副業の始め方
YouTubeで副業できる人とは?始める前に知るべき稼ぐ仕組み

YouTubeで副業できる人とは?始める前に知るべき稼ぐ仕組み

スマートフォンやタブレットの普及も相まって、ネットで動画を見る習慣も珍しくない昨今ですが、その中でもYouTubeは特に人気のコンテンツです。

YouTubeに動画投稿しているYouTuberの中には、生計を立てられる程の収入を得ているケースもあります。

YouTubeで稼いでみたい!と思っても、稼ぐ仕組みが分かりにくいですし、始めるために何が必要かがわかりにくいですよね。

そこでこの記事では副業としてYouTuberを始めようと考えているあなたへ向けて、YouTubeで稼げる仕組みや、どの程度の収入が見込めるかまでご紹介しています。

YouTubeで稼げる仕組みとは?広告の種類とジャンルについて解説

インターネットとスマートフォンの発展と普及によって、ネット副業と呼ばれる新しいタイプの副業も増えてきました。

その1つが動画投稿サイトYouTube内で、動画を投稿しつつ収入を得るYouTuberです。著名なYouTuberの多くは、専業で動画投稿を行っており生計を立てています。

それでは、まずYouTubeで稼ぐ仕組みと、売れているYouTuberの動画テーマなどを解説します。

YouTubeで稼ぐためには広告を設置する必要がある

YouTubeで稼ぐには動画に広告を設置する必要があり、動画の再生回数や視聴時間に応じて収入が得られます。

この広告収入は主に3種類に分かれています。

  1. オーバレイ広告
  2. インストリーム広告
  3. サイドバー広告

順に詳しく説明していきましょう。

1.オーバレイ広告

動画の下部に表示されるバナー広告で、広告がクリックされると収入が発生します。また、オーバレイ広告は動画再生から10秒後に表示されるため、一定時間視聴される必要があります。

2.インストリーム広告

いわゆるテレビコマーシャルと同じ広告で、動画の冒頭や合間に15秒から1分程度の動画CMが流れます。

5秒後にスキップできる広告や、全て視聴しないと動画を視聴できない広告があります。

稼ぐ仕組みとしては、動画広告が視聴された場合や広告をクリックされた場合に収入が発生しまして、いくつかの設定方法が用意されています。

3.サイドバー広告

YouTubeの右側のサイドバー上部に設置されている広告です。クリック報酬制になっています。

YouTuberとは主に専業で動画投稿を行っている人

近年では、小学生が将来なりたい職業ランキング上位にYouTuberが入るなど、YouTuberの認知度は年々向上しています。

YouTuberとは、一般的にYouTubeの動画投稿及び、広告収入を中心とした収入で生計を立てている方達のことを指します。

業務形態はフリーランスなど事務所に所属しない方法と、事務所に所属して芸能人のように働くケースの2パターンがあります。

ただし副業としてYouTubeで稼ぐ場合は、事務所に所属するといった形は難しいため、どこにも所属せず動画投稿する方法が基本になるでしょう。

ちなみに売れているYouTuberは、以下のような動画を投稿しています。

  • ゲーム実況(switchやPS4などの新作ゲームを実況)
  • ○○やってみた(100万円分のお菓子を買ってみた、大食いしてみた)
  • コントやストーリ形式(心霊動画風紹介動画(台本+サービス紹介など))
  • 商品レビュー(コンビニの新商品や話題の商品を試す、食べる)
  • 技術系動画(アニメと実写を合成する・メイク動画・PC組み立て)
  • 特定ジャンルに特化(様々な都市伝説を語る)
自分の好きなことを動画にして、投稿すればいい訳でしょ?これでオレも楽勝に稼げるんすね!
YouTubeに動画投稿する作業自体は誰でも簡単にできます。しかし広告を設置するには「再生回数が累計で1万回以上達成しなければいけません。

YouTubeで稼ぐには再生回数と視聴時間がポイント

副業としてYouTubeで稼ぐなら、どのくらい稼ぐことができるのかという点も気になりますよね。

そこで、ここからは副業としてYouTubeで稼げる報酬相場と、稼ぐために必要なポイントと注意点を解説していきます。

最近のYouTubeは再生回数に加えて視聴時間も評価基準

YouTubeは広告をクリックしてもらうか、広告付き動画の視聴によって報酬が発生します。そして、報酬単価は1再生や1クリックで設定されています。

例えば1再生で0.1円とした場合は、100万回再生で10万円稼ぐことができます。

しかし、再生回数に応じた報酬設定は、2017年までの話です。

最近のYouTubeでは、再生回数に加えて動画の視聴時間も報酬設定の評価基準にしているため、単純に1再生でいくら稼げるか計算が難しい状況となっています。

ですから、これから副業としてYouTubeを始める場合は、動画を最後まで視聴してもらえるよう工夫する必要があります。

月3~5万円程度の収入を目指すために必要なこと

2019年時点では、報酬設定に動画視聴時間など複数の項目から評価しているため、月3~5万円稼ぐためには単に再生回数だけで考えない方がおすすめです。

動画を最後まで見てもらえた上で、再生回数を伸ばすことを考えましょう。

そのためにはまず売れているYouTuberの動画内容や編集方法などを分析して、視聴者に好まれる動画作りを学ぶのがおすすめ。

その上で、自分が好きなテーマや独自コンテンツを盛り込みます。

YouTuberの中にはマナー違反や迷惑行為を行うケースがある

YouTubeに投稿されている動画は、様々な内容があり自由度が高いです。しかし、だからといってどんな内容でも良い訳ではありません。

例えば以下の行為はチャンネル停止や動画削除の対象になります。

  • 差別や暴力的な動画
  • 著作権に違反する動画
  • 倫理的に問題のある内容
  • 有害なコンテンツ
  • 法に違反する行動が含まれる動画

特に法律違反している内容は、チャンネル停止以前に絶対にしてはいけません。

YouTuberが増加傾向にある一方で、一部の動画は危険な行為や規約に違反しているケースがあります。このような動画は、通報や運営のチェックなどによって削除され、チャンネル停止処分を受けてしまいます。

副業として稼ぎたいからといって、問題のある内容を含む動画は撮影及び投稿してはいけません。規約や法律、常識の範囲内で動画投稿しましょう。

売れているYouTuberの報酬単価は、どの程度なんでしょうか?
一般的に、著名なYouTuberは、年収換算で1000万円単位のケースもあり、広告収入だけで月収100万円以上も得ている方がいます。ただ副業として稼ぐ場合は、月数万円を目標にした方が負担も少なく現実的な金額です。

YouTubeで動画配信や録画するためには機材が必要

副業としてYouTubeで稼ぐためには、準備が必要です。いわゆる機材や道具の準備になりますが、初めて動画撮影する方がほとんどですから、何から始めればいいか分かりにくい内容です。

そこでYouTuberとして動画投稿するために必要な機材や道具を、ご紹介します。

スマホでYouTubeの動画配信や撮影を行うことも可能

YouTubeで初めて動画投稿を行う予定の方の中には、専門的な機材を用意しないと撮影や登校作業ができないのではないか、と考えることでしょう。

確かに売れているYouTube並みの画質や編集・演出を望んでいる場合は、それなりの機材が必要になります。

しかし、初期費用をなるべく抑えて動画配信や投稿も可能です。

例えば、スマホのYouTubeアプリとカメラ機能を使って、動画撮影や動画配信をスマホのみで行うことができます。

この場合は初期費用0円で始められますから、手軽にYouTuberデビューが可能ですね。

動画投稿の手順も次の通り、簡単な手順で投稿できます。

  1. アカウント作成
  2. マイチャンネルのアップロードを選択
  3. 動画ファイルを選択して投稿

本格的に始める場合は動画編集ソフトなどが必要

ある程度動画投稿を重ね、一定の視聴者を確保できると月数1000円~数万円程度稼げることも。

資金面で余裕が出てきたら、撮影機材やソフトの準備も始めてみるのがおすすめです。プロのYouTuberに近い動画の品質になり、再生回数アップにも繋がります。

主な撮影機材
  • ビデオカメラ(家庭用)
  • 一眼レフカメラ
  • 三脚
  • アクションカメラ
  • パソコン
  • 動画編集ソフト
  • マイク
  • 照明
  • スクリーンシート(合成に使うグリーンバック)

外で撮影することが多い場合は、アクションカメラや防水カメラを用意するのがおすすめですし、室内で撮影する場合は三脚や照明機材を用意するのがいいでしょう。

また、合成など映像効果にこだわる方は、スクリーンシートや編集ソフトを揃えるのがおすすめです。

そういえばYouTubeって副業になるのかしら?
YouTubeは副業にあたりますから、会社の就業規則を確認する必要があります。公務員の方なら信頼性などの観点から動画投稿が難しい可能性もあるでしょう。

副業としてYouTubeをはじめるメリットとデメリット

副業としてYouTubeを始めることは比較的簡単ですが、その前にメリットとデメリットやリスクについて押さえておく必要があります。

それでは、メリットとデメリットに分けて、YouTubeを始める上で考えられる事柄をご紹介していきます。

メリットは好きなことを動画にできる楽しさ

YouTubeを副業として始めるメリットは、何といっても好きなことや趣味を動画にすることでも収入に繋がる点です。

一般的に副業といえば、短期アルバイトやプログラミングなど一定のノルマや専門スキルが必要なため、趣味や好きなことを活かす場面は少ないです。

一方でYouTubeは、ゲームや漫画の紹介をはじめ、とりあえずやってみたいことを動画に記録して投稿し、再生回数を確保できれば広告を設置できます。

また、以前のYouTubeと比較して、2019年時点では動画投稿数が非常に多いため、独自の趣味やオリジナリティを追求した方が人気も出やすいといえます。

ですから好きなことや趣味と、動画の相性が良い点も特徴的です。

デメリットは収入を得られるまで時間が掛かること

YouTubeを副業として始めるデメリットの1つは、稼ぐ仕組みとなるまで時間が掛かる点です。スマホで動画配信できるため初期費用0円で始められますが、単純な動画配信で視聴者の増加につながるかどうかは別です。

収入を得られるようになるまで試行錯誤が必要となり、結果的に月3~5万円稼ぐまで時間が掛かりやすいといえます。

他にも一定の再生回数を記録し、知名度が上がると低評価や批判コメントなども出てくることも。為になるコメントであれば良いですが、誹謗中傷コメントは精神的にショックを受ける内容もありますから、最初から一定の批判も覚悟しておきましょう。

もし自宅撮影や周辺を撮影する際は、住所特定されないよう注意が必要です。

売れているYouTuberの中には、ストーカー被害を受けて何度も引っ越すことがありますから、特に住所がバレないように編集段階で慎重にチェックしましょう。

もしYouTubeで儲かったら、税金って払わなくちゃいけないんすかね?
給与所得の他に年20万円以上の収益があれば、YouTubeの広告収入でも確定申告が必要になりますよ。

YouTuberは華やかな世界である一方大変な部分もある

これから副業としてYouTubeで稼ぐことを考えている方は、利益優先で動画構成を検討しても稼ぐことが難しいでしょう。

YouTube及びYouTuberを見ている視聴者は、様々な動画に慣れており厳しいコメントや評価を残します。また、YouTuberの人間性まで評価するケースもありますから、本気で楽しみながら動画投稿しなければ人気も高まりにくいといえます。

YouTuberは副業として手軽に始められる環境である一方、芸能人のように様々な評価をされる場でもあります。

視聴者を楽しませつつ、自分も心の底から楽しめるコンテンツ作りができるよう、本業以外の時間に企画を考え、様々な文化やコンテンツに触れる機会を作ることをおすすめします。