THEO(テオ)の魅力とは?サービスの特徴と始める前の注意点
投資を初めても失敗ばかり、そもそも正しい運用方法がわからないという悩みを抱えている人も多いでしょう。
そんな人におすすめなのがロボアドバイザーです。ロボアドバイザーを利用することでプロと同じ手法で資産運用ができます。知識がない初心者であっても、気軽に利用できるメリットがあります。
今回は複数あるロボアドバイザーの一つ「THEO(テオ)」を掘り下げ、特徴やサービスを解説していきます。
投資一任型のロボアドバイザー「THEO(テオ)」のサービス内容
THEOとは、ポートフォリオの提案から実際の運用にいたるまで、すべてを任せることができる投資一任型のロボアドバイザーです。
テオの名称は画家のゴッホを金銭的にサポートした弟のテオドルス・ファン・ゴッホに由来しています。
THEOに資産運用を任せると、投資に関わるすべての作業をプロ同様の手法で行ってくれます。ユーザーから預かった資産を分散して投資をすることでリスクを下げつつ、優良なETFに投資をして安定した利回りを目指します。
少額から投資ができるTHEOならば、少ない負担で積立を行うことができます。ここではTHEOとはどのようなサービスなのか、その詳細について解説します。
ETFに興味を持った人は「ETFの仕組みや始め方などを解説!初心者向け運用マニュアル」を読んでみてくださいね。
THEOの基本情報
THEOの基本情報は以下のようになります。
運営会社 | 株式会社お金のデザイン |
---|---|
サービス開始時期 | 2016年2月 |
最低投資金額 | 1万円 |
利用料・手数料 | 0.5%から1.0%※ |
積立投資の可・不可 | 可能 |
※:2019年8月より新手数料体系が適用されます
THEOのサービスとは?
THEOを利用すると、どのようなサービスを受けられるのでしょうか?
THEOではユーザーに対してETFを組み合わせたポートフォリオの提案から、さらには買付やリバランスなどの運用の作業をユーザーに代わって行ってくれるサービスを提供しています。
ユーザーの資産状況や価値観、投資戦略を鑑みた上でポートフォリオを組み、様々なETFを買い付けて分散投資を実施してくれるんです。
一旦構築されたポートフォリオに対して、THEOでは定期的なリバランスを実施し、ポートフォリオが崩れないように調整してくれます。
運用の成果は、毎月もらえる運用報告書で確認することができます。一旦THEOに資金を預けたら、あとは定期的に運用結果をチェックする以外にやることはありません。資産運用に関わるすべての作業をTHEOに一任することができます。
THEOの利用料・手数料
THEOの手数料は、3000万円以下の部分は預かり資産額の1.0%(年率)。
ただし2019年8月より新手数料体系が適用され、入出金の総額により手数料が引き下げられます。
3000万円を超えた分に関しては、従来どおり預かり資産額の0.5%(年率)がかかります。
自動積立のサービス「THEO積立」とは?
THEO積立とはTHEOの自動積立のサービスのこと。利用することで定期的に、事前に設定した金額を自動的に積み立て、資産形成を行うことができます。
定期的に定額ずつ積み立てることで、ドルコスト平均法の真価を発揮しやすくなります。
THEOの投資対象はどのようなETF?
THEOの投資対象は世界中のETFとなります。
THEOはリスク分散をするべく、北米や欧州、アジア・オセアニア、南米など、様々な国や地域に投資をします。投資先資産は、株や債券、不動産、金、原油など多岐にわたります。
- 先進国株
- 新興国株
- 先進国国債
- 投資適格債券
- ハイイールド債券
- 新興国債券
- リート・不動産
- コモディティ
- 通貨
最終的な投資対象のETFの総数は11000銘柄以上となります。THEOではその中から、選定基準をクリアしている優秀な銘柄に対して分散投資をすることになります。
最低投資金額は1万円から
THEOの最低投資金額は1万円からとなります。
1万円以上、1000円刻みで積立を設定できます。少額から始められるので、ユーザーの負担も少なく済みます。
出金額の制限に注意
1万円から資産運用を始められるTHEOですが、いざ運用を始めると、出金制限に引っかかる恐れがあるので注意しましょう。
というのも、THEOでは10万円以下の出金ができず、制限されているからです。
THEOの特徴と利用するメリット・デメリット
投資一任型のロボアドバイザーであるTHEOには、どのような特徴があるのでしょうか?
- ETFを対象にしたグローバルな分散投資
- 資産運用の自動化
- 少額から運用できる
THEOで資産運用を始めると、預けた資産を元手に世界中のETFを購入し、投資をしてくれます。そのため、個人でも簡単に海外市場を含めて分散投資ができるのです。
もしもTHEOを利用せず、自力で海外のETFに分散投資をしようと考えた場合、まず海外ETFを取り扱っている証券会社の口座を開設しないといけないなど、手続きが面倒。
その上、世界中のETFの動向を自分で見守らないといけず、非常に煩雑です。専業の投資家ならば可能でしょうが、普段は仕事がある方が兼業でやるには難易度が高いでしょう。
しかしTHEOを利用すれば面倒な手続きを省いて、すぐにでも海外のETFへ分散投資をし、リスクに強い資産運用を始められます。
THEOのメリットとデメリット
まずはTHEOを利用するメリットをみていきましょう。
- 少額から運用可能
- 資産運用をすべて任せられる
- 手数料が安い
- 1000万円まで補償
- いつでも出金できる
投資一任型のTHEOは入金からETFの買付、さらにはリバランスまで、すべてを自動で運用してくれるので、ユーザーは手間をかけることなく、簡単に資産運用を始められます。
そのサービスを利用するにあたってかかる手数料が安く、低コストな運用ができるというのもTHEOのメリットです。
ただでさえ手数料が安いことに加え、為替手数料などのコストは基本的にかからないので、手数料の仕組みがシンプルでわかりやすいというのもTHEOの魅力。
さらに他のロボアドバイザーにはないメリットとして、少額から運用できるというポイントがあります。
THEOは1万円から運用可能で保障付き
THEOは1万円から運用できるため、余剰資金に余裕がない方でも運用を始めやすいです。
THEOで運用を始めた結果、万が一THEOが破綻したとしても、1000万円まで補償を受けられるので、安心して利用できます。
THEOはこれらのメリットに加え、24時間365日いつでも出金の申込ができるという利点があります。急にお金が必要になった時、THEOならばすぐにまとまったお金を引き出せるでしょう。
このようにメリットが豊富なTHEOですが、デメリットもあります。
- 為替リスクがある
- 10万円以下の出金ができない
THEOの投資対象は海外のETFです。そのため、海外のETFを保有している限りにおいて、常に為替変動リスクに晒されることになります。
円安時であれば、為替変動リスクはプラスの効果を発揮してくれるでしょう。しかしETFを保有中に円高が進行すると、為替変動リスクがマイナスに働き、損をするかもしれません。
さらにTHEOには10万円以下の出金が原則できないというデメリットがあります。どうしても10万円以下の出金をしたい場合は、THEOを解約しなければなりません。
THEOを利用する場合はこれらのデメリットに注意を払いましょう。
THEOの始め方
THEOを利用するためには公式サイトにアクセスして、口座開設の申込をしましょう。
手続きが完了後、審査が行われます。この審査が終了してはじめてTHEOを利用することができます。
THEOが利用できるまでの流れと必要書類・かかる日数
- THEOの口座開設の申込
- 口座の種別を選択
- 本人確認書類を提出
提出後、契約書類に同意をすることで、審査が行われます。審査が完了すると、だいたい数日後に口座開設完了のお知らせが届きます。
申込から実際に利用できるまで、だいたい数日から1週間ほどの日数がかかるので、早く利用したい場合は早めに申し込みましょう。
手続きを進めるにあたり運転免許証などの本人確認書類と、マイナンバーが必要になるので、準備しておきましょう。
協業ブランド「THEO+(テオプラス)」とは?
THEO+(テオプラス)とは、THEOと他社との協業ブランドのことです。
THEOとTHEO+との間において、運用方法などに違いはありません。そのため、THEO+であっても、THEOと同じ資産運用のサービスを利用できます。
ただし、提携先の企業独自のキャンペーンやサービスを受けられるなどの相違点がTHEO+にはあります。一例でいうと、THEO+docomoや、THEO+SBIなどがあります。
提携サービスもチェック!少額から投資できるロボアドバイザーTHEO
少額から資産運用ができるロボアドバイザーで、1万円から積立可能です。
海外のETFを中心に分散投資をするロボアドバイザーとなります。ただし、為替手数料などはかからず、すべてTHEOの手数料の範囲内で資産運用ができます。
少額から資産運用ができるロボアドバイザーですが、出金時に10万円未満の出金を制限するなどのデメリットがあるので注意しましょう。
THEOのサービスに申し込むと、だいたい1週間とかからずにサービスを利用できます。THEO+のサービスを利用すると、協業している企業独自のサービスを利用できてお得です。