医療保険
医療保険の入院日数はどのくらい必要?入院の平均と支払限度日数

医療保険の入院日数はどのくらい必要?入院の平均と支払限度日数

医療保険に入院時の保障がついているのはご存知かと思います。医療保険の入院保障には日数の限度があります。入院日数はどのように数えるのか?一度退院してまた入院した場合はどうなるのか?詳しく説明していきます。

病気やけがの治療によって入院日数は変わってきます。また、日数の選択によっては保険料が高くなります。医療保険の契約時に選ぶことができますが、自分には入院日数どの型必要なのかこの説明を読んでじっくり考えてみましょう。

医療保険の入院日数とは何?「1入院」とは何か

医療保険の保障内容を見ているとよく120日型や180日型などの「◯◯日型」という言葉を目にするのですがこれは何ですか?
これは入院日数を示しています。120日型であれば120日の入院まで保険金の支払対象ということになります。

医療保険の契約時に保険金を支払対象となる限度日数を選択します。この日数が少ないほど保険料が安く、日数が多くなると保険料は高くなります。入院日数が多いメリットとデメリットは以下の通りです。

医療保険の入院日数を多くした場合のメリット・デメリット
メリット デメリット
入院日数が少ない 再入院しても入院日数を超える心配がない 近年入院日数は減ってきているので無駄になる
入院日数が多い 入院日数が増えやすい高齢になっても安心 保険料が高い
できるだけ長めの入院日数をつけたいけど保険料の差ってどのくらいあるのですか?
60日と120日型で保険料の差が少ないものだと500円程度の差の商品もあります。

高齢になりがんや肺炎などにかかってしまうと入院日数が60日を超えてしまうこともあります。若い頃と比べてしまうと免疫力や治癒力は低下しているので長期化してしまうケースがあります。

入院をして一度退院し、また入院をした場合に1回目の入院期間と2回目の入院期間で180日空いていないと同じ期間の入院とみなされてしまいます。

肺炎のため4月1日〜4月20日まで入院
同じく肺炎で5月10日〜5月25日まで入院
→4月20日から180日以内に関連のある病気で再入院しているので1入院とみなされてしまいます。

これを「180日ルール」と呼びます。

最近は医師や看護師の不足・医療技術が進歩してきているので入院日数は短くなっています。

軽い手術であれば日帰り入院の場合もあります。60日を超えるような入院は最近ではあまりないのではないでしょうか。若いうちは長い入院日数は必要ないと思います。その分保険料が高くなってしまうため、60日型でも十分カバーできるでしょう。

医療保険には「1入院(いちにゅういん)」という言葉が出てくることがあります。

1入院とは一定期間の同じ原因での入院のことを指します。

この1入院が何日間保障されるかというのが60日型や120日型と繋がっています。日数は保険会社によって取り扱っているものは違います。長いところでは730日型というのもあります。

入院日数の型の種類

  • 30日型
  • 60日型
  • 120日型
  • 180日型
  • 360日型
  • 730日型

各保険会社の保障内容を見てみると上のような種類があります。最近は入院日数が減ってきているため30日型というのも登場しました。さまざまな種類がありますが、気をつけて欲しいのが免責日数です。この言葉については後ほど説明します。

730日型なんてあるんですね!どういった場合に730日型を選ぶのですか?
同じ原因で発症してしまった病気は1入院とみなされてしまうことがあるので大きな入院日数もあります。高血圧が原因で糖尿病になった場合、120日はあっという間に超えてしまう恐れもあります。

合併症は同じ原因となるので意外と日数がかかります。高齢になると特に合併症を引き起こす可能性が高まっていくので、大きな入院日数も需要はあります。

基本的には長い入院保障は必要ないかとは思いますが、高齢になり何度も入院を繰り返すような状況になると180日型でも足りなくなる人はいます。

病気やけがによる入院の平均日数と入院日数の数え方

疾病部位 平均日数
感染症及び寄生虫症 20.9日
新生物(がん等) 18.7日
精神及び行動の障害 291.9日
神経系の疾患(アルツハイマー) 266.3日
循環器系の疾患 43.3日
呼吸器系の疾患 27.3日

厚生労働省「平成26年(2014)患者調査の概況」によると、精神及び行動の障害は0歳から34歳までは多くて60日程度ですが、35歳以降から一気に200日を超えています。アルツハイマー病は34歳までは入院している記録はなく、35歳以降に200日超えの平均入院日数になっています。

このデータを見ても30代前半までは入院の日数が少ないことがわかります。

入院日数は午前0時から翌日0時で1日という考えで数えます。

医療保険の免責日数と通算支払限度額

医療保険の入院保障には免責日数が決められているものもあります。免責日数が10日と決められていれば10日未満の入院は保険金の支払い対象外となります。

免責日数には2つの意味があります。10日以上の入院が支払い対象となりますが、保険金の支払い対象となった時は以下のようなパターンがあります。

  • 10日以上入院して1日目分から支払われる
  • 10日以上入院して10日目分から支払われる

医療保険の商品によって異なるので、わからない時は窓口に確認しておくと良いでしょう。

10日より短い免責日数の場合もあります。

免責日数以外にも「通算支払限度額」という言葉も医療保険には登場します。

これは入院した時にもらえる保険金の限度額のことです。

似たような言葉である通算支払限度日数とは1入院で保険金が支払われる限度日数のことです。

定期型の更新タイミングがあった場合

医療保険の保険期間の終了が近づいてきたタイミングで通算支払限度額や日数はどうなるのか気になる人もいるかと思います。

期間が終了するのでリセットされると思う人もいるかもしれませんが、更新前に入院したものはそのまま引き継がれます。

60日型で50日入院していた場合、更新後は180日経過していなければ残り10日になるということですか?
その通りです。定期型も終身型も更新があってもなくても条件は同じです。

同じ病気が原因ではなければ通算支払限度は別入院として考えられます。

例えば胃炎で入院5日し、その後骨折で入院14日した場合は別の原因なので通算されません。

医療保険の入院日数は何日にすべきか

年齢によって入院日数を設定するのが望ましいです。

20代〜30代は入院日数がそんなに長くはないので30日型や60日型でも基本的には足りるでしょう。

30代後半からは保険を見直して、入院日数を長く設定しましょう。120日型でも大半は足ります。高齢になっても長期入院に備えられるように40代頃のうちに準備しておきましょう。

30日型と60日型どっちにしようか迷うな~。
重い病気にかかった時には30日では足りなくなるので、60日型の方が安心ですよ。若くても場合によっては30日を超えてしまいます。

すでに医療保険に加入しているけれど、入院日数を増やしたい人は再告知して加入し直す必要があります。医療保険は数年おきに仕組改訂があるので定期的に見直しをするようにしましょう。

入院保障だけではなく「通院保障」もチェック

入院をしなくても通院だけで済む治療も多くあります。また、入院前後にも通院をすることになるでしょう。通院をするには交通機関を利用したり、車を利用したりと治療費とは別の費用がかかってきます。

小さい子どもがいる人は保育代が必要になってくる可能性もあります。入院する可能性よりも通院をする可能性の方が高いので気になっている保険会社に通院保障があればチェックしてみてください。

風邪などの軽い通院でも対象となるのですか?
保険商品にもよりますが、基本的には入院前後を対象としたものが多いです。加入時にどのような場合に保障されるのか質問しておきましょう。

平均日数と加入者の年齢で決める

日本の平均入院日数は31.9日です。60日型でも足りそうですが、年齢によって平均入院日数は異なります。自分の年代はどのくらいの期間入院しているのか確認しておきましょう。病院側も短期間の方が利益は上がるので無駄に入院させることはないと考えられます。

病気ごとに入院日数が違うので身体の部位で気になる部分があればその部分に異常が起きた時の入院日数についても調べましょう。

入院費用は家計に負担がかかるものなのでしっかりとファイナンシャルプランナーや保険会社に相談してみましょう。