がん保険は終身払いと有期払いのどっちにすべき?払込期間をチェック!
がん保険も一般的な生命保険と同じように「終身払い」と「有期払い(短期払い)」があります。保険料の額や支払総額がどのくらい変わってくるのか、実際の保険会社を例にあげて比較してみましょう。
どちらの払い方にもメリットとデメリットがあり、人によって向いているタイプは違います。どのくらい長生きするのかでも得するか損するかは変わってくるので少し賭けのような部分もありますが、それぞれの特徴を解説していきますので、自分に合う方を考えてみてくださいね。
終身がん保険には「終身払い」と「短期払い」の2種類の払い方がある
終身がん保険はがんへの保障が一生涯続く保険です。一生涯続くので安心して治療に専念できます。そんな備えておきたい終身がん保険の払い方について説明していきます。
一生涯の保障と一生涯の保険料の支払いというイメージですが、実は有期払い(期間を決めて支払うこと)を選ぶこともできるのです。
代表的な払込期間は次の通り。
- 5年払い・10年払い
- 60歳払い・65歳払い
このように予め支払う期間を設けることによって老後の年金生活になって保険料を支払えないという事態を回避できます。
がん保険の終身払いと短期払いとはなに?
がん保険には「終身払い」と「短期払い」の2種類があります。
終身払い | 一生涯保険料を支払う払込方法 |
---|---|
短期払い(有期払い) | 期限を決めて保険料を支払う払込方法 |
がん保険を検討するときに保障内容の他に払込方法を決めることになります。この2つのメリットとデメリットを比較してみましょう。
「終身がん保険」を契約する前に終身払いと短期払いを比較しよう
終身払いの場合
- 短期払いより保険料が割安
- 毎月の生活費を圧迫しない
終身払いの大きなメリットはなんといっても「保険料が安い」ということです。保険料を安く抑えられることで、将来に向けて貯蓄をしたりと家計に余裕を持つことができます。
- 保険料の支払いが一生続く
- 将来の計画を立てにくい
保険料の支払いが一生続くので収入が減ってしまう老後に家計を圧迫してしまう可能性があります。
また、短期払いのように払込期間が決まっていないため老後の人生設計が難しくなります。
短期払いの場合
- 保険料の払込が満了したら月々の負担がなくなる
働き盛りのうちに保険料を支払うことで老後は保険料の負担なく安心して暮らすことができます。
また、年数が決まっているとライフプランを考えるときに計算しやすくなります。
- 終身払いに比べて保険料が割高
期間が決められている分、保障額に達するために保険料が高めに設定されています。
収入がある程度あれば特に問題ないような保険料の差だとは思いますが、貯金に回したり娯楽に使ったりするお金は減ってしまいます。
払込期間 | 保険料(月払) | 払込保険料総額 |
---|---|---|
終身払い (85歳まで生存の場合) |
3,216円 | 2,122,560円 |
60歳払済 | 4,823円 | 1,736,280円 |
65歳払済 | 4,274円 | 1,538,640円 |
終身払いは長生きすればするほど保険料を支払う総額が増えてしまいます。
「保険料払込免除特約」を付けることでがんにかかるリスクが高まる60歳以降にがんにかかってしまった場合でも、保険料の支払いをせずに保障を受けることができます。終身払いでも治療に専念できるということです。
がん保険は払い方が重要!自分に向いているものを考えてみよう
年齢が高くなるほどがんにかかるリスクは高くなっていくので有期払い(短期払い)を選択して払い込みを早めに終了させておくと安心して治療に専念することもできます。
がんにかかった場合は保険料の負担は厳しくなっていくかと思うので終身払いが気になった人は「保険料払込免除特約」をつけることをオススメします。