株式投資の勉強

ミニ株とは?単元未満株のメリットデメリットとおすすめ銘柄の共通点

株式投資を始めるためには一体いくら必要になるのでしょう?

株といってもそれぞれで、中には1万円以下より購入できる株もあります。ただ、大企業の株や、人気のある株ともなると、1万円どころか10万円以上の資金がないと購入できないことがほとんどです。

だいたい50万円から100万円もあれば、資金不足に悩まされることなく、欲しい株の銘柄を購入することができるでしょう。

このように、株を購入するためには本来であればまとまった資金が必要となるため、資金が少ないとなかなか株を購入できず、投資を始められません。しかし、ミニ株ならば、少額からでも投資ができます。

今回はミニ株のメリットとデメリット、おすすめな銘柄について紹介します。

ミニ株とは?単元株よりも少ない株数で購入できる株

少額ずつ株を購入したい、そのような悩みを抱えている方にほど、ミニ株はおすすめです。

ミニ株とは、単元株よりも少ない株数で購入できる株のことです。

単元株とは株の売買の単位のことです。例えば、単元株数が100株の株を購入する場合、100株単位で売買をすることになるため、100未満の株は購入できないことになります。

日本株の単元株数は100株もしくは1000株であることがほとんどのため、株価が数千円だったとしても、実際に株を購入するためにはその100倍、もしくは1000倍の資金が必要になります。

例えばNTTドコモの2018年7月14日における株価は2823円なのですが、単元株数は100株となるため、NTTドコモの株を購入するためには最低でも28万2300円もの資金が必要となります。

このように、単元株数があるため、本来であれば株式投資にはまとまった資金が必要になります。しかし、ミニ株ならば、より少額の資金からでも株を購入できます。

本来であれば10万円以上の資金がないと購入できない株も、ミニ株ならば株価通りの価格で株を購入することができます。

このように少額から購入可能なミニ株ならば、余剰資金を株にまわしやすく、積立に適しています。

ミニ株なら少額からでも株を買えるってことですけど、どのくらい安く買えるのですか?
1単元に対して10分の1の株数を購入できます。例えば、単元数が100株のミニ株なら、10株より購入できるということになりますね。

ミニ株には配当や優待はあるのか?

少額からでも投資ができるミニ株なのですが、もしも保有している持ち株の数量が単元株に達していない場合、配当や優待はもらえるのでしょうか?

結論から言えば、ミニ株でも配当や優待は貰えます。ただし、本当にもらえるかどうかは企業によって異なりますので、配当や優待目的でミニ株を購入する場合は必ず単元未満株でも大丈夫なのか、確認しておきましょう。

たとえミニ株であっても、株を保有している以上、株主であることに違いはありません。株主である以上、優待をもらう権利はあります。ただし、ミニ株の場合、単元株の数量に達していないと、株主総会には参加できません。

では、優待についてはどうなのでしょう?確かに優待をもらえる権利はあるのですが、本当にもらえるかどうかは企業次第となります。

というのも、企業によっては一定数量以上の株を保有することを、優待をもらうための条件にしていることがあるからです。このような条件のある企業の場合、たとえ株を保有しても、保有している量が少ないと優待がもらえません。特に単元未満株の場合、もらえないことの方が多いくらいです。

もちろん、ミニ株でも、少額ずつ購入し、株の保有量が一定量に達すれば、条件を達したということで、優待はもらえるでしょう。

このように、ミニ株でも優待がもらえるかどうかはケースバイケースとなりますので、一概にもらえるとは限りません。

優待と違い、配当に関して言えば、原則どこでも保有している持ち株の量に応じて配当金を受け取ることができるでしょう。

もちろん、業績の悪化などが原因で配当が出ないなど、事情がある場合は配当はもらえません。ただし、それは単元株を保有している場合であっても同じです。

業績の悪化などのマイナス要因が無い限り、配当利回りの高い企業の株を保有しておけば、たとえミニ株でも定期的に配当金を稼ぐことができるでしょう。

ミニ株の中には銀行の金利よりも配当利回りが高い魅力的な株が多く存在します。

ミニ株のメリットとデメリットとは?

少額からでも投資ができるなどのメリットがあるミニ株には、果たしてデメリットはあるのでしょうか?

ミニ株には確かにメリットもありますが、他方でデメリットもあります。ミニ株を購入する際には、しっかりとデメリットにも目を向け、注意を払いましょう。

ここではミニ株のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

ミニ株もメリットばかりではないってことね。どんなデメリットがあるのかしら?
そうですね。少額から購入するとなると、保有できる持ち株の数も少なくなるので、大きなリターンが狙えないなどのデメリットがありますね。ただ、リターンが小さい分、リスクも小さいので、ミニ株は株の練習にはうってつけかもしれませんね。

ミニ株のメリットとは?

ミニ株のメリットというと、まず数千円から数万円の少額からでも投資ができる手軽さがあります。

確かに、少額でも購入できる単元株はあるにはあるのですが、そういった株は少数派です。なにより、少額から購入できる株の中には将来が不安定な株もあるため、リスクが高くなりやすいです。

他方で、将来が安泰な大企業の株を購入するとなると、高額の資金が求められます。100株購入するにあたって、何十万円もの資金が必要になることもあるでしょう。

いくら株を購入したいと思っても、購入する毎に何十万円もの資金を求められるというのであれば、なかなか投資を始められません。しかし、ミニ株ならば、少額からでも投資できるので、余剰資金を株にまわしやすいです。

必要となる資金が少額で済む分、ミニ株には積立がしやすいというメリットもあります。

高所得者でもない限り、毎月何十万円もの株を購入し続けることはできないでしょう。しかし、少額から購入できるミニ株ならば、定期的に株を購入することができます。

ミニ株であっても配当金はしっかりと付くので、長期にわたってミニ株を購入し続ければ、やがて複利効果が働くことで、資産をしっかりと増やすことができるでしょう。

少額から投資できること、これがミニ株の最大のメリットとなります。

少額から取引ができるため、ミニ株には他にもローリスクな売買ができるなどのメリットがあります。

たとえ株価が暴落したとしても、持ち株の量が少なければ、それほど大きな損失を被る心配がありません。

大損するリスクが少ないのであれば、いくらでも取引ができます。株に興味があるけれど、まだ初心者で投資のやり方がわからないという方は、まずはミニ株から始めてみることをおすすめします。

ミニ株を通じてしっかりと経験を積んでおけば、いざ単元株に挑戦することになったとしても、初心者ならではの失敗やミスに遭遇することなく、安定したトレードを実践できるでしょう。

株の練習といっても、長期にわたってミニ株を保有し続ければ、配当金の複利効果で資産を増やすこともできるため、まさに一石二鳥です。

ミニ株のデメリットとは?

少額から購入できるミニ株ですが、他方でデメリットもあります。

まず、ミニ株を取り扱っている証券会社はそれほど多くはないため、どこの証券会社でもミニ株を購入できるというわけではありません。ミニ株を購入する際には、ミニ株を扱っている証券会社を選びましょう。

さらに、ミニ株を扱っている証券会社だからといって、取り扱っている銘柄の数が多いとは限りません。

そもそもミニ株を購入できる企業の数はそれほど多くはないです。最近は、ミニ株を購入できる企業も増えているようなのですが、それでも少数派であることに違いはありません。

いくらミニ株を購入したいと思ったところで、ミニ株を扱っていないのであれば、単元株を購入するしかありません。

ミニ株には他にも、手数料が高くなりやすいというデメリットがあります。

いくら少額からでも投資ができるといっても、手数料が高いとなると、コストが嵩みます。定期的にミニ株を購入し続けるとなると、購入する毎に手数料が発生するため、最終的にはかなり高額の出費を強いられることになるでしょう。

できるだけコストを抑えてミニ株を購入したいと思うのであれば、手数料の安い証券会社を選ぶしかありません。

他にも、ミニ株には指値注文ができず、注文は原則として成行注文のみになるというデメリットがあります。

成行注文はすぐに約定が成立するというメリットのある注文方法なのですが、他方で価格を指定できない分、思惑とは異なる価格で注文が成立しやすいというデメリットのある注文方法でもあります。

指値注文ができないミニ株の場合、常に不利な価格での取引を強いられるリスクがあるということです。

取扱銘柄の数が少なく、手数料が高く、成行注文しかできないなどのデメリットがミニ株にはあります。

ミニ株の始め方とは?

ミニ株といっても、株であることに違いはありません。単元株同様に、証券会社を通じて売買できます。

ミニ株を始めるためには、ミニ株を取り扱っている証券会社の口座を開設する必要があります。

そのため、まずはミニ株を購入できる証券会社を探しましょう。この時、できるだけコストを抑えたいなら、手数料が安い証券会社がオススメです。

証券会社が見つかったら、あとは口座を開設し、入金の手続きを終えてしまえば、いつでも証券会社を介することでミニ株を購入することができます。

ミニ株を買いたいのだけれど、証券会社はどこを選べば良いのかしら?
まずミニ株を扱っている証券会社を選ぶと良いですね。それと、手数料の安さや取り扱っている銘柄の数、キャンペーンの内容などを比較すると、自分の投資プランに合った証券会社が見つかりやすいですよ。

ミニ株に対応している証券会社とは?

ミニ株を購入するためには、まずミニ株に対応している証券会社を利用する必要があります。

証券会社といってもそれぞれです。いくらミニ株を購入したいと思っても、ミニ株や単元未満株を取り扱っていない証券会社からは購入できません。必ず、ミニ株に対応している証券会社を選びましょう。

ミニ株や単元未満株に対応している証券会社というと、「カブドットコム証券」や「マネックス証券」、そして「SBI証券」などがあります。

カブドットコム証券では、プチ株と呼ばれるミニ株と類似のサービスがあります。プチ株では、1株から株の売買ができるので、ミニ株よりも少額の投資ができるというメリットがあります。

マネックス証券では、ワン株と呼ばれるサービスを利用することで、単元未満株を売買できます。ワン株では、1株より売買が可能となるので、1万円からでも株の売買が可能です。

SBI証券では、S株と呼ばれるサービスを利用することで、単元未満株を購入できます。SBI証券も、他の二社同様に、1株からの株の購入が可能です。

ミニ株といえば、本来は単元株の10分の1の株を売買できるという制度なのですが、これら3社を利用すると、1株からでも株の売買ができるので、株によっては1万円どころか1000円未満でも購入が可能となります。

ミニ株の手数料

ミニ株の手数料は、各証券会社によってそれぞれ異なります。

カブドットコム証券の場合、約定代金が2万円未満ならば100円、それ以降は約定代金が1万円増える毎に手数料が67円ずつ加算されます。

マネックス証券の場合、約定金額の0.5%が手数料となります。例えば、約定代金が2万円ならば100円となります。

SBI証券の手数料は、約定代金の0.5%となります。最低手数料は50円となります。

手数料は証券会社によって違うので、それぞれを比較した上で、もっともメリットの多い証券会社を選ぶと良いでしょう。

ミニ株でオススメとなる銘柄や人気の銘柄とは?

ミニ株は通常の株と違い、少額から購入することができます。そのため、オススメとなる銘柄も、通常の場合と異なる傾向があります。

これからミニ株を始めるにあたり、どのような株を選ぶと良いのでしょうか?

まずミニ株で人気のある銘柄というと、決まって配当利回りの良い銘柄となります。同様に、優待のある銘柄も人気が出やすいです。

例えば、京セラや松風、日本ケミファはミニ株でも優待をもらえる企業です。これらの企業のミニ株を購入することで、それぞれの優待を受けることができるでしょう。

ただ、優待よりも利益を優先するならば、配当利回りが高い企業がおすすめです。

配当利回りの高い企業に投資をする場合、利回り以外にもチェックすべきポイントがあります。投資をする前に、その企業の知名度や将来の業績などもチェックしておきましょう。

少額から購入できるミニ株は、確かにリスクの少ない投資をするにはうってつけです。しかし、取引できる株の数が少ない分、キャピタルゲインを狙い難いというデメリットがあります。

ミニ株は、デイトレードよりも長期投資に向いています。目先の値上がりよりも、将来の値上がりを見据えて投資をした方が良いです。

ミニ株を購入するのであれば、10年20年先も安泰な大企業で、尚且つ配当金が高い企業を選びましょう。

配当利回りの高い大企業のミニ株を継続的に購入し続ければ、時間こそかかりますが、将来的には配当金の複利効果を働かせることで、資産を形成していくことができるでしょう。

どうしてミニ株はデイトレードに向いていないのかしら?
デイトレードで利益を得るためには、少しの値動きでも利益を取れるだけの高額の資金が必要になります。少額のトレードが主流のミニ株ですと、たとえ株価が上がってもそれほど大きな利益にはならないのですよね。なによりミニ株は手数料が高いから、デイトレードだと利益があまり稼げず、どうしても相性が悪くなってしまうのですよね。

ミニ株の運用時の注意点

ミニ株を運用する時の注意点として、まず注文方法が成行だけになる点に注意を払いましょう。

ミニ株の注文方法は、基本的に成行だけとなります。それに加え、1日1回もしくは2回までと、証券会社によって取引できる回数に上限が設けられているものです。

買うタイミングを間違えたり、銘柄を間違えると、思い描いたような投資ができなくなります。ミニ株を注文する時は、いつ購入するのか、どの銘柄を購入したら良いのかなど、事前に投資計画をよく練っておきましょう。

なにしろミニ株は、注文を入れた翌日の始値でしか取引できないなど、いろいろと制約があります。指値が無い上に、注文を入れたからといって即座に約定できるわけでもありません。ミニ株の場合、思惑通りの価格で株を保有することはまずできないでしょう。

もちろんミニ株に限らず、単元株であっても、株がいつ値上がりし、いつ値下がりするのかは誰にもわかりません。底だと思ったらさらに下落することもありますし、天井だと思ったらもっと値上がりすることもあります。予測を裏切るような展開など、相場の世界では日常茶飯事です。

では、一体いつ購入したら良いのでしょうか?もしも、いつ株を買えば良いのかで迷ったら、いっそのこと「るいとう」を始めてみることをオススメします。

るいとうとは

累積投資のことで、特定の銘柄を一定額ずつ購入し続けるという投資手法のことです。

るいとうを実践すると、ドルコスト平均法の効果を働かせることができます。たとえ株価が下落したとしても、常に株を少額ずつ購入すれば、平均取得価格を下げることができます。その反対で、株価が上がれば、その分だけ利益を得ることができます。

るいとうは、株価の下落すら利益獲得のチャンスに変えることができる手法なのです。

たとえ株価がほとんど動かなかったとしても、株を長期保有し続ければ、配当金で稼ぐことも可能です。

るいとうは、初心者でも簡単に実践できる投資手法です。ただし、デメリットもあるので注意しましょう。さらに、るいとうの名義人は証券会社となるため、優待がもらえないなどのデメリットもあります。

わざわざ証券会社が提供するるいとうのサービスを利用するぐらいならば、自分でミニ株を定期的に購入した方がコストが安くなります。

低コストで、尚且ついちいち購入する面倒を省きたいのであれば、カブドットコム証券のプレミアム積立のサービスがオススメです。プレミアム積立は手数料が安く、月500円からでも始められます。

少額ずつ投資をすると、当初は思ったように資産が増えないでしょう。しかし、10年20年と継続することで、やがては資産を増やすことに成功するでしょう。

自分で株を購入するにしろ、るいとうをするにしろ、プレミアム積立を始めるにしろ、ミニ株で儲けを出すコツは、長期投資で配当金を稼ぎ、複利効果を働かせることにあります。

ミニ株を始める時、もっとも注意すべきことは、途中で止めてしまうことです。少額でも良いのでちょっとずつ株を定期的に購入し続けることが、将来ミニ株の運用で成功するための秘訣です。

少額から購入できるミニ株投資を始めてみよう

通常の株式投資と違い、ミニ株なら少額からでも株を購入することができます。

たとえ単元未満株であっても配当金はもらえるので、長期にわたってミニ株を保有し続ければ、その年月に応じて配当金を稼ぎ続けることができるでしょう。

ミニ株は少額から購入できるということもあってか、ローリスクローリターンな株です。リスクが低い分、リターンも小さいため、デイトレードのような取引には不向きです。手数料も高いため、短期売買には向いていません。

しかし、少額からであってもコツコツと継続的に株を保有し続ければ、将来的には資産を増やすことができるでしょう。

将来が安泰で、配当利回りの高い企業のミニ株を購入し続ければ、銀行に預ける以上の収入が見込めます。