金の投資方法
国内市場上場の金ETFは5銘柄!その特徴を徹底比較

国内市場上場の金ETFは5銘柄!その特徴を徹底比較

金ETFは、自分で金を自分で直接購入する投資方法とは違い、金価格に連動することを目的としています。比較的低コストで金投資を行いたいのであれば、金ETFはオススメです。

そんな金ETFですが、実は国内証券取引所に上場している金ETFは5銘柄のみとなっています。

そこで今回は、5つの金ETF銘柄特徴を詳しく比較・ご紹介していきます。金ETFを始めたいと思ったとき、どの銘柄を選べば良いかの判断材料にしてくださいね。

金ETFとは?基本情報をチェック

まずは、簡単に金ETFについてご紹介していきましょう。

金ETFとは金上場投資信託のことで、株式取引と同様に市場が開いている時間であればいつでも自由に売買できるという特徴があります。

金の投資方法は1つではありません。今回は金ETFを紹介していますが、他の金投資方法について詳しい情報が知りたい方にはこちらの記事がオススメです。

いくつかある金投資の中で、金ETFには次の特徴があります。

  • 少額から投資が可能
  • リアルタイムで売買できる
  • 取引コストが安い

金ETFについては、こちらいつでも売買できる金ETF!その魅力とリスクを徹底解説の記事でも解説しています。

金ETFは少額から取り引きが可能ということですが、実際はいくらから始められるのでしょうか。
金ETFは、銘柄によって最小売買単位が1口または10口と異なりますが、5,000円~50,000円程度から始めることができるようになっています。

金額単位ではなく口数(株数)単位で購入することになりますから、金額を指定した購入はできないということは押さえておきましょう。

国内上場の金ETFの5銘柄はコレだ!

では、国内の証券取引所に上場している金ETF5銘柄についてご紹介していきましょう。

金ETF5銘柄が、こちらです。

  • 金価格連動型上場投資信託
  • 純金上場信託(金の果実)
  • SPDRゴールド・シェア
  • ETFS金上場投信
  • 国内金先物価格連動型上場投資信託

では、この5銘柄の基本的な情報をご紹介しましょう。

銘柄名 特徴
金価格連動型上場投資信託 グラム当たりの金地金価格に
連動する投資成果を目的とした
有価証券に投資を行う債権投資の1つ
純金上場信託(金の果実) 金地金の現在価値に連動するよう設計され
金地金に投資
SPDRゴールド・シェア 金地金価格への連動を目指すETFで
金の現物に投資
ETFS金上場投信 金地金価格に連動する投資成果を目指す
金の現物に投資
国内金先物価格連動型上場投資信託 金先物価格への連動を目指すETF
投資対象は金先物で、金現物ではない

金ETFは、銘柄によって投資対象や何の価格に連動するかが異なります。

1グラム当たりの金価格なのか、金地金価格なのか、そして先物価格なのか、その違いをまず押さえておきましょう。

どの銘柄を選択するかを判断するためには、その違いについてしっかり理解することが大切なのです。

この5つが具体的にどう異なるのかについては、次の記事で詳しくご紹介します。

おすすめはどれ?金ETF5銘柄の特徴を比較!

では、先ほど紹介した金ETF5銘柄を項目ごとに比較していきましょう。

銘柄名 投資資産 金地金との交換 購入単位 基準価格
金価格連動型上場投資信託 金価格連動債権 不可 10口 3,691円
(2018/07/02)
純金上場信託(金の果実) 1口 4,450円
(2018/07/02)
SPDRゴールド・シェア 不可 1口 13,093円
(2018/06/29)
ETFS金上場投信 不可 1口 13,690円
(2018/03/30)
国内金先物価格連動型上場投信 金先物 不可 10口 4,119円
(2018/06/29)

1口から購入できるか10口単位での購入となるのか、そして金への交換が可能か不可能なのか、金ETFの銘柄を選ぶ際にはぜひチェックしておきたいポイントです。

また、先ほど紹介した通り、投資する資産も銘柄によって違いがあります。そこも注意しておきましょう。

とりあえず1口単位で購入できる銘柄だと、比較的安価から金ETFが始められそうですね。

出来るだけコストを抑えたい場合、他に比較できるポイントはありますか?

とにかくコストを下げたいということであれば、信託報酬の違いについてもチェックしておきたいところです。

信託報酬は、金ETFを行うための手数料のようなものです。信託報酬の違いも見てみましょう。

 

金ETFの信託報酬はどこも比較的お得!?

投資信託やETFで発生する信託報酬は、平均で0.3~2%前後となっています。高いものでは5%近いものもありますね。

信託報酬は運用管理費用とも呼ばれ、ETFを始めると必ず発生してしまうコストです。必ず発生するからこそできるだけ抑えたい信託報酬ですが、金ETFの信託報酬は比較的低めとなっています。

金ETF5銘柄の信託報酬をチェックしてみましょう。

銘柄名 信託報酬
金価格連動型上場投資信託 0.525%
純金上場信託(金の果実) 0.42%
SPDRゴールド・シェア 0.42%
ETFS金上場投信 0.4095%
国内金先物価格連動型上場投信 0.4725%

いずれの銘柄も、信託報酬は0.4~0.5%前後と比較的安価です。ただ、僅かな差でも積み重ねていけば相応になりますので、コストを抑えたいと言う人は信託報酬についてもしっかり見ておきましょう。

信託報酬は変動する場合がありますので、銘柄選択時には最新情報をチェックしてください。

金投資なのに金地金への交換が出来ない!?その理由とは

金投資方法の1つである金ETFですが、先ほど紹介した通り金価格に連動することを目的とした投資方法ですから、金の現物に投資をする場合もありますが金先物や有価証券への投資を行っています。

他の金投資方法について興味がある方は、こちら金の投資方法を徹底比較!自分に合った方法を探すポイントとはの記事をチェックしてみてください。

また、金の現物に投資した場合でも金を購入するのはファンドであり、その金は別で保管されています。

購入した金現物を保管するのは、万が一取扱会社の倒産・破綻などがあった場合に、投資家の投資額・購入額を保護する目的でもあるのです。

せっかく金投資をしてるの現物がもらえないっていうのは損じゃね?

それでも金ETFってメリットあるの?

金ETF自体に少額からOK、低コストといったメリットがあります。

金現物との交換が可能な金ETFも1つありますから、どうしても現物と交換したいと思うならそちらを検討してみては?金現物と交換可能な金ETFは、次で紹介しますね。

ちなみに、金ETFではなく金地金そのものを購入したいということであれば、こちらで詳しくご紹介しています。

金現物と交換が可能な唯一の金ETF【金の果実】とは

金ETFの中でも、金の現物と交換が可能な金ETFが1つあります。それが、純金上場信託(金の果実)です。

金の果実では、信託財産である金現物は国内で保管されています。そして、一定の口数以上で現物との交換が可能です。

金は、1㎏から5㎏まで、1㎏単位で転換請求を行うことができます。金現物との交換が可能となる口数は、次の通りです。

1㎏ 2㎏ 3㎏ 4㎏ 5kg
1,036口 2,072口 3,108口 4,144口 5,180口

また、金の交換には様々な諸費用もかかります。

  • 消費税
  • 転換取扱手数料
  • 貴金属地金送料
  • 改鋳費用
  • 1g未満端数売却金額

1㎏の金と交換する場合は、39万円程度が手数料としてかかってしまう計算になります。この点はしっかり認識しておきたいですね。

現物の裏付けがない金ETF投資はリスクが高い

金ETF投資には、金の現物に投資せず、債権や金先物への投資を行うタイプがあることを紹介しました。

金現物に投資する場合は、金の裏付けがあるので万が一取扱会社の倒産・破綻があっても、金現物を保有している分は保証されます。満額ではなくても、投資額に対していくらかは戻ってくる可能性があるのです。

ただ、金現物の裏付けがない金ETFの場合は、取扱会社が倒産した場合に大損をしてしまうリスクがあります。では、金現物の裏付けがあるかどうかに注目して、5つの銘柄を比較してみましょう。

銘柄 金現物裏付け
金価格連動型上場投資信託 なし
純金上場信託(金の果実) あり(国内)
SPDRゴールド・シェア あり(海外)
ETFS金上場投信 あり(海外)
国内金先物価格連動型上場投信 なし

金ETFの銘柄を選択する際には、現物の裏付け有無についてもしっかりチェックしておきたいですね。

金ETFを始める際は5銘柄の特徴をしっかり比較しよう

金ETFは、現在5銘柄しかありません。数が限られているからこそ、その特徴や違いをしっかりと認識することが大切なのです。

まずは、何に投資をするのか、金との交換は可能なのか、そして金現物の裏付けはあるのか、この3つの特徴を確認しておきましょう。

金ETFは金現物の裏付けがなければ、万が一取扱会社が破綻した際に大きな損失が生じてしまう恐れがあります。だからこそ、しっかりチェックしたいですね。