入院に必要なものリスト!必要書類と持ち物を確認しよう
入院するとき、なにを持っていけばいいのでしょうか。初めてだと想像しにくいですよね。
病院がくれる持ち物リストになくても、「持っていくと便利」というアイテムもあります。
私は急に入院することになり、焦って準備をしたので、いろんな抜けがありました。2週間の入院中、何度も家族に「あれ持ってきて」と連絡し、迷惑をかけたと反省しています。
経験と反省を踏まえて、入院に必要な書類や持ち物をご紹介します。
入院申込書や限度額適用認定証!入院手続きの必要書類
入院の手続きには、診察券や保険証のほか、普段あまりお目にかからない書類が必要になります。
入院中に保険証の種類が変わったら、すぐに申し出ましょう。
連帯保証人の署名と押印が必要です。連帯保証人については特集記事にて説明しています。
入院中も手術の同意書などに押印するのに使います。
5万円、10万円などまとまった額がかかります。不要な病院もあります。
入院保証金に関する特集記事もございます。詳しくはコチラへ
入院前3ヶ月以内に別の病院を退院した場合に必要。前の病院を退院した時にもらっているはずです。
70歳未満なら、健康保険の窓口に連絡して、限度額適用認定証を発行してもらいましょう。
高額療養費の払い戻し申請を自分でしなくてすみます。
1ヶ月間の医療費が限度額を超えた場合、自己負担額を限度額までにできる仕組み。限度額は収入によって異なります。通常は事後申請して払い戻しを受けますが、限度額認定証があれば窓口での支払いが限度額までになり、事後申請は不要。
70歳以上は限度額適用認定証を発行してもらう必要はありません。
※特集記事はコチラ
知らないと損する高額療養費制度!医療費の自己負担を減らす方法
市町村民税が非課税の世帯の人なら、加入している健康保険で「限度額適用・標準負担額減額認定証」の発行依頼をしましょう。自己負担限度額と入院中の食事代が減額されます。
医療費の補助・助成が受けられる医療証や公費医療受給者証を持っている人は、そちらも忘れないでください。
また、労災での入院なら会社からもらう書類、交通事故で自賠責保険を使っての入院には保険会社作成の書類が必要です。
入院生活の必需品!病院から指定される持ち物
病院から指示されることが多い持ち物をご紹介します。
紹介するとおり持ち物が多いので、揃えるのが大変。タオルやパジャマのレンタルサービス、院内コンビニや売店があれば、活用しましょう。
レンタル、コンビニで買える可能性があるものには(レンタル)(コンビニ)と注記しています。
ちなみに、衣類やタオルは、2~3日は洗濯せずに過ごせる量を用意するのが目安です。
サプリメントも含みます。お薬手帳は持っている人だけで構いません。
100円玉を多めに、1000円札を何枚か用意しましょう。小銭はコインランドリーや自販機で、1000円札はテレビカードを購入するときなどに使います。
病室の金庫は小さめなので、小さな財布が便利。
防犯のため、必要最小限の金額だけを手元に置きましょう。
手洗い用タオルは、紙タオルで代用すれば洗濯物を減らせます。
旅行用のものが便利。
割れにくいプラスチック製のものを用意しましょう。
日数に合わせた小さい容器や、旅行用セットなどで持っていきましょう。
お風呂や洗顔時に使います。100均でも買えます。
身だしなみを整えるために必要です。
レンタルできる病院もあります。
シャワー、入浴時に使います。
シャワー室に備え付けている病院もあります。持参する場合は入院日数に合わせた小さいボトルで。
透けないものなら恥ずかしくありません。
コンビニで買ったものや、お土産を食べるときに使います。
プラスチック製にしましょう。大きめのコップがおすすめ。
入院病棟は空調が効いていて夏でも寒いので、1年中羽織物が必須です。
スリッパではなく、かかとがある靴を指定する病院も。入院中にリハビリを行うなら、運動靴が必要です。
おむつからの漏れが心配なら下着は多めに用意しましょう。しめつけが弱いものが適しています。
前開きのものを指定する病院もあります。冬も暖房が効いていますので、寒がりでなければ冬でもパジャマはやや薄手にして、羽織物で調節するのがおすすめです。
1~2週間の入院でボックスティッシュ1箱は必要です。
テレビ、ラジオ、スマホなどに使います。テレビからベッドまで届くように、ケーブルが長めのものを選んでください。
食べこぼしが多いなら必要です。
おむつを使う場合はおしりふきも必要。おむつは病院指定のものを購入して使うことが多いです。
使い慣れたものを持っていきましょう。
シェーバーやシェービングフォームなどの髭剃り用品が必要です。
ケースや洗浄剤を忘れないように注意してください。
メガネケースや洗浄液が必要です。
これ便利!入院生活を快適にするおすすめアイテム
病院がくれるリストには載っていませんが、あると便利なものをご紹介します。
ベッド周りで身だしなみを整えたいときに便利です。
洗顔時に髪が濡れないようにします。
同室の人の声やいびきが気になるときに使います。
同室におむつを使っている人がいるなど、臭いが気になる場合に使います。
借りられる場合もありますが、持参がおすすめです。
長期間お風呂に入れないときに、体を拭くために使います。
洗濯の代行をお願いするときに安心です。
室内でタオルを乾かしたいときや、ケーブルをまとめて固定するときに使います。
テーブルや手の汚れをふき取るのに便利です。
入院中にもらう書類を入れます。
書類は意外に多くなるので、2~3枚は持っていきましょう。
小物を入れた袋をさげてベッドの柵にかけておけば、欲しいものにすぐ手が届きます。
医師や看護師からの説明や指示をメモするのに使います。
持ち物、食べ物に名前を書くときに使います。
充電器のケーブルは長めのものが便利です。
私は入院中にスマホを使いすぎ、速度制限でイライラしていました。入院が1週間以上なら持参がおすすめです。
充電器などのケーブルが十分に長いなら不要です。
レンタルや院内コンビニを活用して準備も入院生活も快適に
しかし「物をできるだけ必要最小限に」だけを考えてシンプルにしすぎると、病室が味気なく寂しくなってしまうことも。
家族の写真、きれいな小物、ちょっといいお茶のティーバッグ、いい匂いのハンドクリームなどがあると、気分が変わります。前向きな気持ちは治療にもいい効果をもたらしてくれるはずですよ。