ETF投資入門

ETFの買い方を徹底解説!購入までのポイントと証券会社の選び方

ETFといえば、投資信託よりも簡単に売買ができる、株のように価格がリアルタイムで動く、手数料が安いなどの特徴があります。

さらに、一つの銘柄で分散投資をすることができるので、株式投資よりも破綻のリスクが低いなどのメリットがあります。

ETFの中には高利回りな銘柄も存在します。分配金利回りが3%を超える銘柄も多く、そのようなETFに投資をすれば、将来的には資産を大きく増やすことも十分に可能です。

このように、資産形成の役に立つETFですが、果たしてどこで、そしてどうやって購入すれば良いのでしょうか?今回はETFの買い方について紹介します。

ETFの買い方は?購入までの手順を紹介

ETFに投資をしたいけれど、そもそもETFはどこで購入すれば良いのでしょうか?そして、資金はいくらぐらい必要になるのでしょうか?

購入時に手数料がかかる投資信託と違い、ETFは購入時の手数料が不要になるという違いがあります。さらに、信託報酬が投資信託よりも安くなりがちなため、コスト面に関して言うなら投資信託よりもETFの方が優位性があります。

価格変動についても、1日1回変動する投資信託と異なり、ETFの価格はリアルタイムに動きます。そのため、ボラティリティの大きいETFの銘柄ともなると、長期投資のみならず、デイトレードのような短期売買にも向いています。

実際、ETFを対象にしているデイトレーダーは多くいることでしょう。

そして、ETFと投資信託の最も大きな違いは、上場にあります。

証券取引所に上場しているETFは、株と同じような感覚で自由に売買することができるのです。

ETFも結局は投資信託なんですよね。あえてETFを選ぶメリットって何があるのでしょうか?
ETFの場合、信用売りができるので、価格が下落するような場面でも利益を狙えますね。それとETFは貸株の対象に含まれます。保有するETFを貸し出せば、貸株金利も稼げますよ。

ETFは証券会社で購入できる

ETFは証券会社で購入、そして売却ができます。

ネット証券会社を利用すれば、オンライン上より売買ができるので、普段は仕事で忙しいという方でも、隙間時間を利用してETFの売買ができます。

スマホにも対応している証券会社を利用すれば、通勤中や休憩中のような、ちょっとした時間にも売買ができるでしょう。

ETFはいくらから購入できる?

ETFへの投資で必要になる資金は、どの銘柄を選ぶかによってそれぞれ異なります。

安い銘柄だと1万円以下からでも購入することができます。銘柄によっては10万円から20万円ほどの資金が必要なケースもあります。

価格が安いからといって、必ずしも悪いとは限りません。むしろ割安な銘柄ともなると、安いうちに購入しておくことで、将来の値上がりを期待することができます。

少額からもで購入可能なETFは多く存在します。無理して高額のETFを購入する必要は全くありません。ETFへ投資をする際には、余剰資金の範囲内で買える銘柄を選びましょう。

ETFの選び方とは?

今後10年、20年と先を見据えて長期投資をするのであれば、分配金利回りの高いETFがオススメとなります。

分配金利回りの高いETFに投資をし、長期保有すれば、やがては複利効果が働くことで、20年後には資産をより多く蓄えることができるでしょう。

では、分配金利回りのランキングでトップに君臨しているETFだけを購入すれば良いのかというと、そのようなことはありません。たとえ利回りが高くても、信託報酬も高いのでは本末転倒です。

ETFを選ぶ際には、分配金利回りだけでなく、信託報酬も確認しましょう。

分配金利回りが高く、そして信託報酬が安い銘柄がオススメです。

ETFを選ぶ時、利回りや信託報酬以外にもチェックした方が良い項目ってありますか?
流動性や乖離率も確認しておいた方が良いですね。出来高が少ない銘柄を選ぶと、取引が活発ではないので、こちらが意図した価格で売れないなんてこともあります。銘柄を選ぶ際には流動性や乖離率も調べておきましょう。

どんなETFを選んだら良いのか、詳しくは「ETFのおすすめ銘柄は?利回りや配当だけじゃない選び方のコツ」で解説していますので、合わせてチェックしてくださいね。

ETFの買い方の流れ

ETFを扱っている証券会社の口座を開設し、購入に必要な資金を用意すれば、いつでもETFを購入し、そして売却することができます。

ここでは具体的なETFの買い方について解説します。

ETFの口数とは何か、成行注文や指値注文とは何か、購入の手順はどうなっているのか、証券会社の口座を開設するにあたって必要な書類はあるのか、などについて説明します。

ETFってなんだか難しそうですね。初心者でも簡単に買えるのかしら?
投資経験のない方からすると、ETFの取引は難しく感じるかもしれませんね。ただ、買うだけならとても簡単です。オンライン取引に対応している証券会社を利用すれば、クリックするだけの作業でETFの売買ができるようになりますよ。

ETFを購入する前に、必要な単語を学んでおきましょう。

口数とは?

口数とは、投資信託における取引単位のことです。

ETFの最低取引価格や分配金は、この口数に応じて決定されます。

例えば、1口あたりの価格が1000円で、取引単位が10口だった場合、最低取引価格は1万円となります。取引をするためには、最低でも1万円は必要になるでしょう。

ETFを購入する際には、現在の取引価格だけでなく、取引に必要な単位もチェックしておきましょう。

成行注文とは?

成行注文とは、価格を指定せず、注文時の取引価格で売買をすることです。

成行注文のメリットは、注文をすればすぐに約定できることです。高速での売買に適しているので、デイトレードのような短期売買の世界で重宝される注文方法です。

デメリットは、注文時の価格と約定時の価格でズレが生じやすいことです。必ずこの取引価格で売買をしたいという時は、指値注文を使いましょう。

指値注文とは?

指値注文とは、価格を指定する注文方法のことです。

こちらが指定する価格まで取引価格が動かない限り、注文が入らないので、投資家は確実に狙った通りの価格で約定できるというメリットがあります。

デメリットは、指定した価格にまで取引価格が動かないと注文を入れることができないので、約定までに時間がかかることです。

時間を優先するなら成行注文、価格を優先するなら指値注文がそれぞれオススメです。

ETF購入の流れ

ネット証券会社などを利用すれば、オンライン上でETFを購入することができます。

オンライン取引でETFを購入する場合、自宅にいながらでも簡単に売買ができるので、忙しい方にほどオススメです。

ETFを購入するまでの手順
  1. 証券会社の口座を開設
  2. 購入したい銘柄を決める
  3. 買い注文を出す

ETFを購入するためには、まず証券会社が取り扱っている銘柄の中から、購入したい銘柄を選択します。

次に、買い注文を入れます。この時、数量を必ず確認してください。

数量を確認後、買い注文を入れれば、あとは注文が成立するのを待つだけです。この時、成行注文ならば、すぐに約定できるでしょう。

約定後、指定した数量分のETFを保有することができます。

購入の大まかな手順は、まず銘柄を選び、数量を決め、買い注文を入れる、という流れとなります。

注文時に指値注文などを入れると、こちらの狙い通りの価格で購入することができるでしょう。オンライン取引の場合、数字の入力などを除き、ほとんどがクリックするだけの流れ作業となるので、一旦買い方を覚えてしまえば、今後は1分とかからず買い注文を入れられるでしょう。

証券会社の登録に必要な書類は?

ETFを購入するためには、まず証券会社に登録をし、口座を開設する必要があります。

ネット上より申込ができる今の時代、手続きだけならば30分もかからずに行えます。ただし、必要書類がないと、手続きが完了しません。口座を開設する際には、必要書類を事前に用意しましょう。

証券会社の登録に必要な書類というと、身分証明書などの本人確認書類と、マイナンバーです。

証券会社の口座を開設に必要な書類
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、在留カード、住民基本台帳カードなど)
  • マイナンバー

マイナンバーについてですが、個人番号カードを所有している方の場合、このカードが身分証明書の代わりになるので、これ一枚で登録の作業が行えます。

ただし、通知カードしか保有していない場合、運転免許証など別の身分証明書が必要になるので、注意しましょう。

ETFの購入における証券会社ごとに違いとおすすめ口座

ETFを購入するためには、証券会社の口座を開設する必要があります。一旦口座の開設作業が完了すれば、今後はその証券会社を通じてETFを購入できます。

ただ、証券会社といっても色々あります。どこを選べば良いのでしょうか?証券会社によって違いはあるのでしょうか?

まず、証券会社が違うからといって、ETFの中身に違いが生じるということはありません。

同じ銘柄を扱っているのであれば、どこの証券会社から購入したところで、目的のETFを保有することができます。

ただし、選ぶ証券会社によって、取扱っている銘柄の数に違いがあるので注意しましょう。特に海外ETFともなると、証券会社によっては購入したい海外ETFを取り扱っていないことがあります。

米国のETFは人気が高いので、取扱っている証券会社は多いです。しかし、中国やシンガポールのETFともなると、取り扱っていない証券会社もあります。

チェックすべきは、銘柄の数だけではありません。手数料もチェックしておきましょう。というのも、証券会社によって売買手数料がそれぞれ異なるからです。

手数料が高い証券会社を選択すると、ETFの売買をする度に手数料が発生するため、コストが嵩みます。

どこの証券会社を選んだところで、選んだ銘柄に違いはありません。それならば、できるだけ安く購入できる証券会社を選びましょう。

証券会社を選ぶ際には、購入したい銘柄があるのか、手数料は安いのかなどのポイントを事前に確認しておきましょう。

証券会社といっても、すべてのETFを取り扱っているわけではないのですね。
そうですね。国内ETFなら、どこの証券会社も扱っているものなのですが、海外ETFともなると証券会社によって個性が出てきますね。海外ETFに投資をしたいなら、海外の銘柄を多く扱っているSBI証券やマネックス証券、楽天証券が良いかもしれませんね。

証券会社の特徴と比較

証券会社はどこもETFを扱っているので、購入するだけならどこの証券会社でも問題はないです。ただし、証券会社によって手数料に違いがあるので注意しましょう。

今回は、SBI証券とマネックス証券、楽天証券の三社を対象にそれぞれの特徴と手数料を紹介します。

この3社は、国内ETFのみならず、海外ETFも取り扱っている証券会社です。そのため、ここで紹介する証券会社を利用すれば、国内ETFのみならず、海外ETFにも投資ができるので、投資効率が良いです。

大手証券会社の手数料比較
証券会社 10万円未満 10万円以上20万円未満 20万円以上30万円未満 30万円以上50万円未満
SBI証券 ・5万円未満50円
・10万円未満90円
105円 250円 250円
楽天証券 ・5万円未満50円
・10万円未満90円
105円 250円 250円
マネックス証券 100円 180円 250円 ・40万円未満350円
・50万円未満450円

まず「SBI証券」についてですが、こちらは米国ETFだけでなく、中国ETFにも対応しています。

手数料は「5万円までなら50円」「10万円未満なら90円」となります。

次にマネックス証券についてですが、こちらも米国ETFだけでなく、中国ETFにも対応しています。

ETFの手数料は、10万円未満なら100円となります。

楽天証券は、米国ETFや中国ETF、そしてシンガポールETFなどを取り扱っています。海外ETFに関して言えば、もっとも取扱数が多い証券会社です。

ETFの手数料は、5万円まで50円、10万円まで90円となります。

おすすめの証券会社とその理由

これから初めてETFを購入するのであれば、SBI証券や楽天証券がおすすめです。

これら2社はネット証券ということもあってか、他社と比べて手数料が安く、低コストなETFの取引ができます。

それに加え、海外ETFの銘柄も幅広く取り扱っているので、国内のみならず、海外にも積極的に投資ができます。

手数料が安い証券会社を選んだからといって、不利になるということは基本的にありません。そもそも、ネット証券会社は総合証券会社と違って、店舗を持つ必要がなく、経費が安くなりやすい証券会社という事情があるから、手数料などのコストも安くなるのです。

手数料が安い証券会社だからといって、それを理由にデメリットを受けるということは基本的にないです。

特に、楽天証券とSBI証券は、他と比べて手数料が安い証券会社である一方で、ユーザーからの評判も良い証券会社なのでおすすめです。

せっかく高配当なETFに投資をしても、手数料が高いとその分だけ損をすることになります。

ETFを購入する際には、できるだけコストが安い証券会社を選びましょう。

ETFの買い方は簡単!まずは証券口座の開設から

ETFは、株などと同じような感覚で取引ができる金融商品です。オンライン取引に対応しているネット証券会社などを利用すれば、ネット上よりいつでもETFの売買ができます。

今すぐ買いたいのであれば、成行注文を入れましょう。特定の価格で購入したいのであれば、指値注文を入れてみましょう。注文方法を変えることで、その時の状況にもっとも適したやり方でETFを購入することができます。

ETFは、買うだけならば面倒な手続きはありません。一旦証券会社の口座を開設すれば、今後はすぐにでも購入できるでしょう。

ただし、証券会社によって取り扱っている銘柄や手数料に違いがあります。手数料が安い証券会社を利用する、それがETFの賢い買い方です。