株式投資で売買手数料はいくらかかる?相場と売買するときの注意点
株の売買手数料とは、株の購入や売却をする時に発生する手数料のことです。
この手数料は基本的にどこも少額であることがほとんど。売買の頻度が少ない投資家からすれば、どの証券会社を選んでもそれほど大きなコストの変動はありません。
しかしデイトレードやスキャルピングのような、短期間のうちに何度も取引をするトレーダーの場合、売買の量に応じて売買手数料も高くなってしまいます。できるだけ手数料が安い証券会社を選ばないと取引コストが高くなります。
この記事では手数料の仕組みや証券会社ごとの株の売買手数料の比較をします。株取引で意外と重要な手数料、ぜひ参考にしてください。
株式投資にまつわる手数料の仕組み
証券会社の仕事は、株の売買を仲介すること。売買手数料とはこの仲介に対する手数料です。
売買手数料は株を購入するとき、そして売却するときに発生します。
株を購入する時 | 購入代金に売買手数料を加えた金額を支払う |
---|---|
株を売却をする時 | 売却代金から売買手数料を引いた金額を受け取る |
総合証券会社の手数料は、まだまだネット証券会社と比較すると高いことが多いです。そのため、手数料が安い証券会社を探す時は、ネット証券会社を中心に探した方が良いでしょう。
手数料が高い分、総合証券会社は手厚いサービスを提供しています。そのため豊富な投資ができるようなサービスを提供して欲しいという方は、総合証券会社での売買を検討しても良いでしょう。
売買手数料は取引ごとにかかり約定金額に比例する
株の売買手数料は約定金額が高くなればなるほど、手数料も高くなる傾向があります。
参考に楽天証券の売買手数料を見てみましょう。
売買手数料 | |
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5万円まで | 50円 |
10万円まで | 90円 |
20万円まで | 105円 |
50万円まで | 250円 |
このように売買手数料は約定金額が高くなると、それに比例して高くなるので注意しましょう。
取引の回数に関わらず、常に1日の手数料が定額になるという制度のことです。
例えば手数料が1日あたり1000円の一日定額制のコースを選択すれば、1日のうちに何度も売買をしても手数料は1日1000円までとなります。
一日定額性は、あくまでデイトレードのような何回もトレードをしたい方向けの制度です。
スイングトレードやポジショントレードのような、中長期メインの投資家からすると、かえって割高になる制度でもあります。
大手証券会社の売買手数料を比較
売買手数料は証券会社によってそれぞれ異なります。では、具体的にどのくらい違うのでしょうか?
大手証券会社である5社の手数料を比較してみましょう。
10万円まで | 20万円まで | 30万円まで | 50万円まで | 100万円まで | |
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ライブスター証券 | 80円 | 97円 | 180円 | 180円 | 340円 |
SBI証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 250円 | 487円 |
マネックス証券 | 100円 | 180円 | 250円 | 450円 | 1,000円 (成行注文の場合) |
楽天証券 | 90円 | 105円 | 250円 | 250円 | 487円 |
SMBC日興証券 | 125円 | 180円 | 250円 | 400円 | 800円 |
ライブスター証券は国内でも特にやすいので、コストが安い証券会社を探している方には特にオススメ。そのほかSBI証券も手数料の安い証券会社です。
株の売買手数料は意外と重要!取引が多い場合は定額制も視野に入れよう
手数料は証券会社によってそれぞれ異なります。購入する時と売却する時、両方に売買手数料はかかるので、株の売買をする際には手数料はいくらになるのかも計算しましょう。
ライブスター証券のような、手数料が安い証券会社を利用すれば、コストを抑えて株の売買ができるので、節約になります。