マネラップ(MSV LIFE)の特徴と注意点!特定口座は非対応
マネラップ(MSV LIFE)とは、マネックス証券が提供するロボアドバイザー。
1000円から資産運用を始められ、実質コストは年率1.0%未満をめざすという特徴があります。
ETFに絞って投資をすることで実質コストを抑えるのが特徴のマネラップ。この記事ではマネラップを利用するメリット・デメリットやほかのロボアドバイザーとの違いを解説していきます。
マネラップのサービス内容
マネラップを利用する前にユーザーは簡単な質問に答えます。その回答を基に、マネラップでは一人ひとりのユーザーに合った資産計画を作成するんです。
マネラップの実質コストは年率1.0%未満。それは低コストな取引が可能なETFに的を絞って投資しているから。コストを下げることで1000円から資産運用を始められ、初心者も利用しやすくなっています。
運用会社 | マネックス・セゾン・バンガード投資顧問株式会社 |
---|---|
サービス開始時期 | 2016年12月 |
最低投資金額 | 1000円以上1000円単位 |
利用料・手数料 | 実質1%(年率)未満を目指す(1%を超えることもある) |
積立投資 | 可能 |
マネラップでは3つの計画タイプ(運用スタイル)を用意しています。
- 「ためる」タイプ
- 「そなえる」タイプ
- 「たのしむ」タイプ
マネラップを利用するとマネックス・セゾン・バンガード投資顧問と投資一任契約を締結することになります。実際の運用は「マネックス」だけではなく、この「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」が行うことになるんですね。
マネラップのラップとは?ラップ口座の意味
ラップとは日本語で包括を意味する単語です。ラップ口座では預けた資産は包括してすべて契約した金融機関に運用を任せてしまいます。
投資一任契約を結んだ金融機関に対して、資産運用のすべてを任せるサービスのことです。
マネラップもユーザーから預かった資産を包括的に運用することになるので「ラップ口座」となります。
ファンドによって異なる、マネラップの運用実績
マネラップの運用実績は、どのファンドを選ぶかによってそれぞれ異なります。
マネラップのファンドはAからHの全8コース。
期待リターンが大きいコースほど、リスクが高くなります。その反対で期待リターンが低いコースほど、リスクも低くなります。
マネラップ手数料や利用料について
マネラップの利用にかかるコストは、運用開始後にかかる手数料のみ。マネラップでは運用資産の時価評価額の1%未満(年率)を目指しています。
あくまで目標となるため、1%未満に手数料がおさまることもあれば、1%を超えることもあります。
マネラップの特徴はETFへの分散投資と手数料の安さ
マネラップでは国内外の低コストなETFへと分散投資をするのが特徴です。ポートフォリオ調整機能もあるため、四半期に一回のペースでリバランスが行われます。
そしてラップ口座は本来であればコストが高いサービスです。しかしマネラップはロボアドバイザーであるため、通常のラップ口座と違って人件費が安く済みます。
その恩恵もあってか、他社のファンドラップと比較すると手数料が安く、運用コストが安いです。
マネラップとバンガード・グループの関係
マネラップでは、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問と一任契約を締結しています。マネックス・セゾン・バンガードとは、マネックスグループ株式会社と、株式会社クレディセゾン、バンガード・グループが共同出資して設立した資産運用会社です。
出資元にバンガード・グループがあるということもあってか、投資対象の銘柄の中にはバンガードETFも含まれます。
バンガードETFといえば世界でも特に有名なETFです。通常の方法でバンガードETFを購入しようと思ったら取扱っている証券会社の口座を開設し、売買手数料を払って購入しなければなりません。
バンガードETFなどの海外のETFへの投資を検討している方ほど、マネラップは相性が良いでしょう。しかしマネラップにもデメリットはあります。
マネラップのデメリットは口座の種類と為替リスク
マネラップを利用する場合、口座は特定口座を利用できずに一般口座となるため、確定申告が必要になります。
さらにマネラップには為替リスクがあります。海外ETFに投資をする以上、為替の影響から逃げることはできません。為替リスク次第では、手数料が1%を超えてしまうこともあるので注意しましょう。
マネラップの始め方!利用するまでの手順を紹介
マネラップを利用するためには、マネックス証券の口座が必要になります。マネックス証券の口座を開設するには本人確認書類が必須となりますので予め用意をしておきましょう。
マネラップを始めるまでに必要なおおよその日数
マネックス証券の口座を開設後、マネックスはユーザーの回答を基に資産計画を作ります。投資一任契約の締結が完了し入金の作業が済めば、あとはマネラップが運用を進めるのを待つだけとなります。
マネックス証券の口座開設にかかる日数と、マネラップの口座開設にかかる日数を合計すると、だいたい1週間ほどはかかるでしょう。
少額からの投資に向いているロボアドバイザー「マネラップ」は初心者にもおすすめ
利用すると、ポートフォリオの提案だけでなく、さらにはETFの売買からリバランスなど、資産運用をするにあたって必要な作業をすべて一手に引き受けてくれます。
少額からの投資に向いているロボアドバイザーです。わずか1000円から積立が可能となるため余剰資金や貯金が少ない方であっても、老後に備えて資産を運用できますよ。