住宅ローンの審査
知らないと危険!住宅ローン審査に落ちるクレジットカードの使い方

知らないと危険!住宅ローン審査に落ちるクレジットカードの使い方

日本では成人のクレジットカード所有率は、約85%ほどとなっています。クレジットカードを1枚も持っていない人は少数派と言ってよいでしょう。しかしこのクレジットカード、実は住宅ローンの審査に大きく関わってきます。

このページでは、住宅ローン審査に影響するクレジットカードの使用方法について説明しています。また、延滞などの問題を抱えている場合にどうすべきなのかも解説していきます。

住宅ローン審査に影響する3つのクレジットカードの使い方

クレジットカードは、住宅ローンの審査に影響を及ぼします。その影響は、クレジットカードの問題だけで審査で弾かれてしまうことがあるほど重要なものとなっています。

クレジットカードの利用方法で問題視されるのは、以下の3つの項目です。

  • 支払いの滞納(延滞)や異動がある。
  • キャッシング枠がある。
  • リボ払いや分割払いをしている。
クレジットカードが住宅ローンの審査に関わるっているのはわかったんですけど、「異動」ってなんなんですか?
異動というのは、簡単に言うとブラックリストに載っている状態の事ですね。何回も滞納している人や、長期の滞納をしている人が異動情報を登録されてしまいます。

住宅ローン審査ではクレジットカードの延滞を厳しくチェックする

クレジットカードの使い方でもっとも問題になるのが、支払いの滞納(延滞)や異動です。滞納をしたことがある人は、住宅ローンも滞納する恐れがあるとみなされてしまいます。

滞納は借入可能額というより、「審査結果」に直接影響します。特に異動の場合、審査通過はまず無理だと考えてください。

延滞と異動について少し解説しておきます。勘違いしている人もいますが、一日でも入金が遅れたら「延滞」になります。

滞納すると、カード会社のデータに滞納者として登録されてしまいます。ふつうこの滞納情報は、カード会社のデータバンクにずっと残されてしまいます。

長期の滞納などのさらに重大な問題があった場合には、カード会社が個人信用情報機関に異動情報を登録し、滞納者の情報が共有されます。

一般的なクレジットカードの場合、異動登録されるのは、延滞期間が61日を超えた時です。

また、61日を超えなくても、延滞回数が重なった場合は異動登録されます。何回から登録されるかは、カード会社によって違いますが、厳しいところでは2回の延滞で登録されることもあります。

キャッシングも審査に影響!意外な落とし穴とは?

キャッシングをして返済していない分は、当然借金とみなされます。しかし、住宅ローン審査に関係するのは、実際に使った分だけではありません。

住宅ローン審査は、キャッシング枠の上限まで借金をしているという前提でおこなわれます。

キャッシング枠は、すぐに借入可能な金額です。そのため、審査側はリスク管理として、あらかじめキャッシング枠いっぱいまでお金を借りた、という前提でチェクするわけです。

使っていないクレジットカードが問題に?

実はキャッシング枠についてはもう一つ問題があります。

住宅ローンの審査をする保証会社によっては、使っていないクレジットカードのキャッシング枠も借金として計算することがあるのです。

もちろん使っていないカードの分は、計算に入れない保証会社もあります。

しかし所持しているクレジットカードは、すべてキャッシング枠を使い切っているという前提で、審査をする保証会社もあるということは知っておいてください。

住宅ローン審査に振りになるリボ払いと分割払い

「リボ払い」は便利なシステムです。毎月の支払いが安定しますので、高い買い物をしてもいきなり支払いがキツくなることはありません。

しかしリボ払いは、住宅ローンの審査でマイナスポイントとなってしまいます。

リボ払いは15~18%という高い手数料がつきます。つまり高利の借金をしているという扱いになるわけです。リボ払いをしていると、審査通過率が下がるだけでなく、借入可能額も減ってしまいます。

また、「分割払い」も問題になることがあります。3回以上の分割払いを利用していると、高利の借金をしているとみなされ、審査で不利になるケースがあります。

クレヒスって何?住宅ローン審査に関係あるの?

クレヒス(クレジットヒストリー)も住宅ローン審査に影響します。

「クレヒス」とは、クレジットカードの利用履歴の事をいいます。契約開始年月日や、利用金額、支払状況などが登録されています。

クレヒスとはつまり、あなたの信用状況です。延滞の項目でも説明したように、クレヒスが悪いと、住宅ローン審査の通過が非常に難しくなります。

オイラはカードで買い物をすることが多いんですが、ローン審査で悪印象を与えるってことですかね?
いえいえ、あくまで延滞などをしていると審査で不利というだけです。ダイプーさんのように、ちゃんと支払っている人は、良いクレヒスがあるということで逆に好印象になりますよ。

これで安心!クレヒスの確認方法

クレヒスが問題になるのはわかったと思いますが、実際のところ、自分のクレヒスがどうなっているのか不安になりますよね。複数のクレジットカードを使っている人などは、間違って延滞したことがあるかもしれません。

心配な人は、じっさいに確認してみるのが良いでしょう。クレヒスは、スマホからでも確認可能です。

  • 1.「0570-021-717」に電話をして、受付番号を取得します。この時、クレジットカードを取得した時に登録した電話番号からおこなってください。違う電話からやろうとすると、正しい情報が得られません。
  • 2.CICの開示請求ページに行き、「ご利用前の最終確認」というボタンをタップします。
  • 3.受付番号や電話番号などの情報を入力していく。
  • 4.パスワードを入力し、PDFファイルをスマホに保存する。パスワードには、受付番号だけでなくクレジットカードの情報も必要になりますので、あらかじめ手元に用意しておいてください。

クレヒス、キャッシング枠、リボ払いなどの問題解決法

クレジットカードを使う場合、クレヒス、キャッシング枠、リボ払いなどの問題があるということを説明してきました。

それでは、こういった問題にどう対処すればよいのか考えていきましょう。

悪いクレヒスは期限切れを狙う?

延滞による悪いクレヒスは、住宅ローン審査の大敵です。しかし解決の抜け道があります。

信用情報機関のクレヒス保存期間は「5年」なので、事故情報が消えるまで待つという方法があるのです。

逆に言うと、期限切れを待つくらいしか延滞などで落とした信用を回復する方法は無いということになります。もしもブラックリストに載っているのなら、おとなしく時を待ちましょう。

ただし、信用情報機関のクレヒスは5年で消えますが、個々のクレジットカード会社には延滞記録が残ります。

住宅ローン審査をする保証会社によっては、信用情報機関からの情報だけでなくクレジットカード会社を調べる事もあります。この場合、審査通過は難しくなります。

クレヒスが黒い人の切り札「プロパーローン」とは?

悪いクレヒスがついているが、どうしてもすぐに住宅ローンを組みたいという人は、「プロパーローン」を利用するという方法もあります。

「プロパーローン」は、保証会社を介さずに、金融機関が直接契約する方法です。返済が滞った場合のリスクは金融機関が負います。

住宅ローンは高額になるため、保証会社の保証が前提条件となるのが普通です。しかし一部の金融機関では、プロパーローンも用意されています。

住宅ローンの審査は、金融機関と保証会社の2つでおこなわれますが、審査が厳しいのは保証会社の方です。プロパーローンは保証会社を通さないため、悪いクレヒスがあっても審査に通る可能性があります。

ただし、金融機関側のリスクが高い分、ふつうの住宅ローンよりも金利が高くなります。また、通常の住宅ローンと違い契約時に保証人が必要になります。

不要なクレジットカードは解約すべし

キャッシング枠による審査の不利や、借入可能額の減額を防ぐためには、クレジットカードを厳選するのが良いでしょう。

住宅ローン審査を受ける前に、使っていないクレジットカードは「解約」してしまうと安心です。

どうしても解約が難しいクレジットカードの場合は、キャッシング枠自体をなんとかする手があります。クレジットカード会社に連絡をして、キャッシング枠の上限を減らせないか相談してみましょう。

リボ払い、分割払いは完済した方が有利

リボ払い、分割払いは借金とみなされるため、対処が必要です。借りている分を全額返済してしまいましょう。

リボ払いなどの借入額が多く残っていて、完済が難しいという人は、物件購入を少し待った方が無難かもしれません。

住宅ローン審査の前にはクレジットカードの確認を!

住宅ローン審査には、クレジットカードの情報が関係してきます。滞納なのでブラックリストに載っている人は、住宅ローン契約は非常に困難です。

また、ただクレジットカードを持っているだけでも、キャッシング枠が審査に影響することも考えられます。気になるのなら、不要なクレジットカードは解約するのが良いでしょう。