純金積立会社はココを見て選べ!3つのポイントを徹底比較!
純金積立を始めたいと思ったら、まずは取り扱い会社を選ぶことから始めなければいけません。どこで始めても同じじゃないの?そう思ったら大間違いです。
実は、純金積立をする際の会社をどこにするかによって、かかるコストや金の保管方法が異なるのです。せっかく純金積立をするなら、お得な方が良いですよね。
純金積立会社はどう選ぶべきか、その3つのポイントを会社ごとに比較しながらご紹介していきましょう。
純金積立の取り扱い会社を選ぶ3つのポイントとは
純金積立は、毎月一定額で金を購入することができる投資方法です。自動で購入しますから、一度購入金額を決めればどんどん金を購入してくれるので、手間をかけずに金投資をすることができます。
金は今後も価格が上がるとの見方がありますので、長期で継続して購入することで将来的に利益を得られる可能性は十分あります。また、万が一金の価格が下がっても価値がゼロになることはありませんから安心して持ち続けることができるのです。
金投資の魅力についてもっと知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。
純金積立をする際には、まず取り扱い会社を選択する必要があります。取り扱い会社を選択する際のポイントが、次の3つです。
- 手数料
- 保管方法
- 最小投資単位
それぞれのポイントについてチェックしていきましょう。
手数料
純金積立をするにあたって発生する手数料としては、以下のものが挙げられます。
- 年会費
- 購入手数料
ちなみに、購入した純金を保管するための保管手数料は不要となっていますから、実際にコストとして考えなければいけないのは年会費と購入手数料のみの2点となります。
純金積立は毎月自動で一定額を購入しますから、毎月かかってくる購入手数料がいくらになるかを知ることはとても重要です。
金投資のコストは、投資方法によって変わります。他の投資方法について興味がある方は、こちらの記事がオススメです。
保管方法
購入した純金を保管する方法は、2つあります。
- 特定保管
- 消費寄託
この2つの保管方法を比較していきましょう。
特定保管 | 消費寄託 |
---|---|
・顧客が購入した金を その会社の試算とは別に保管 ・分別管理するので、倒産時も 購入した金は保証される |
・顧客が購入した金は 純金積立会社に移管し それを運用するなどする ・倒産時に満額返還されない 可能性がある |
純金積立会社が倒産したときのリスクを考えれば、当然特定保管の方が安心です。ただ、特定保管になると手数料が割高な会社もありますので注意が必要です。
ただ、倒産リスクがないのであれば消費寄託でも問題はありません。
消費寄託の場合は、購入した金を取り扱い会社がリースして運用し、運用益をポイントなどで還元してくれる場合もありますのでぜひチェックしておきたいですね。
それぞれの会社に特徴がありますので、これから一社ずつ詳しくご紹介していきますね。
最小投資単位
純金積立は、指定した金額を自動で積み立てていく方法です。ですから、無理なく続けられる金額を指定したいところですね。
毎月いくらから積立てられるのかについては、純金積立取り扱い会社によって異なります。1,000円から可能なところもあれば、3,000円からとなっている会社もあります。
純金積立は、継続してこそ意味があるものです。だからこそ、最小投資単位についてはしっかり確認しておきましょう。
純金積立の特徴について知りたい方には、こちら純金積立は1,000円からOK!?そのメリット・デメリットとはで詳しくご紹介しています。
純金積立取り扱い会社①楽天証券
まず紹介するのは、楽天証券です。楽天証券は1,000円からの積立が可能です。
ネット証券として抜群の知名度を誇る楽天証券ですが、楽天証券で純金積立を行う特徴としては、以下の点が挙げられます
- オンラインで取引完結
- 手数料の1%をポイントバック
- 消費寄託でも購入した金と同等の資産を保証
それぞれの特徴について見ていきましょう。
オンラインで取引完結
楽天証券の場合は、ネット証券だからこその便利さが魅力の1つです。
楽天証券の口座さえあれば、純金積立の申し込み、積立て金額の設定などの手続きが全てインターネット上で行うことができます。
電話では応対時間が決められていますが、ネットであれば24時間いつでも手続きができるので便利ですよね。
ちなみに、楽天証券の口座開設は2つのステップで完了します。
②本人確認書類提出
手間がかからないというのは、ネット証券会社の大きな魅力ですね。
手数料の1%をポイントバック
楽天証券では、手数料の1%をポイントバックしてくれるサービスを行っています。溜まったポイントで純金積立をすることもできるというのは、楽天証券ならではの特徴でしょう。
そして、毎月最終営業日の翌日にまとめて付与されるので、ポイントがもらえるのは毎月1回ということになりますね。
通常であれば手数料の1%がポイントバックとなりますが、大口優待を達成した場合はポイントバックが2%となります。
法人では利用できない個人だからこそのサービスとなっていますので、ぜひチェックしておきたいですね。
消費寄託でも購入した金と同等の資産を保証
消費寄託の場合、購入した金はリース会社へ預けることで運用してもらうことが多く、自分の資産と会社の資産が分かれていないのが一般的です。
しかし、楽天証券では消費寄託でも区分管理をしており、楽天証券や保管会社が倒産しても積み立てた分の金資産と同価値の現金は保全されるのです。
ただ、購入した金を引き出すことはできません。あくまでも同等の価値の現金を受け取ることになります。
純金積立取り扱い会社②マネックス証券
マネックス証券の純金積立には、以下の特徴があります。
- 1,000円もしくは1gからの積立て投資が可能
- 100g単位で金の引き出しが可能
マネックス証券の特徴は、純金が手元に届く”引き出し”が可能であるという点です。
純金積立会社の中には、金の引き出しは不可となっていて同等価値の現金を引き出す事になる場合が少なくありません。
マネックス証券では100gから純金を引き出すことができますが、その量に応じて手数料がかかります。
100g | 1,000g |
---|---|
1本につき 6,000円 |
1本につき 25,000円 |
また、手数料だけでなく送料も発生します。送料は2,000円で1回5,000gまでとなっています。
金を引き出す際には、決して安くはない手数料、そして消費税も発生してきますので、その金額についてはきちんと認識しておきたいですね。
純金積立取り扱い会社③SBI証券
SBI証券は、何といっても業界最低水準の買付手数料が魅力です。
その手数料は、売買代金の2.0%(税込み2.16%)となっています。
比較的手数料の低い他のネット証券は、税込み2.7%となっていることを見ると、SBI証券の手数料がいかに低いかが分かりますよね。
金額指定と数量指定で積み立てられる!
SBI証券は、毎月一定額の積立てだけでなく、指定数量での積立が可能となっています。
毎月1,000円、もしくは毎月〇gといった積立ができるのです。
保管方法はどうなっているのでしょうか?
また、SBI証券では保有数量が一定になると現物転換請求が可能となり、金を受け取ることも可能です。
純金積立取り扱い会社④住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行の特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 取引がネットで完結
- 1グラム単位で売却可能
- 利用に応じてATMの利用手数料がお得になるサービスがある
ネット銀行ですから、取引がネットで完結可能というメリットがまずは挙げられます。最小投資単位も1,000円からとなっていますので、手軽に始められますね。
あとは、金現物との交換はできませんが、1グラム単位でいつでも売却は可能となっていますのでタイミングを逃さず希望した分だけ売却できます。
金価格は刻々と変わっているのと思うのでタイミングが知りたいです。
売却が可能なだけで、純金を引き出すことはできません。
利用に応じたATM無料サービスについては、純金積立だけでなくあと1つもしくは2つ何かのサービスを利用する事が必要です。
給与入金がある、外貨預金や仕組預金の残高があるなど該当すれば、預け入れは無制限、引き出しも月に2~15回まで手数料無料で利用できます。
ぜひ押さえておきましょう。
純金積立取り扱い会社⑤田中貴金属工業
田中貴金属工業は特定保管を採用しており、倒産時にも自分が購入した金は確実に返還されるというメリットがあります。
先ほど紹介したSBI証券と同様、特定保管を採用している数少ない会社の1つです。では、そんな田中貴金属工業の他の特徴について見ていきましょう。
田中貴金属工業には、2つの純金積立商品があります。
- net純金積立
- TANAKAの純金積立
2つの商品の違いを比較していきます。
項目 | net純金積立 | TANAKAの純金積立 |
---|---|---|
年会費 | 0円 | 1,080円 |
積立購入金額 | 1,000円以上1,000円単位 | 3,000円以上1,000円単位 |
購入手数料 | 1.5~5% | 一律2.5% |
その他特徴 | ネットで購入・売却の 手続きが可能 |
店舗・電話・書類での 手続きが可能 *オンラインサービスは 取引履歴の照会と 売却の手続きのみ |
田中貴金属工業で純金積立をする際には、どちらの商品を選択するかその特徴をチェックして検討するようにしましょう。
純金積立取り扱い会社の手数料を比較
同じ金額を投資するのに、結果的に損得が生じてしまえば残念ですよね。では、今まで紹介した4社について手数料を比較していきます。
会社名 | 購入手数料 | 毎月積立金額が 3,000円の時の手数料 |
毎月積立て金額が 10,000円の時の手数料 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 購入金額の 2.7% |
81円×12か月 =972円 |
270円×12か月 =3,240円 |
マネックス証券 | 購入金額の 2.7% |
81円×12か月 =972円 |
270円×12か月 =3,240円 |
SBI証券 | 購入金額の 2.16% |
75円×12か月 ≒777円 |
216円×12か月 =2,592円 |
住信SBI ネット銀行 |
1,000円につき 25円の月額 |
75円×12か月 =900円 |
250円×12か月 =3,000円 |
田中貴金属工業 | 1.5~5% | 105円×12か月 =1,260円 *3,000円の場合 購入手数料3.5% |
250円×12か月 =3,000円 *10,000円の場合 購入手数料2.5% |
ちなみに、この5社は基本的に年会費無料となっていますので、購入手数料の差が純粋なコスト差に繋がります。
同じ金額を積み立てても、購入手数料の差によって毎月200円~500円前後のコスト差が生じてしまうわけですね。
できるだけ低コストで純金積立をしたいという場合は、購入手数料の金額、割合についてしっかりチェックしておきましょう。
もう面倒だから手数料が低いところにしちゃおうか。
保管方法や最低投資額など色々比較してから決めることをオススメします。
純金積立会社は手数料などの特徴を比較して選択しよう
購入手数料は、購入するたびに発生します。必ずかかるコストだからこそ、その手数料が高いか低いかはチェックすべきポイントなのです。
あとは、いくらから積立てられるか、保管方法はどうなっているか、手続きはネットで完結できるかなどを比較すると良いでしょう。自分に合った、使い勝手の良い純金積立会社を選びたいですね。
どのような会社があるのでしょうか?