世間に浸透していないので、亡くなった後に遺族が再びお葬式をあげる可能性もあります。

高齢になりあまり会うことがなくなってしまったお世話になった人たちと集まって立食パーティーやカラオケなどで盛り上がることもできます。直接お礼をでき、人生のけじめをつけられることができるので生前葬を行いたいと考えている人も多いようです。

生前葬を行うことによって問題が起きることも!デメリットを知っておこう

生前葬はどのような宗教でも行うことができるのですか?
生きているうちにお葬式を行うことは基本的にどの宗教でも認められていないので、無宗教の必要がある可能性が高いです。

自由とは言っても、生前葬は「無宗教式」で基本的に行う必要があります。

芸能人とは違い、無宗教式で葬儀を行うことは親戚から理解を得られなかったり、戒名(かいみょう)を授けられなかったりするということがあるかもしれません。

そして家族の負担が少ないというメリットをあげましたが、もし主催者が亡くなった場合、死後のお葬式をやらなくて良いということを伝えてあっても遺族は葬儀を行う可能性が高いと考えられます。その場合は結局二重で費用がかかってしまいます。

結局死後のお葬式をしてしまうと費用がかかってしまうので生前葬を行わない方が良いのでしょうか?
生前葬はまだ世間に浸透していないのでまだ行うことは現実的ではないかもしれませんね。どうしても行いたい場合は生前葬と死後は家族葬・密葬でひっそりと行うのが良いでしょう。
生前葬を行なった後の家族葬や密葬とはどのようなことを行うのですか?
生前葬の場合は「火葬」のみ行うのが一番費用が抑えられますね。

家族葬や密葬で行う場合は生前葬から期間が空いてしまった場合、生前葬時には案内していなかった人に死亡案内を送れないなどのケースが考えられます。

火葬後の骨や遺品処理はどうするのか、相続についても話し合っておきましょう。

もし生前葬をした際にお墓に入ることを希望していなかった場合は、次のような供養方法もあります。

散骨 散骨には「海洋散骨」や「樹木葬」などがあります。お墓を買う必要がなく、後々お墓の管理をする手間もありません。方法によって異なりますが5万円〜30万円ほどの費用がかかります。
永代供養 お寺や霊園が親族に変わって遺骨を管理してくれる方法です。お墓の購入や墓地の使用料がかかりません。宗派も問わないので選ぶ人が多いです。

生前葬のやり方とは?手続きとスケジュールを解説

生前葬を行うにはまず何をしたら良いですか?
まずは葬儀会社に「生前葬をすることができるか」問い合わせてみましょう。

生前葬の主な流れは次の通り。

  1. 開式
  2. 生前葬を行う主催者の挨拶
  3. 自分史の紹介
  4. 来賓挨拶や友人のスピーチ
  5. 出し物や演奏
  6. 会食
  7. 閉式
葬儀といったら少し重たいイメージですけど、なんだか結婚式のようですね!
パーティーのような感じで開催されると前向きな雰囲気で、参加者と交流できます。主催者はもちろん参加者も終活について改めて考えることができるのではないでしょうか。

生前葬は「告別式」のような扱いになります。本来ならばお通夜をして葬儀・告別式を行いますが、生前葬を行なった人は死亡案内を送り、家族葬を行うという流れになります。

生前葬は会員制のため香典ではなく「会費」が一般的です。

会費は大体2万円に収まる金額です。主催者側がどのようにしたいかを決めることができるため、葬儀会社に相談してみるとよいでしょう。

招かれた側は会費をいくら持って行こうか迷った場合は、1万円が相場なので目安にしてください。

女性は友人と集まってワイワイするのが好きな人が多いので生前葬のようなものは楽しめそうですね。
実際に生前葬を行うのは男性が3割・女性が7割という差があるそうですよ。

生前葬の費用は30万円~100万円が相場

生前葬はどのくらいの費用がかかるのでしょうか?
宗教や場所によって差が出ますが、相場は30万円〜100万円ほどです。オプションをつけると、さらに費用がかかると考えておいた方が良いでしょう。

思ったよりも高額な費用がかかると感じられたかもしれませんが、それでも生前葬を行いたいと考える人もいるということなんですね。

生前葬を行う、行った人の動機や理由
  • なかなか会えなくなってしまった旧友や、お世話になった人に直接お礼が言いたい
  • 余命宣告され、残りの人生で思い出を作りたい
  • 大切な人達と昔の思い出を振り返りたい
  • 生前葬で区切りをつけ、いつかくる自分の死と向き合いたい
  • 参列者が多数になることが予測されるため、生きているうちに大勢を招いて、死後は家族葬にしたい

生前葬を行うタイミングは人によって寿命は異なるので計算はできませんが、65歳を超えてからがひとつの目安となるでしょう。他にも余命宣告をされた場合なども挙げられます。

まだ不明瞭な部分が多いですが、数年後には生前葬が一般的になってくるかもしれませんね。

一般人が生前葬を行うのはレアなケース

ビートたけしさんや赤塚不二夫さんのように交友関係が広い人は生前葬を行うメリットもありますが、一般人は芸能人ほど広くはないので生前葬を行うのは現実的ではありません。

生前葬の費用は安く抑えても20万円ほどであり、家族に負担をかけないように行なったとしても結局火葬などを行わなければいけないため、費用が二重になってしまう恐れがあります。

もし家族に負担をかけたくないという場合は、お金や遺影として使う写真を準備しておいたり、戒名をいただいておいたりと準備しておくのがおすすめです。

もし生前葬に招かれた場合は「香典」「服装」はどのようにするべきなのか注意しておきましょう。香典は一般的に必要ありませんが、必要な場合は「御花料」という書き方が良いです。服装は礼服ではなく、自由な服装で良いかと思いますが周りの参加する人と合わせたり主催者に確認してみてください。