保険の基礎知識

収入保障保険・就業不能保険・所得補償保険の違いは?特徴と必要性

「所得補償保険」「収入保障保険」「就業不能保険」この3つの保険をどこかで名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?名称が似ているこれらの保険はすべて同じ保障内容のように感じられますが、実はそれぞれ特徴や違いがあります。

今回はこの3つの保険の違いを詳しく説明していきます。それぞれどんな人が加入するべきなのか特徴を確認しながら自分にあったものを探してみましょう。

働き盛りの20代から40代の人は「もしもの時のために収入をサポートするこれらの保険」をしっかりとチェックしておきましょう。

「所得補償保険」「収入保障保険」「就業不能保険」3つの保険の特徴

まずはそれぞれの保険の特徴を解説していきましょう。

所得補償保険とは?保障内容と特徴

所得補償保険は損害保険会社が販売している保険商品であり、働くことができなくなった場合に毎月一定額保険金が受け取れる保険です。一定期間、年収の60%程度補償されます。

事故やけが、病気によって仕事をすることができなくなってローンの支払いや生活費を確保できなくなった時の負担を抑えることができます。補償は基本的に国内・国外問いません。

所得補償保険には家事従事者(炊事・掃除・洗濯・育児等)も加入できる商品があります。

収入保障保険とは?保障内容と特徴

掛け捨てであり、万が一の時(死亡・高度障害の時)のみ保険金を受け取ることができるので、健康なまま保険期間満了した時は保険金を受け取ることなく終了となります。生命保険(死亡保険)ですが、定期保険と似ています。

収入保障保険は加入から年数が経過すると保障金額が下がっていくことから「三角の保険」と呼ばれています。

終身型の生命保険などとは別に収入保障保険に加入して、保障額を一定の期間だけアップさせるという活用方法ができます。

就業不能保険とは?保障内容と特徴

就業不能保険は病気やけがで働けなくなった時にお給料のように毎月一定の金額を受け取る保険商品です。就業不能状態になった場合保険金を受け取ることができますが、うつ病などの精神疾患や薬物依存・むちうち・腰痛などは対象外となります。

就業不能状態とは
病気やけがによって入院している状態。もしくは病気やけがによって医師の指示により在宅療養している状態のことです。
保障金額はどうやって決めると良いでしょうか?
自分の月々のお給料をベースに考えてみましょう。いずれも収入をサポートする保険なので毎月の生活費として必要な金額を考えてみると良いですよ。

「所得補償保険」「収入保障保険」「就業不能保険」3つの保険の違い

これら3つの保険は収入をサポートするという面では共通していますが、保障内容は異なります。

「所得補償保険」は損害保険会社、「就業不能保険」は生命保険会社と取り扱っている保険会社が異なりますが、保障内容や目的はほぼ同じと考えて良いでしょう。

所得補償保険 収入保障保険 就業不能保険
支払条件 病気・けがで働けない時 死亡・高度障害の時 病気・けがで働けない時
保険期間 1年から5年で更新 50歳〜70歳 50歳〜70歳
保険金額 収入のおよそ60%まで 自由に設定 10~50万円で5万円ごと
保険金の受取方法 働けるようになるまで(最長5年) 一時金または保険期間満了まで毎月支給 保険期間満了まで毎月支給

次の条件に当てはまるような人は、これら3つの保険への加入を検討するとよいでしょう。

3つの保険への加入検討がおすすめな人

  1. 未成年の子供がいる
  2. ローンなどの支払いが残っている
  3. 自営業の人
  4. 貯金が少なく、治療費を支払うのが困難な人

未成年の子供がいる場合、教育費が必要にも関わらず収入が途絶えてしまうことになります。子供の未来のためにも備えておきましょう。新しい家を買って住宅ローンの支払いをしているにも関わらず働くことができなければ家族も不安になります。

ローンは長い期間で返済していくことになるのでローンを組むのをきっかけに加入を考えておくとよいかもしれません。

自営業の人は国民健康保険なので公的制度をあまり利用できません。こういった収入をサポートする保険に加入して、働けなくなった時にも安定したお金を得られるようにしておくと家族も安心ですね。

加入するか否かのポイントは「貯金がなく、治療費を長期間支払うことが困難か」どうか。逆に有事の際にまかなえる貯金が充分にあるなら、無理して加入する必要はありません。

保険金の支払い条件と保険金額を押さえましょう

3つの保険の違いを理解できたでしょうか?収入保障保険は万が一亡くなった場合・高度障害になった場合の死亡保険であり、所得補償保険と就業不能保険は働けなくなった時の給与をサポートする保険です。

それぞれ設定できる保険金額が異なりますので、どのくらい必要か考えて自分にあった保険をこの3つから選んでみましょう。

お金は生活するのに必要不可欠なものです。自分だけではなく、家族も安心できるような保障を備えておいてください。