投信工房(松井証券)ならNISAで積立も可能!特徴と機能を解説
投信工房とは、証券会社の大手である松井証券が提供しているロボアドバイザーのサービスです。
投資信託といっても、銘柄はとても多く、中にはリターンが期待できない銘柄もあります。経験豊富な投資家ならば、利回りの良い有望な銘柄だけに絞った効率的な投資ができますが、投資初心者にはむずかしいもの。
投信工房を利用すると、たとえ初心者であってもプロと同じ方法でポートフォリオを組んだ状態で資産運用を始められます。
投信工房のサービス内容やほかのロボアドバイザーとの違いを徹底解説します。
松井証券「投信工房」のサービス内容
さっそく投信工房の基本情報から見ていきましょう。
運営会社 | 松井証券 |
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サービス開始時期 | 2016年11月 |
最低投資金額 | 100円 |
利用料・手数料 | 信託報酬のみ |
積立投資の可・不可 | 可能 |
投信工房を利用するための手数料は無料となりますので、基本はノーコストです。
また通常、投資信託を購入すると信託報酬が発生するのですが、投信工房で取り扱っている投資信託は購入手数料無料のノーロードのみ。そのため信託報酬以外のコストは基本的にかからずに済みます。
100円から積立であり、少額からでも資産運用を始められるのが特徴です。
投信工房はアドバイス型のロボアドバイザー
ロボアドバイザーは大きく次の2種類に分けることができます。
- 投資一任型
- アドバイス型
投信工房は「アドバイス型」に分類されます。2種類の型の違いは「資産運用をロボアドバイザーに任せる範囲」にあります。
投資一任型のロボアドバイザーの特徴
ポートフォリオの提案から実際の買付、さらにはリバランスまで、資産運用にかかる全ての作業を行ってくれます。
一旦入金し、ポートフォリオが出来上がった最後、その後の運用はすべてロボアドバイザー任せとなります。
アドバイス型のロボアドバイザーの特徴
投信工房はこちらにあてはまります。
アドバイス型の場合ポートフォリオの提案などのアドバイスまではしてくれますが、その後の実際の運用はユーザー本人がやることになります。
そのためユーザー側の裁量が多く、自由に取引できるというメリットがあります。反していちいちリバランスの作業をしなければならず、面倒だというデメリットがあります。
投信工房の自動調整機能「リバランス積立」とは
投信工房のリバランス積立とは、あらかじめ設定したポートフォリオの比率を目指し、資産配分を自動調整してくれる機能です。
もしもこの機能を使用せず、常に同比率のまま分散投資を継続すると、価格変動に巻き込まれるとポートフォリオの比率が当初目指していた数値からかけ離れてしまう恐れがあります。
自分でいちいち配分を変更する必要がないので、忙しい方でもお手軽に運用ができます。
もし投信工房の提案が気に入らない場合は、配分比率を変更したり、投資信託を入れ替えて自由にリバランスをすることもできます。
普段の運用は投信工房に任せつつ、適時自分で好きなようにポートフォリオをカスタマイズできるというのも、投信工房の強みです。
投信工房はなぜ無料?他にかかるコストは
投信工房が無料で利用できるのは、人件費がかからないからです。
ロボアドバイザーのサービスの一つであるポートフォリオの提案についてですが、このサービスはAIが自動的にやっているので、人件費はかかりません。
それに加え、投信工房はアドバイス型のロボアドバイザーとなるため、実際の運用についてはノータッチ。つまりここでも人件費がかからないということ。
このように人件費がかからないサービスとなるため、投信工房は常に無料でサービスを提供できるのです。
余計なお金をかけずにロボアドバイザーのサービスを利用して、資産運用ができる、それが投信工房の強みなんですね。
投信工房と他のロボアドバイザーとの違い
投信工房はアドバイス型のロボアドバイザーですが、リバランス積立のサービスと併用して利用すると、投資一任型のロボアドバイザーと遜色のないサービスを提供しています。
単純に機能だけに注目するのであれば、積立からリバランスまで出来る投信工房は、アドバイス型と投資一任型のロボアドバイザーの良い特徴だけを兼ね備えている、優れたロボアドバイザーとなります。
そのためアドバイス型ならではの弱点であるリバランスができないという欠点は投信工房にはありません。
投信工房を利用するまでの流れ
投信工房を利用するにあたり、まず口座を開設する必要があります。提供元の松井証券の口座を開設しましょう。
口座開設の流れと必要書類は?
投信工房を利用するにあたり、まず松井証券の口座を開設する必要があります。
- 口座開設の申込
- 申込者の情報を入力後、本人確認書類を送付
- 送付作業が終了後、審査が行われる
- 審査が完了すると、口座開設完了を知らせる通知が届く
口座開設まではだいたい数日から1週間ほど。必要な書類は運転免許証などの本人確認書類と、マイナンバーの2点です。
松井証券の口座で利用できる3つの入出金方法
松井証券の入金方法は3種類あります。
- ネットリンク入金
- らくらく振替入金
- 銀行振込入金
ネットリンク入金を利用すると、リアルタイムで振込入金ができます。
100円から始めれるアドバイス型ロボアドバイザー「投信工房」を利用してみよう
アドバイス型のロボアドバイザーとなります。ただし、リバランス積立と自動リバランスの両方のサービスを併用することで、投資一任型のロボアドバイザー同様に、資産運用の作業のほとんどを自動化させることができます。
投信工房は、投資一任型と違って手数料が無料となるため、通常の投資一任型ロボアドバイザーよりも低コストな運用が可能です。それに加え、100円からの運用が可能などの特徴を備えています。
投信工房を利用するためには、まず松井証券の口座を開設しましょう。スマホアプリがあるので、パソコンがない方でも、スマホさえあれば問題なく投信工房を利用できます。