つみたてNISA
つみたてNISA(積立NISA)の始め方を徹底解説!

つみたてNISA(積立NISA)の始め方を徹底解説!

2018年からスタートしたつみたてNISA(積立NISA)。つみたてNISA(積立NISA)は、従来のNISA制度と異なり投資信託がメインの資産運用方法です。

最低100円からの少額投資が可能であること、また、複数の銘柄に分散投資をすることになるので、リスクを抑えられるというメリットがあります。

つみたてNISA(積立NISA)を始めてみたい、でもどうすれば良いか分からない、そんな貴方に、つみたてNISA(積立NISA)の始め方を詳しくご紹介していきます。これから資産運用を考えている人は、必見ですよ。

つみたてNISA(積立NISA)のやり方は?基本的な流れを解説

つみたてNISA(積立NISA)のやり方について、まずは基本的な流れを見ていきましょう。

つみたてNISA(積立NISA)を始めるためには、次のステップが必要です。

①資料請求
②口座開設申し込み・必要書類提出
③証券総合口座開設(税務署での審査)
④つみたてNISA(積立NISA)の勘定設定
⑤つみたてNISA(積立NISA)開始

それぞれのステップについて、詳しくご紹介していきましょう。

①資料請求

まず、口座開設について必要な書類などを含めて、資料請求をしましょう。

資料請求は、インターネットや電話、店頭などで行うことが可能です。ただ、証券会社で方法が異なるバイアがありますのでしっかり確認しておきましょう。

②口座開設申し込み・必要書類提出

資料が届いたら、必要事項を記入して申込書を提出しましょう。この際、不備があればスムーズな手続きができませんので注意が必要です。

必要となる書類については、後で詳しくご紹介していきます。

ちなみに、まず開設するのは証券総合口座です。証券総合口座の開設後につみたてNISA(積立NISA)口座の開設を行うことになりますが、証券総合口座申し込み時にNISA口座開設の希望有無をチェックすることができます。

総合口座とNISA口座は同時に申し込んだ方がスムーズに手続きできますので、忘れないようにしておきたいですね。

③証券総合口座開設(税務署での審査)

つみたてNISA(積立NISA)を利用するために、まずは証券総合口座を開設します。そして、証券総合口座を開設後にNISA口座の開設となります。

実は、つみたてNISA(積立NISA)口座は総合口座の中に別枠で設けられるものなので、総合口座が必要不可欠なのです。

NISA口座はNISA、ジュニアNISA、つみたてNISA(積立NISA)の専用口座ですね。

証券総合口座を開設すると、つみたてNISA(積立NISA)口座だけでなく他の口座を開設するかどうかも選ぶと聞いたわ。やっぱり、全ての口座開設は必要なのかしら?
証券総合口座を開設する際に、信用取引口座、FX口座、金取引口座など他の取引口座の開設希望有無を聞かれる場合があります。つみたてNISA(積立NISA)だけを行う予定なら特に開設する必要はありません。後程変更も可能ですから、安心してください。

ちなみに、証券総合口座を開設する際には、同時に税務署での審査を受けることになります。税務署での審査については、また後程詳しく紹介します。

④つみたてNISA(積立NISA)の勘定設定

つみたてNISA(積立NISA)は、普通の証券総合口座で取引をすることができません。別途、つみたてNISA(積立NISA)口座の開設が必要となります。これが、つみたてNISA(積立NISA)勘定設定です。

つみたてNISA(積立NISA)とNISAは、どちらか1つの勘定を選択する必要があり、同一年に両方を希望することはできません。

暦年単位でNISAとつみたてNISA(積立NISA)の変更は可能となっていて、変更を希望するときは勘定変更依頼書の提出が必要となります。

変更時の手続きについては、開設する口座の証券会社に確認するようにしておきましょう。

⑤つみたてNISA(積立NISA)開始

①~④までのステップをクリアすれば、つみたてNISA(積立NISA)を開始することができます。

まずは、つみたてNISA(積立NISA)の口座に資金を入金しましょう。

つみたてNISA(積立NISA)は投資信託で、指定した頻度で投資を行います。そして、その資金は口座からの引き落としとなりますので、口座への資金が不足しないよう注意しておく必要があります。

つみたてNISA(積立NISA)で必要となる書類をチェック

つみたてNISA(積立NISA)を始めるためには、必要書類を提出しなければいけません。つみたてNISA(積立NISA)の申し込みで必要となる書類は、以下の通りです。

  • マイナンバー記載書類
  • 本人確認書類

もう少し詳しく見ていきましょう。

マイナンバー記載書類 本人確認書類
・マイナンバーカード(両面の写しが必要)
・通知カード(本人確認書類が必要)
・マイナンバー記載の住民票
現在の住所を確認できるもの
・1種類で可能
…運転免許証・在留カード・特別永住者証明書
・2種類必要
…各種健康保険証コピー・印鑑登録証明書
 住民票写し・各種年金手帳コピー

必要書類は両面の写し・コピーが必要なものもありますので注意が必要です。

必要書類なんて適当に用意すれば良いっしょ?免許証ぐらいならいつでも送ってやれるんだから、準備なんて不要だって。
それは違います。必要書類はマイナンバーカードと通知カードどちらを用意するかによって他の提出書類が変わるのです。マイナンバーカードだけでなく運転免許証を提出する場合も、裏表両面の提出が必要など証券会社で指定がありますから、確認は必要なのです。

必要書類の確認のやり取りで時間を取られるのは、残念な事です。だからこそ、不足がないようにきちんと確認・用意しておきたいですね。

つみたてNISA(積立NISA)で税務署の審査が!?その内容とは

つみたてNISA(積立NISA)は、ただ口座を開設すれば始められるというわけではありません。実は、税務署での審査を受ける必要があるのです。

税務署での審査と言っても、ローン審査のように難しいものではありません。

つみたてNISA(積立NISA)においての税務署審査は、申し込み者が1つの口座だけを開設していることを確認する為に行われるものです。

つみたてNISA(積立NISA)、NISAでは複数口座を持つことはできませんので、税務署でその確認を行うのです。

つみたてNISA(積立NISA)は利用開始まで1か月程度かかる場合もありますので、出来るだけ早く申し込むようにしておきたいですね。

つみたてNISA(積立NISA)は申し込みから利用開始まで1か月程度かかるだと!?そんなに待ってられるか!どうしてそんなに時間がかかるんだ。
申し込み後に口座を開設するだけなら良いのですが、税務署の審査を受ける必要があります。税務署の審査自体は難しいものではありませんが、そこで1~2週間の時間を要してしまう為、どうしても最終的な口座開設までに時間がかかってしまうのです。
つみたてNISA(積立NISA)は口座を開設すれば始められるはずなのに、まさかこんな落とし穴があったとは…。思い立ったらすぐに行動すべきだな!

つみたてNISA(積立NISA)を始めるならまずは口座開設を!

つみたてNISA(積立NISA)を始める際には、資料請求→申し込み→総合口座開設→つみたてNISA(積立NISA)口座開設→利用開始という流れになります。

口座さえ開設すればいつでもつみたてNISA(積立NISA)を始められるので、興味がある人はさっそく資料請求をしてみましょう。

つみたてNISA(積立NISA)口座は、申し込みから3週間~1か月ほど時間がかかってしまう場合もありますので、スムーズに手続きができるよう必要書類をしっかり用意しておくと良いでしょう。