株の初心者も安心!買い方やその手順を詳しくご紹介
株式投資に興味があっても、その始め方が分からずに躊躇してはいませんか?株を始めるのって面倒そう、難しそう、そう思うかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば難しいことではありません。
株を始めるときの手順、そして株を購入する方法など、株の初心者が気になる情報について詳しくご紹介していきます。株を始めたいと思っている人は、ぜひチェックしてくださいね。
株を始めるときは証券口座を開こう!
まず、株の取引は証券会社でしか行うことができません。つまり、証券会社の口座を持つ必要があるわけです。
証券会社には、主に2つの種類があります。
- ネット証券
- 対面型証券
2つの違いについて見ていきます。
証券会社の種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ネット証券 | ・手数料が安い ・来店する必要がない (全ての取引がネットで完結) |
・担当者に相談できない |
対面型証券 | ・不安や疑問を担当者に直接相談できる ・アドバイスをもらうことも可能 |
・取引手数料が割高 |
ネット証券と対面型証券の特徴をチェックし、どちらを選ぶか考えたいですね。
証券会社を選ぶポイントとは
ネット証券と対面型証券の違いについては紹介しましたが、ネット証券だけでも多くの種類の会社があります。
どうすれば自分にとってベストな証券会社を選ぶことができるのか、そのポイントをご紹介していきましょう。
まず、証券会社を選ぶときには次の点をチェックするようにしましょう。
- 取引手数料
- 各証券会社独自のサービス
まず基本となるのは、取引手数料の比較です。取引手数料は、取引の回数や金額に応じてかかるもので、その内容によっては手数料が膨らんでしまう恐れがあります。
だからこそ、できるだけ手数料の低い証券会社を選ぶよう、その金額を比較することは重要なのです。
証券会社 | 取引手数料 | 魅力 |
---|---|---|
SBI証券 | 10万円まで…90円 20万円まで…105円 50万円まで…250円 100万円まで…487円 |
ネット証券最大の口座開設数 IPO(新規公開株)取扱数トップクラス |
松井証券 | 10万円まで…無料 20万円まで…300円 50万円まで…500円 100万円まで…1,000円 |
1日の約定代金合計10万円までなら 手数料無料 |
カブドットコム証券 | 10万円まで…90円 20万円まで…180円 50万円まで…250円 100万円まで…990円 |
毎月500円からの積立て投信が可能 |
マネックス証券 | 10万円まで…100円 20万円まで…180円 50万円まで…450円 100万円まで…1,000円 |
株初心者向けの投資教育サービス |
GMOクリック証券 | 10万円まで… 20万円まで… 50万円まで… 100万円まで… |
財務分析ツール |
こちらの手数料は、1回あたりの取引に対する手数料です。1日の合計取引額に対する手数料の設定がある場合もあり、それは以下の通りとなっています。
証券会社 | 取引手数料 |
---|---|
SBI証券 | 10万円まで…無料 20万円まで…191円 50万円まで…429円 100万円まで…762円 |
松井証券 | 10万円まで…無料 20万円まで…300円 50万円まで…500円 100万円まで…1,000円 |
マネックス証券 | 10万円まで…2,500円 20万円まで…2,500円 50万円まで…2,500円 100万円まで…2,500円 |
1回あたり発生する手数料、そして1日当たりの合計取引額で発生する手数料、いずれも決して少額ではありません。
証券会社を選ぶときには、まずは手数料がいくらか、そしてどのような魅力を売りにしているかについてチェックするようにしましょう。
株式投資で株を買うやり方は1つじゃない!?
株式投資をするなら、まず株を買わなければいけません。ただ、株を買うといってもその方法は1つではないのです。
- ネット証券か対面型証券か
- 現物取引か信用取引か
- 指値注文か成行注文か
この3つの点について、それぞれ紹介していきましょう。
ネット証券か対面型証券か
ネット証券か対面型証券かによって、株の買い方は異なります。
ネット証券 | インターネットで自分で入力し 注文を出す |
---|---|
対面型証券 | 担当の営業担当者に電話もしくは 窓口で直接注文を伝える |
ネット証券では自分で注文を出せるメリットはありますが、その一方自分で入力するためミスを起こす恐れがあります。
対面型証券は担当者と直接話をして注文しますので、ミスの心配がないこと、そして直前でも相談できることといったメリットがあります。
現物取引か信用取引か
株式取引には、現物取引と信用取引の2つがあります。この2つの違いを簡単に説明しましょう。
現物取引 | 信用取引 |
---|---|
自分のお金で株を買う | 自分のお金を担保として 証券会社から借りたお金で株を購入する 自分の株を担保にすることもある |
一般的なのは、現物取引です。信用取引は、より多くの資金で株を購入出来るのですが、その分リスクも大きくなります。
株を始める際には、まず現物取引を行うことを考えましょう。
指値注文か成行注文か
株式取引をする際は、金額を指定してその金額になったら購入する指値注文と、いくらでも購入して良いという成行注文があります。
どちらを選ぶかは、自分で好きなように決めることができます。指値注文と成行注文のメリット・デメリットを見ていきましょう。
注文方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
指値注文 | ・希望した金額で購入可能 | ・いつまでも購入できない (約定とならない)場合もある |
成行注文 | ・すぐに取引できる | ・高い金額で買うことになる 可能性がある |
買い注文をすればすぐに購入したことになるわけではありません。約定が必要となるのです。
買いや売りの注文が執行され、株式取引が成立すること。
買いたいと希望を出しても、その希望に対して相手が売ってくれなければ成立しないのです。
多くの注文は当日中に約定となりますが、万が一約定とならなかった場合は一度キャンセル扱いになることもありますのでしっかりと確認しておきましょう。
株は利益確定しなきゃ意味がない!?
株は、ずっと持っているだけで儲かるものではありません。株価が上がって、今売れば得をする!儲かる!というタイミングになったときには、利益確定をしましょう。
しかし、ただ持っているだけでは1,000円の利益を得られません。この100株について売り注文を出し、それを誰かが購入することで約定させなければいけないのです。
株によって利益を得たい場合は、利益確定をする必要があるということを覚えておきましょう。
株による利益は課税対象!?その金額とは
株によって得られた利益は、全額受け取ることができるわけではありません。
株の利益は、課税対象となってしまいます。
株の利益にかかってくる税金を見ていきましょう。
所得税 | 住民税 |
---|---|
15.315% | 5% |
また、株を売却する際には売買手数料が発生します。売買手数料の金額は証券会社で異なりますので、こちらもチェックしておきたいですね。
株の売り方はインターネット、電話、取引店窓口から選択可能
先ほど紹介した通り、株を手放して利益を得たい、損切をしたいという場合は、株を売らなければいけません。
- インターネット
- 電話
- 取引店窓口
売却したい株の銘柄が決まったら、次の項目を指定します。
- 株数
- 価格
- 期間
- 注文方法
- 執行条件
インターネットでの取引であれば、24時間いつでも手続きができるというメリットがあります。
ネット証券を選んだ場合は、基本的に店舗がありませんから窓口での取引を選べない場合もあります。
自分が口座を開いた証券会社での株式売却方法を、しっかりとチェックしておきましょう。
株取引を始めるときは証券口座を開いてその後で購入方法を選択しよう
また、株取引を始める際には購入方法の種類についても把握しておきましょう。信用取引か現物取引か、指値注文か成行注文か、その違いをチェックして選択したいですね。