
【クラウドワークス初心者向け】副業で稼ぐためのポイントと心得
クラウドワークスとは、クラウドソーシングサービスの1つで、仕事を依頼したい企業・個人と仕事をしたい方を繋ぐ、仲介会社の役割を持ったサービス。
クライアント(発注者)とクラウドワーカー(受注者)を仲介するだけでなく、仕事上のトラブルを防ぐため仕組みやルールも設けており、利用者目線のサービスも特徴的です。
今回はクラウドワークスを副業として始める場合に知っておくべき、サービス内容や注意点など様々なポイントをご説明します。
クラウドワークスの仕事内容は多岐に渡る
副業として始められるクラウドワークスでは、様々な仕事内容が募集されており、得意分野や専門分野がある方にとってもメリットがあります。
それでは、以下にクラウドワークスで募集されている、5つの主な仕事内容をご紹介していきます。
1.アンケート
アンケートに答えることで、1案件辺り、数10円~100円辺りの報酬がもらえます。
商品の感想やサービスの印象、ひとつのテーマにに関する所感など、さまざまなアンケートがあります。
2.データ入力
各種データを入力・整理していく仕事です。
- 商品情報の入力・整理
- 名刺に記載されている住所や企業名、氏名を入力
- 録音された音声をパソコンに入力していく
パソコンやネット副業初心者でも始められる仕事の1つですが、タイピングの正確性などを磨く必要があります。
500文字で200円前後などの仕事が多いです。
データ入力の仕事については次の記事で詳しく解説しています。
3.デザイン
クラウドワークスでは、デザインカテゴリの仕事も多数募集されており、デザインスキルのある方にとって副業に活かせる内容です。
- チラシやパンフレットのデザイン
- キャラクターなどのイラスト
- バナー・ロゴデザイン
クラウドワークスの場合は、検索画面でデザインカテゴリから更に絞ることができますから、目的に合った仕事を見つけられます。
ロゴデザインなどの収入は、1案件3万円前後の相場となっています。
4.プログラミング
クラウドワークスで募集されている仕事には、プログラミング関係も含まれています。こちらの場合は、業務経験がある方や専門知識を既に保有している方向けです。
- スマホアプリ開発
- ウェブデザイン
- ツール開発
- サーバー管理・構築
プログラミング関係は、副業の中でも特に多岐に渡っており、それぞれ専門性が高い仕事です。これから副業として始めたいと考えている場合は、まず書籍やパソコンを使って開発やシステム構築などの勉強をしましょう。
可能であればプログラミング関係のセミナーや講座に参加するのもおすすめです。
予算・収入はクライアントによって異なります。
5.ライティング
ライティングは執筆関係の仕事でして、主にウェブコンテンツを作成する仕事内容が多いです。クラウドワークスでも、常に多数のライティング案件が募集されています。また、執筆分野は幅広いです。
- 金融
- エンタメ
- 恋愛
- SEOなどウェブ技術に関する内容
- 保険
クレジットや資産運用など特定の分野は、常に募集されており継続依頼されやすいです。
副業初心者の場合は、エンタメ系など比較的情報の専門性が低い、簡単なライティングから始めるのがおすすめ。1文字1円以上の収入が相場となっています。
ライティングの仕事に興味がある人は次の記事も参考にしてみてくださいね。
副業初心者でもできる仕事はライティングやデータ入力が中心
プログラミングやデザイン関係も副業に向いていますが、専門性が高く経験者や知識のある方でないと難しい仕事です。
一方でライティングやデータ入力は、副業初心者でも比較的早い段階で稼げる仕事と言えるでしょう。
アンケートは簡単で取り組みやすいメリットがありますが、報酬が少ないところがデメリットとなります。
クラウドワークスを始める前に!3種類の契約方式に注目
クラウドワークスの場合は、以下に挙げる3種類の契約方式が用意されており、それぞれ仕事の進め方や収入の流れが異なります。
1.タスク形式
タスク形式は即作業開始できまして、作業完了後に承認されれば即報酬が支払われます。主にアンケートやデータ入力など、初心者向けの仕事内容で採用されている形式です。
2.プロジェクト形式
プロジェクト形式は、クライアントに仕事の進め方や実績などを提案し、契約後に仕事を始めます。
提案と作業の2段階方式となっており、プログラミングやデザイン、ライティングなどほとんどの仕事でプロジェクト方式を採用しています。
3.コンペ形式
コンペ形式は、複数の作品・提案から当選者1人のみに報酬が支払われます。主にデザイン関係で採用されています。
必要となる手数料と自分に合った案件の探し方
副業として手軽に始められるクラウドワークスですが、いくつか事前に押さえておくべきポイントがあります。
ここではクラウドワークスで副業を始める前に知っておくべき、手数料や仕事の探し方についてご紹介していきます。
クラウドワークスのサービスを利用して仕事を発注・受注した際に発生する手数料です。手数料率は、報酬(依頼金額)に応じて5%~20%の間で設定されます。
形式または受注金額 | システム利用料 |
---|---|
タスク形式の場合※ | 報酬額の20% |
10万円以下の部分 | 報酬額の20% |
10万円超20万円以下の部分 | 報酬額の10% |
20万円超の部分 | 報酬額の5% |
例えば5万円の報酬の案件だと、20%の手数料率が掛かり実際に受取れる報酬は4万円となります。
手数料を考えないで仕事を請け負ってしまうと、事前に計算していた時給よりも安くなってしまうことがありますので注意しましょう。
初心者は自分に合った稼ぎ方を見つけよう
クラウドワークスで毎月数万円の収入を得るためには、自分に合った仕事を見つけることをおすすめします。
本やウェブサイトをよく読む方なら、ライティングの仕事を探してみるのがおすすめです。
何より好きだと思える仕事を探すことが大切です。苦手な分野や嫌いな仕事ですと長続きしませんし、ストレスが溜まり本業に支障が出てしまいます。
初心者でも空いた時間に勉強を続けてクラウドワークス内で少しずつ実績を積めば、月収数万円も実現可能です。
副業で一定金額稼いだら確定申告を
本業以外で確定申告が必要になるケースは、給与以外の年間所得が20万円以上発生した場合です。
確定申告のポイントは所得区分と源泉徴収の取り扱い。所得には区分があり、副業の内容によって異なります。
源泉徴収も副業の内容によってクライアントに源泉徴収してもらうケースと、自分で税金を納めるケースがあるんです。
すでに源泉徴収されていたのに、重複して所得税を納めることにならないよう注意してくださいね。
クラウドワークスでプロジェクトの仕事を受注するまでの流れ
初心者がクラウドワークスの稼ぎ方を覚えるためには、受注の流れについても知っておく必要があります。
タスク・コンペ・プロジェクト形式で手続きが異なりますが、今回は利用されることが多いプロジェクト形式の手続きを紹介します。
- クラウドワークスに登録
- 仕事を探す
- 提案を行う(複数の提案者が存在することが多い)
- 採用された場合、契約手続きが結ばれる
- 契約後、仮払い手続きが行われるまで待つ
- 仮払いされたら、業務を進める
- 作業完了後に納品する
- 仮払いの金額が正式に支払われる
クライアントのニーズを汲んだ内容や、いままでの実績がアピールできるような提案をしましょう。
依頼に関するトラブルを避けるために
クラウドワークスで募集されている仕事の一部には、詐欺目的の依頼など利用者側にとって損失を招く案件も。
悪質といえる依頼やトラブルになりうる可能性が高いケースを見ていきましょう。
- 仮払い手続き前に作業及び納品を要求される
- 初期費用を請求される
- 相場を大きく下回る金額の仕事
仮払い手続きとは、クラウドワークスで定められているシステムを指します。
クライアントが契約金額をクラウドワークスへ一旦預けてから作業を始めるルールになっており、報酬の不払いを防ぐ役割を果たしています。
しかし悪質なクライアントの中には、仮払い手続きをせずに作業を要求するケースも。納品物を持ち逃げされる危険性がありますから、これに応じてはいけません。
他に相場を大きく下回る金額で募集している仕事もあり、例えば1文字0.1円で1万文字のライティング案件も存在します。
依頼を受ける前にクラウドワークスの規約をチェックしよう
トラブルに巻き込まれないため、クラウドワークスの規約に違反している案件は受注しないようにしましょう。
主な禁止事項は次の通りです。
- 公序良俗に反する
- 法律や法令に違反する
- クラウドワークスを介さない仕事
- 直接雇用
- 著作権や知的財産権を侵害する可能性がある
受注を行う前に公式サイトを確認してみてくださいね。
仕組みや特徴を理解してクラウドワークスを始めてみよう
クラウドワークスを利用すればさまざまなクライアントの業務を請け負うことが可能です。
直接的なつながりを必要としないため、たとえ実績がない未経験の状態でも幅広い案件にチャレンジできるメリットがあります。
しかし月々数万円を稼ぎたいのであれば、実績の積み重ねとスキルを磨くことは必須。自分のスキルに応じて高額な案件にもチャレンジしてみると良いでしょう。