副業の始め方

副業でイラストを売るには?好きを仕事にするイラストの売り方8選

絵を描くのが好き・イラストレーターを目指していた・美大に通っていた、などイラストを描くスキルを持っているのに、そのスキルの発揮方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。

近年ではネットやアプリを使って個人間で仕事を依頼・受託するサービスや、クラウド上でイラストの売り買いができるサービスなど、さまざまなイラストの販売方法が広がっています。

趣味のイラストも、各サービスを活用して販売できれば、副業としてお金を稼げるかもしれません。

この記事ではイラストの具体的な売り方やビジネスモデルを詳しく紹介していきます。

イラストを描いて副業できるって本当?ネットの普及で広がる選択肢

わたしは学生の頃、漫画家に憧れてよく絵を描いていたんですよ〜。もうすっかり腕が鈍っているけど、当時は周りからも好評価だったんです。
イラストが得意であれば、スキルを活かして副業することができるかもしれませんよ。

インターネットやアプリが普及したことにより、最近では「個人のスキル」を売り買いできるサービスが増加するようになりました。

ネットやアプリ上で仕事のやりとりができれば、場所や時間を問わず好きな時間に作画作業ができるため、イラストによる「副業」も可能です。

ネットを介した副業であれば、雇用における年齢制限や、遠隔地域への通勤などが必要なく、世代・エリア問わずイラストの仕事で活躍をすることができます。副業であれば、本業が休みの土日だけ、平日の夜だけ、など自分の働きたいときだけ仕事ができる働きやすさも魅力的ですね。

インターネット業界は日々躍進を続けており、各サイトやコンテンツで使われるイラストや画像の需要は伸び続けています。空いた時間に得意のイラストを描くことで、本業以外の収入が得られるチャンスはたくさんありますよ。

イラストの販売方法はさまざま!厳選8つのビジネスモデルをご紹介

もしわたしの絵を買ってくれる人がいるなら、ぜひ売りたいわ!でも、一体どうやって売ったらいいのでしょうか?
イラストを販売する方法は、意外にもたくさんあるんですよ。厳選して8種類お伝えしますね!

ココナラ

ココナラとは、得意なスキルを個人間で売り買いできるスマホアプリです。スキルの分野は幅広く、占いやプログラミング、楽曲作成などがありますが、その中でもイラスト作成が多く取引きされています。

デザイン画から似顔絵、アイコンなどイラストを使ったさまざまなコンテンツを売ることができ、最低価格500円〜から好きな価格で商品を販売することが可能です。

購入者からの依頼に対してイラストを作成し、互いに設定した納期のなかで商品のやりとりをします。購入者からの評価が表示されるしくみとなっているため、実績の高さがしっかりと反映し、安心してスキルを売り買いできるサービスです。

ココナラの利用方法については次の記事で詳しく解説しています。

クラウドワークス・ランサーズ

クラウドワークスやランサーズといった、業務のクラウドソーシングサイトを活用することも手です。企業や個人が必要なスキルや業務内容を募集し、希望者が応募をすることで仕事の契約をします。

仕事内容や料金は仕事の募集側と依頼側の双方で決定します。自分に合った仕事の募集があれば、積極的に応募をして仕事をもらえるようにしましょう。単発案件から継続案件まであり、多様なイラストの仕事に出会うことができます。

それぞれのサービスについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

SKIMA

イラストを中心にしたスキルの売り買いマーケットサイトです。イラストやデザイン、キャラクターの販売などをおこなっており、多くのクリエイターがスキルを出品しています。

出品したスキルに購入者が現れたら、やりとりをして商品を作成し、納品をして完了します。

ココナラと同じようなシステムですが、SKIMAの方がオーダーメイド要素が強く、さらにチップ機能が付いているため、購入者が作品を気に入れば販売価格より多くの報酬を受け取ることも可能です。

イラストAC

イラストACとは、イラスト素材を無料でダウンロードできるWEBサイトです。

イラストレーターとして登録をし、イラストを投稿すると、ダウンロードされるごとに3.56円(2019年2月現在)の報酬を得ることができます。

報酬額は安いですが、1度アップロードすれば継続的に収入を得られるしくみになっています。使い道のないイラストが溜まっている際に活用しやすいサービスといえます。

PIXTA

人物や風景写真、イラストなどを低価格で購入できる画像素材提供サイトです。単品販売と定額制販売を選べるとことが特長的です。

写真やイラスト素材の提供者は、作品が売れたら一定の割合の報酬を得ることができます。

報酬の割合は、素材提供数によって変動するほか、「定額制プラン」であれば継続的に報酬を得ることができます。

LINEスタンプ

イラストをSNSのLINEで使えるLINEスタンプとして販売することが可能です。自分のスタンプ画像を作成したら、LINEクリエイターズマーケットに登録申請をしましょう。

審査に通るとスタンプが販売開始され、AppleやGoogleなどの手数料30%を除いた売上の50%が報酬として受け取れます。

なお分配金が1,000円を超えないと売上を受け取ることはできず、報酬受取時も送金手数料がかかるので注意してくださいね。

最近ではLINEスタンプは販売数が非常に多く増え続けているため、ただ絵が上手なだけでなく、ヒットを出せるようなアイデア力や個性が求められています。

note

noteとは文章やイラストを無料公開、有料販売できるウェブサービスです。イラスト画像やコンテンツを販売したり、投稿したりすることができます。もしイラストによる漫画やストーリー作成が得意であれば、連載作品として定期販売をしてみるのもよいでしょう。

また、マガジンとして作品をまとめることができるので、ギャラリーのように使用することも可能です。売り上げ金額5〜15%の決済手数料を差し引いた金額から、10〜20%のプラットフォーム利用手数料を引いた金額が報酬として受け取れます。

BASE・minne

オリジナル商品を販売できるBASEやminneであれば、イラストを使用したオリジナルグッズを販売することができます。手間はかかりますが、イラストをシールやスマホケースなどにグッズ化することでヒット商品になるケースもあります。

それぞれのサイトにて商品が購入されると、販売手数料が売り上げの10%前後発生します。イラストを描くだけでなく、自分でグッズにする楽しさやイラストの新たな可能性を見出すことができますよ。

イラスト販売で副業するメリット・デメリットをおさらい

こんなにたくさんイラストで副業する方法があるんですね!さっそく始めてみます!
なにごともチャレンジすることはよいですね!しかし、始める前にイラスト副業のメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。
イラスト副業のメリット
  • 趣味を活かしたお金稼ぎができる
  • 時間や場所にとらわれることなく隙間時間に作業ができる
  • 本業で安定した収入を得ながら、副業として創作活動ができる
  • 自分のイラストが高い評価を得るとモチベーションになる

本業で安定した収入を得ながら、好きなイラストの仕事をすることができれば、収入への不安を抱かずに絵画活動が可能です。また、ネットを使った販売活動であれば、時間や場所を問わず好きな時間に作業ができるのもうれしいですね。

もっとも、自分が得意するイラストがお金に替わり、さらにクライアントから高く評価を受けることは何よりもクリエイターにとって至上のよろこびになります。

さまざまなスキル販売サイトやアプリの登場で、イラストをただの「趣味」にとどめるだけでなく、副業としてお金稼ぎにつなげやすい環境が整っています。

イラスト副業のデメリット
  • イラストを描く時間が捻出しなければいけない
  • 予想より安い価格で販売されることがある
  • イラストの著作権がどうなるか確認が必要
  • 集客が難しい

空き時間に作業ができるといっても、イラストを描くには一定の時間がかかります。もし作品が軌道に乗って売れ始めても、あまり多く受注をしてはイラスト制作が追いつかず、納期までに作品を仕上げられなくなるかもしれません。

さらに、多くのサービスでは安価で素材を販売されることも多く、予想よりも報酬額が少ないケースもあります。

また、著作権問題についても、各サービスによって規定が異なり、作者としては不安に思うこともあるでしょう。

作品がなかなか売れない場合は、SNSやブログで積極的に集客をする必要性も出てきます。イラストを販売するチャンスはたくさん売れますが、多くの収益を目指すのであれば、しっかりとマーケティングを考え、戦略的に取り組むことが必要です。

販売方法は多種多様!自分にあったイラストの副業方法を見つけよう

イラストの販売は、さまざまなサービスによってとても手が届きやすいビジネスの一つとなりました。好きなことを活かして、個人がスキルを売り買いできるサービスの普及は、イラスト好きの方に多くのチャンスをもたらしています。

しかし、イラストを描くのは時間も労力もかかるものです。

本業に支障を来したり、労力に見合わない安価な料金で販売したりしないよう、販売方法を見極めながら取り組んでいきたいですね。

自分の得意とするスキルをタンスの肥やしにすることなく、多彩なサービスを上手に活用してイラストの副業を成功させましょう!