副業の始め方
副業でデータ入力したい人必見!仕事の種類と収入を得るための注意点

副業でデータ入力したい人必見!仕事の種類と収入を得るための注意点

副業を始めたくて色々調べていたら「データ入力」という言葉が出てきたけれど何だかよく分からなかった経験はありませんか?

データ入力はパソコンやスマホを使った作業のことです。ただ在宅ワークとして行う場合のデータ入力の詳細な仕事内容や、副業としてどれだけ稼げるか気になる所ですよね。

そこで今回はデータ入力について、仕事内容や収入額、副業として始める上で知っておきたいメリットやデメリットなどについてわかりやすく説明していきます。

データ入力はテープ起こしや名刺の入力作業など様々

副業について検索した時に、在宅ワークとして行うデータ入力の仕事を見かけたことがあるでしょう。しかしパソコンを使った仕事はイメージできても、具体的にどんな仕事か分かりにくいですよね。

在宅ワークとは

自宅でパソコンなどインターネットを介した仕事を行うことです。以前は在宅ワークというと自宅でモノづくりを行う仕事を指していましたが、最近では多種多様な仕事が用意されています。

まずはデータ入力の仕事内容について、実際に募集されている案件をもとに説明していきます。

データ入力はパソコンなどを使いデータを打ち込む

データ入力は主にパソコンを使って仕事を行う、副業や在宅ワークの1つです。文字通りデータ入力業務が主な仕事内容ですが、以下の2種類に分けることができます。

  • 文章や数値データをワードやエクセルに入力
  • あるキーワードの検索と報告や画像の貼り付け作業

前者は渡された資料に記載されているデータを、指示通り別のソフトへ入力する作業で、後者は文章以外のデータに関する仕事を指しています。

ですので在宅ワークのデータ入力は、タイピングだけでなく様々な仕事内容を含んでいます。

続いて在宅ワークでできるデータ入力の仕事を、現在募集されている案件を参考にしつつ5つご紹介していきましょう。

  1. 名刺のデータ入力
  2. テープ起こし
  3. 画像から文字起こし
  4. ネットショップの商品情報入力
  5. ネットショップ情報の収集とエクセルにて整理

それぞれの項目の業務内容を解説していきます。

1.名刺のデータ入力

名刺に記載されている情報をExcelやcsvファイルに入力する、初心者でも比較的手軽にできる仕事です。

名刺1枚につき6円~10円の報酬単価となることが多く、もし1枚あたり6円の報酬単価で1枚につき3分の作業時間で業務がこなせる場合は1時間で120円の時給換算になります。

2.テープ起こし

テープ起こしはデータ入力の中でも初心者には難しいと言えるでしょう。予め録音された音声を渡され、会話内容をワードなどのテキストソフトに入力していく作業です。

なぜ難しいかと会話内容を聞き取りながら正確に入力する作業は、資料を見て入力する作業よりも難易度が高いからです。

例えばインタビュー音声を文字起こしするデータ入力の案件例の場合、3時間のインタビュー動画の文字起こしで9000円の報酬がもらえる案件があったとします。しかし文字起こしする時間は実際のインタビューの時間よりも長くなる上、見直しや確認の時間が必要です。

ただしこのような案件は数が多いため、正確に早いスピードで納品できれば継続依頼も期待できるでしょう。

3.ネットショップの商品情報入力

文字起こしのデータ入力にはネットショップの商品情報入力があります。

具体的な作業内容はクライアントから指定された商品の画像や文字情報など、複数のデータ入力を行い、ネットショップへ整理したデータを送信する作業となります。

4.インターネット上の情報の収集

3つ目のデータ入力と似ていますが、こちらは様々な情報を収集し、入力する作業となります。

該当するサイトのメールアドレスや商品ページのプラン名、条件にあてはまるtwitterアカウントなど、クライアントが指定する基本情報を収集してデータ入力をします。

簡単なため報酬が低いことが多いですが、その分未経験で始める人にとっては取り組みやすい仕事になります。

在宅でできるデータ入力の相場と収入が発生したときの注意点

副業として在宅ワークを始めるにあたって、初心者の方が気になることといえば平均単価や時給換算でどれくらい稼げるかということでしょう。

案件やクラウドソーシングによっても違いはありますが、渡された情報を基に文章を入力する作業の場合、5文字~10文字で1円にて設定されていることが多いです。

仮に1分間に200文字入力できるタイピングスキルを持っている人が、1文字あたり0.1円の仕事をしたとしましょう。

単純な計算ですと、時給換算で約1200円稼ぐことができるように思えます。しかしタイピングに慣れていない人は、この数値よりも入力できる文字数が下がるでしょう。さらに未経験から始められるデータ入力は、文字単価が最も低い報酬からスタートすることが多いです。

ほかにもミスがないかチェックする時間や、クライアントとやりとりをする時間などを考慮する必要があります。またクラウドソーシングを利用する場合、多くは利用手数料がかかるので、予め注意しておきましょう。

スピーディで正確な納品ができれば、クライアントからの評価も良好となり単価が上がる可能性があります。

副業が会社にばれたくない時は住民税を普通徴収にする

副業としてデータ入力の仕事を始めたからといって、会社にばれる訳ではありません。しかし一定以上の収入が発生した場合は、年末調整等でばれる可能性はあります。

ではなぜ会社に副業や別の収入がばれるのかを説明していきましょう。

会社員の場合は、給与以外の収入が年間20万円以上となると確定申告の義務が発生します。その場合、所得が増える事による税額の変化があるため、所得税と住民税の納税を行うことになります。

住民税の徴収は特別徴収と呼ばれる会社が納付する方式になっています。ですので会社側が社員の住民税を確認できてしまうのです。

そこで会社に所得をばれないようにする方法が、住民税の徴収方法を普通徴収に切り替えることです。確定申告書に住民税の徴収方法を選ぶ欄があるので、そこで切り替える事ができます。

普通徴収とは

給与収入以外の収入に掛かる住民税の納付を、自身で行う方法を普通徴収と呼びます。普通徴収にすることで、データ入力など副収入に掛かる納税通知書と納付書を、自宅に送付させることが可能になります。

ただし自治体によっては、普通徴収に切り替えても会社側に住民税の納付額を送る事例があるので、100%ばれない訳ではありません。

オレ、データ入力に興味が湧いてきました!会社辞めちゃおっかな!
ちょっと待ってください。現時点でマルピーさんが本業として成立させるのはかなり難しいと思います。未経験者でも手軽にできるデータ入力は反面、単価が低くなるからです。

実際に自分がどれだけ稼ぐことができるのか、実践してみてから考えましょう。

データ入力の仕事は未経験でも可能で初期費用を抑えやすい

在宅ワークが可能なデータ入力の仕事ですが、始めるにあたって必要な機材やスキルについて確認しておく必要があります。

また、経験者でないと難しいイメージもありますが、実際は未経験者でも仕事ができる内容が多いですし、仕事の確保もしやすいです。

まずデータ入力の仕事に必要な機材を以下に並べます。

  • パソコン
  • マウスとマウスパッド
  • スマートフォン

続いてデータ入力の仕事に必要な環境や準備もチェックしておきましょう。

  • インターネット回線
  • クラウドソーシングや求人サイトへの登録
  • WordやExcel、もしくは代用できるソフトのインストール
  • パワーポイントやPDFを開けるようにしておく

データ入力の仕事に必要な機材、環境が整ったら、さっそく仕事を探してみましょう。

うちのパソコンにはWordもExcelも入ってないんだけど、どうしたら良いのかしら?
WordはGoogleドキュメント、ExcelはGoogleスプレッドシートで代用すると良いでしょう。

データ入力ではこれらの利用を指定するクライアントも存在します。

スマホでもできるデータ入力を紹介

データ入力の仕事について調べている方の中には、副業として始めたいけどスマホで作業したいと考えているケースもあります。

ここからは、在宅ワークとして手軽に始められるデータ入力が、スマホで作業可能か解説していきます。

データ入力の仕事を本格的に始める場合スマホでは難しい

結論から説明しますと、全てのデータ入力に関する仕事はスマホで行うことが難しいです。

例えば、テープ起こしや長文のデータ入力となりますと、スマホではタイピングが出来ないので速く作業をこなすことができません。ですので、結果的に時給が下がってしまいます。

これでは効率が悪いので、以下に挙げるデータ入力がスマホでおすすめの仕事となります。

  • アンケートの回答作業
  • 既存記事の要約
  • クライアントが販売している商品についての概要作成
  • 使用経験のある商品やサービスに関する口コミやレビュー作成
  • ブログ等に掲載する500文字程度の短文記事

基本的に長文作成は、スマホ操作では難しいので簡単な作業を中心に選ぶのが時給を下げないコツです。

スマホでデータ入力してみたけど、確かに文章の入力作業ってパソコンじゃないと効率悪いなぁ。ちなみにスマホで作業するコツってあるんすか?
スマホでデータ入力を行う場合は、単語を登録しておくと便利ですよ。1から入力しなくとも予測変換で単語が出るので、作業効率アップに繋がります。また、レビューやブログ記事の場合は、自分が得意な分野を選ぶと悩まずに文章作成ができますね。

副業としてデータ入力作業を行うメリットとデメリット

副業としてデータ入力を行う際に、覚えておくべきポイントは仕組みや利用方法だけではありません。

しっかりメリットとデメリットを理解した上で、在宅ワークを始めることが大切です。そこで、副業としてデータ入力を行う、メリットとデメリットについて説明していきます。

副業として在宅のデータ入力を行うメリット

在宅ワークのデータ入力を行うメリットは以下の項目になります。

  • 未経験でも在宅ワークで稼げる
  • 作業ペースを決めやすい
  • 初期費用を0円に抑える事ができる
  • 副業として気軽に始めやすい
  • 基礎的なPCスキルを磨くことができる
  • 在宅ワークなので人間関係における問題は発生しにくい

特に未経験から始められるという点と、在宅ワークでデータ入力ができる点は大きなメリットといえます。副業を始めて挫折する理由の1つが、経験者向けの難しい内容だったことや、外で働くことで疲れが残り本業に支障がでるケースです。

データ入力は、在宅ワークで尚且つ自分のペースで働くことができますし、人間関係という点でも余計なストレスを受けずに済みます。

副業として在宅のデータ入力を行うデメリット

在宅ワークのデータ入力を行うデメリットは以下になります。

  • デスクワークなのでかすみ目や肩こりなどの不調が出やすい
  • 対面の仕事でではないのでクライアントの質を見極めにくい
  • 単価は低い案件は作業量をこなす必要がある
  • 副業としては稼げるが本業への転換は難しい
  • ノルマが設定された場合は納期厳守

在宅ワークなので、体を酷使しない点は良いのですが、長時間画面を見続けるので目が疲れたり、肩こりになったりと不調をきたす可能性があります。ですので、適度な休憩をはさみつつ作業を行いましょう。

データ入力の仕事は、未経験でも手軽に始められますが対面の仕事ではないので、案件を始めてみないとクライアントの対応や質を見極める事が難しいです。こちらは、経験を積んで見極める力を養う必要があります。

確かにずっとパソコンを見ていたら目や肩などの疲れは溜まりますね。そういえばデータ入力の仕事に向いている方はいるのでしょうか?
データ入力の仕事に向いている方は、例えば同じ作業を長時間こなしてもストレスが溜まらない方や、自宅で仕事をしたい方ではないでしょうか。反対に、外で仕事をしたい方や長時間タイピングや事務作業を行うのが苦手な方は、続けることが難しいですね。
家だとついつい家事を優先して作業に集中できないんですが、外で土日に副業することはできないのかしら?
もちろんアルバイトやパートの求人でデータ入力の仕事を募集している事例もあります。会社勤務の場合だと困ったときにもすぐに質問できる、固定給といったメリットがありますね。

データ入力の仕事はクラウドソーシングサービスで探すことができる

データ入力の仕事は、初心者や未経験者でも始めやすい仕事です。しかし、初めてデータ入力の仕事を行うとしても、どのようなサービスを利用すれば良いか分かにくい側面があります。

ですので、ここではデータ入力の仕事を募集している、ウェブサービスをいくつかご紹介します。

それでは、以下にウェブサービスをご紹介します。

  1. ランサーズ
  2. クラウドワークス
  3. ココナラ
  4. @SOHO

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

1.ランサーズ

ランサーズは、大手クラウドソーシングサービスの1つで、データ入力を含む様々な仕事を常に掲載しています。データ入力の仕事は、その中でもタスク方式と呼ばれる案件にて募集していることが多く、受注後に作業を行います。単価は、0,1円~1円のデータ入力が多いです。

タスク方式とは
複数人を主に採用しており、作業開始のボタンを押すと即データ入力等の仕事を始めることができます。作業後は仕事内容をチェックされ、支払いが行われます。スピーディな手続きができるので支払いまで短時間で済みます。

2.クラウドワークス

ランサーズと同様に、大手クラウドソーシングサービスの1つです。こちらもタスク方式と呼ばれる作業方法があり、データ入力に関してもランサーズのような流れとなっています。単価も同様に、0.1円~1円のデータ入力が多いです。

3.@SOHO

@SOHOは、ランサーズやクラウドワークスのように、データ入力の仕事を含む様々な案件を掲載しています。ただ前述の2社は支払い手続きの管理まで行っているの対し、@SOHOの場合は支払い手続きに関して当事者間と定めています。また、仲介手数料0円という点も、特徴の1つです。

4.ココナラ

1~3つ目のサービスとは違い、自身の得意分野やスキルを販売するタイプのサービスです。ですので、データ入力の仕事に関しても、自身で販売を行い購入されたら作業が始まります。単価はもちろん、データ入力の内容など細かな条件を自由に設定できます。

副業としてデータ入力を始めるにあたって気を付ける点がある

副業としてデータ入力を始める場合、気を付けるべき点を知っておく必要があります。

また気を付けるべき点とは、データ入力の仕事内容と仕事そのものに関する2点からになります。

それでは、以下に注意点をご紹介します。

  • データ入力の質にも力を入れる
  • データ入力の仕事が決まったらスケジュールを立てること
  • クライアントから受け取った資料は外部に流出させないこと
  • データ入力の仕事で初期費用を要求された場合は詐欺として考える

特に注意すべき点は、効率を上げるためにデータ入力の速さにこだわって正確性を低下させることです。品質が伴っていなければ修正作業が必要となるので、かえって時給が下がります。

そしてデータ入力などの在宅ワークには、依頼する側なのにも関わらず初期費用を要求する業者も存在します。

こういった仕事は詐欺であるため、受注しないようにしましょう。

副業であってもデータ入力の仕事を始める時は責任感も持つこと

副業というと、気軽で尚且つ本業と比較して軽い気持ちで仕事を始めることができます。確かに気軽に始められるのは、メリットであり継続しやすさに繋がります。

しかし、副業としてデータ入力の仕事を始めても、パソコンの向こう側にはクライアントが実際に存在しています。またあなたが制作したモノは、クライアントなどが実際に利用しますので、副業関係なく仕事の責任は伴います。

副業として在宅ワークのデータ入力を始める時は、気軽に作業を進める気持ちを持ちつつ仕事への責任感も意識して行うことが重要です。

単価が低い・簡単な作業だから、などは理由になりません。しっかり、最後まで責任を持ってデータ入力の仕事をこなしましょう。