学資保険

学資保険と終身保険はどっちが良い?2つの違いでわかる最適な選び方

子供が産まれたら将来の教育費用に備えて、お金の積み立てを考える親御さんは多いでしょう。もしもに備えて保険に入るなら「学資保険」と「終身保険(終身型生命保険)」、どっちが良いのか悩んでしまいますよね。

今回はこの2つの保険の特徴を詳しく説明します。学資保険にも終身保険にもメリットとデメリットがそれぞれあるため、どちらがあなたのご家庭にあった保険なのか、判断するポイントをいっしょに確認していきましょう。

学資保険と終身保険ってどんな保険?

学資保険と終身保険ってそもそもどんな保険なんですか?
ざっくりといえば学資保険は教育資金に備える保険、終身保険は死亡・高度障害になった時の保険という特徴があります。他にも細かい仕組みがあるので一緒に見ていきましょう。

学資保険と終身保険というとなんだか違う用途の保険というイメージがあります。ただし保険に加入する目的が子どもの教育資金のためなら、どちらの保険でも同じような保障を受けることができます。

学資保険とは

教育資金を確保するための学資保険は積み立てをすることで給付金や満期保険金を受け取ることができます。

学資保険の主な特徴
保険期間 17歳・18歳・20歳・22歳満期
加入年齢制限 0歳~6歳まで
保障 医療保障・死亡保障

学資保険は高い貯蓄性が魅力の保険なので保障が多すぎるとせっかくの貯蓄部分が劣ってしまう可能性があります。

元本割れしないようにするのであれば積み立てる分の保険料が減らないように保障はそれなりにしましょう。

学資保険には「育英年金特約付き」のものがあります。親や祖父母が亡くなったり・高度障害になった場合に満期になるまでの間、年金が受け取れるという仕組みとなっています。保険料は「払込免除特則」といって保険料を支払っている契約者が死亡・高度障害になった時に以降の保険料の支払いが不要になります。

学資保険には貯蓄型と保障型の2種類がある

貯蓄型と保障型の2種類ありますが、人によって合う型は異なるのでどちらが良いかは人それぞれです。すでに加入している生命保険があるのであれば保障が重複する可能性もあるので確認しながら決めましょう。

終身保険とは

終身保険は被保険者が死亡・高度障害になったときに死亡保険金が支払われる生命保険です。この死亡保険金は「葬儀費用」に利用したり、残された家族の生活費にまわしたりことができます。ローンが残っている人であれば大きめの保障額にしておくことも可能です。

終身保険の主な特徴
保険期間 一生涯
加入年齢制限 20歳~80歳まで
保障 死亡保障

加入年齢制限が広いのでタイミングはいつでも可能ですが、年齢を重ねるほど保険料が高くなります。

学資保険と終身保険の違いはなに?

学資保険と終身保険は教育資金を貯めるために比較されやすい保険ですが、どのような違いがあるのか説明していきます。

終身保険 学資保険
契約者 父母・祖父母 父母・祖父母
被保険者 子・父母
受取人 子・父母 子・父母
満期保険金 なし あり
解約返戻金 あり あり
目的 保障メイン 貯蓄メイン

終身保険は学資保険と違い「満期」がありません。終始保険を教育資金として活用するには途中で解約する必要があります。中途解約というのは元本割れしてしまうリスクが高くなってしまいます。そう考えると終身保険を途中で解約してしまうより、学資保険を満期まで待ったほうが返戻率は高くなります。

終身保険はまとまった教育資金を貯金でまかなうことができた場合などは死亡保障として残しておくこともできます。ただ返戻率のことを考えるとやはり「学資保険」の方が良いかもしれません。

子供の教育資金の相場

子供の夢のために進学させてあげたい!でも教育資金ってどのくらいかかるのでしょうか?
公立と私立どちらにするのかによっても費用は変わってきますね。文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」による情報を元に、幼稚園~高校と大学で確認してみましょう。
幼稚園~高校でかかる学費
公立 私立
幼稚園 68.2万円 144.6万円
小学校 193.4万円 916.5万円
中学校 143.3万円 398万円
高校 135.2万円 311万円
大学でかかる費用
授業料 入学料 施設設備費 合計
国立大学 52万円 28.2万円 80.2万円
私立大学 87.7万円 25.3万円 18.5万円 131.6万円
私立短期大学 69.9万円 24.5万円 17.2万円 111.7万円

幼稚園~高校までは1年あたりではなく在学中のかかる費用です。大学は初年度にかかる金額を記載しています。

やはり国立は比較的金額が抑えられていますが、私立は高くなります。子供がどんな道に進みたいか自由に選択できるように余裕を持って教育資金を貯めておきましょう。

低解約返戻金型終身保険とは?

貯蓄性の高い低解約返戻金型保険は学資保険の代わりに活用できるとも言われています。「終身型」と「定期型」があり、通常の終身保険より保険料が安いのが特徴です。なぜ安いのかというと保険期間中は解約返戻金の額が低いからなんです。

なんでこの保険が学資保険の代わりになるんすか?
実はこの保険は払込満了後に解約するとお金が払込金額より多く戻ってくるのです。

払込期間中に解約すると元本割れをするというデメリットはあります。

しかし解約しない自信がある人であれば「低解約返戻金型終身保険」は保険会社によって差がありますが、103%以上の返戻率が期待できます。

「学資保険」と「終身保険」結局どちらを選ぶべき?

学資保険と終身保険のどちらに加入するか悩んだ場合はメリットとデメリットを考えてみてください。保険会社は終身保険をすすめるところも多いですが、保険会社にとって利益となるのは終身保険の方なのです。だからと言って終身保険を選ぶべきではないというわけではなく、利便性が高いというメリットもあります。

終身保険は学資保険ほど返戻率が高くはなく、早期解約してしまうと元本割れしてしまうのがデメリットです。

ただし低解約返戻金型終身保険のように長く置いておくと返戻率が高まる商品もあるのでそれぞれにあったものを選びましょう。

加えて双方を検討するときは、必要保障額も考えておくといいですね。

保障額ですか・・・。配偶者が亡くなったあとの生活費用などはどのくらいかかるものなのでしょうか?
子供の年齢によっては教育資金などさらに費用がかかります。表を見てみましょう。
遺族の支出 遺族の収入
生活費 遺族基礎年金
学費 老齢基礎年金
住居費用 貯金
葬儀費用 配偶者収入
企業保障(死亡退職金・弔慰金) 売却可能資産
遺族支出~遺族収入=必要保障額

必要保障額は保険で備えておくべきお金です。ライフステージや家族構成によって保険金額は違いますが、自営業の人や子供が複数いる人は+1,000万円~2,000万円ほど多めにつけておくと良いかもしれません。

住宅ローンに関しては団体信用生命保険に加入している人は保障を上乗せする心配ありません。

返戻率だけではなく加入年齢制限にも注目

どちらの保険もメリットとデメリットがありますが、まず加入年齢制限に注目してください。

学資保険に加入できる年齢制限の期間は短いです。まず自分の子の年齢は加入可能なのかを確認することが大切です。どの保険商品も保険会社によって多少年齢制限は違うのでいろいろ比較してみてください。

最初に返戻率が安定している学資保険、次に終身保険をチェックしてみるのがおすすめですよ。