つみたてNISA
つみたてNISA(積立NISA)はいくらから始められる?

つみたてNISA(積立NISA)はいくらから始められる?

つみたてNISA(積立NISA)を始めたいと思っていても、投資をするとなればどのくらいの資金が必要になるのか不安ですよね。

でも、つみたてNISA(積立NISA)に多額の資金は必要ありません。実は、毎月100円から始められる証券会社もあるのです。

つみたてNISA(積立NISA)はいくらから始められるのか、そして上限額はいくらなのか、つみたてNISA(積立NISA)の積立金額について紹介していきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)には上限額がある!その金額とは

つみたてNISA(積立NISA)をいくらから始めるか、ということを考える前に、まずはつみたてNISA(積立NISA)の上限額についてチェックしていきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)は、年間40万円と上限額が決められています。

年間40万円まで、ということですから、毎月の上限額も決まってきます。

40万円÷12か月=33,333円

この金額の範囲内で、積立てをしていくわけですね。

積立て上限金額は翌年に繰り越し不可能

つみたてNISA(積立NISA)は、年間40万円が最大で20年間積立てできる制度です。つまり、最大800万円が積立てられ、その運用益が非課税になるのです。

運用益が非課税になる、というのがつみたてNISA(積立NISA)の最大のメリットですから、できるだけ多くの金額を積み立てたいと思う人もいるかもしれません。

年間40万円の枠を使いきれなかった場合、残りの枠を翌年に持ち越すことができれば良いのに、と思うかもしれませんが、それはできません。

投資枠を使いきれなかった場合でも、年間40万円という上限額は繰り越しが出来ないのです。

そのことも踏まえた上で、投資額を考えていきたいですね。

つみたてNISA(積立NISA)は年間40万円が上限で、ギリギリまで投資した方が得ってことか?でも、毎月30,000円以上積み立てるっていうのも簡単な話じゃないんだぞ。金がない奴は無理じゃねえか?
運用益が非課税になる点がメリットですから、多くの金額を投資した方がお得になる可能性が高いのは事実です。ですから上限額が決まっているだけで、少額の積立てでもメリットは十分あります。自分に出来る範囲で積み立てれば良いのです。

つみたてNISA(積立NISA)の月々の積立額を考えよう

では、月々どのくらいの金額を積み立てれば良いのでしょうか。月々の上限額としては33,333円になる、ということを紹介しましたが、毎月それだけの金額を積み立てるのが負担になるという方もいるかもしれません。

つみたてNISA(積立NISA)は、実は毎月100円からの積立てが出来るものもあります。

最低積立額は、証券会社・金融機関によって異なります。

証券会社・金融機関 最低積立金額
SBI証券 100円以上1円単位
楽天証券 100円以上1円単位
三菱UFJ銀行 10,000円以上1円単位
三井住友銀行 10,000円以上10,000円単位
ゆうちょ銀行 1,000円以上1,000円単位

ネット証券は100円から、その他金融機関であっても、1,000円もしくは10,000円から始められることが分かります。

100円から投資ができるとかスゲェんですけど。俺にもつみたてNISA(積立NISA)出来るんじゃね?でも、100円の投資をする意味ってある?実際どうなのよ。
確かに、毎月100円を20年間積立てても合計は2,400円で、投資利益も大きくは望めません。ですが、積立額は変更も可能です。今100円で始めて余裕が出来たときに積立額を増額すれば積立NISAをする意味は十分あると言えるでしょう。

自分にとって無理のない範囲で、積立て金額を考えるようにしたいですね。

毎月の限度額は変更可能!その方法をご紹介

つみたてNISA(積立NISA)を始めるとき、無理のない範囲で金額を設定しますよね。しかし、もうちょっと増やしたい、もう少し減らしたい、そういう状況も出てくるかもしれません。

つみたてNISA(積立NISA)の毎月の積立て設定額は、変更することが可能です。

ただし、変更できる積立ての設定金額は毎月の上限金額33,333円を超えることはできませんので注意しておきましょう。
 

家計の状況に応じて積み立ての金額が変更できるというのは嬉しいですね。でも、基本的には20年間継続して積立てることが前提ですから、お休みするなんてことは出来ないんですよね?
つみたてNISA(積立NISA)は最長20年間の積立てを前提としていますが、実は積立を休止することもできます。また、積立ての解約も可能ですし、投資期間中に投資した資金の払い出しも可能ですから、使い勝手が良いと思いますよ。

年間40万円を使い切るためには増額月設定の検討を

証券会社、金融機関によっては、通常の積立金額にプラスする形で増額ができる場合があります。

増額月の設定ができる証券会社、金融機関の一例を挙げておきましょう。

  • 楽天証券
  • 三井住友銀行
  • ゆうちょ銀行

増額月の設定が出来るメリットとしては、積立ができなかった月の投資をカバーできるという点が挙げられます。

毎月の積立て金額を設定する際には、先ほど紹介した通り33,333円を超えることはできません。

つまり、1月から12月での積立て上限金額が40万円となるつみたてNISA(積立NISA)は、2月以降にスタートすると毎月33,333円を投資しても40万円の投資枠を使い切ることができないのです。しかし、増額設定を行う際は、この33,333円にプラスした金額の投資ができ、40万円の枠を使い切ることを可能となるのです。

増額設定は、積立金額の設定にいくらプラスするか、ということを考えます。ボーナス月だけプラスする、残りの数か月は全て増額する、といった設定が可能で、この設定は翌年以降は反映されません。翌年以降は、また再度増額月の設定を行わう必要があります。

積立金額プラスαの金額を設定したい場合は、増額月の設定ができる証券会社・金融機関を選びましょう。

毎月だけじゃない!?つみたてNISA(積立NISA)の積立て方法

ここまで、毎月の積立てを行うことを前提として紹介してきましたが、実はつみたてNISA(積立NISA)は他の積立て頻度を選択することもできます。

  • 毎週
  • 毎日

毎週でも、毎日でも、年間の積立て上限額は40万円と決まっています。ですから、当然1回あたりの設定金額について上限があるのです。

毎週 毎日
7,692円
40万円/52週
1,619円
40万円/247日

毎日積み立てが365日ではないのは、毎営業日ごとに投資をする為です。

毎日とか毎週とかまどろっこしいな!実際どれが一番得なんだ!?それを教えてくれ。
実は、毎日、毎週、毎月どの積立て方法を選択しても、投資が長期になれば大きな差は見られなくなってきます。毎月が基本だった投資法が、今では選択肢が広がったという程度の認識でOKです。自分がどのように投資をしたいか考えて選ぶと良いでしょう。

ちなみに、つみたてNISA(積立NISA)で選択できる積立て頻度については、各証券会社で異なる場合がありますので確認しておきたいですね。

つみたてNISA(積立NISA)は100円から始められる!

つみたてNISA(積立NISA)は年間40万円までという上限額が決まっていますから、毎月33,333円を上限とした積立てが可能となっています。

しかし、毎月の積立て自体は、ネット証券なら100円から始められる場合もあり、手軽な資金で投資を行うことができるのです。

つみたてNISA(積立NISA)は、長期で続けることで運用益非課税という恩恵をより受けることができる制度だと言えます。

無理のない金額で投資ができますし、積立額の変更も可能となっていますので、興味がある方はさっそく資料を請求し、口座を開設してみましょう。