マンション売却
マンション売却の悩み解決!内覧に人が来ない原因と対処法

マンション売却の悩み解決!内覧に人が来ない原因と対処法

マンションを売却中なんですが、かれこれ半年、内覧に誰も来ないんです・・・。
マンションを内覧なしで購入するケースはめったにありませんから、人が来ないと不安になりますよね。
なんで来ないのか、全然わかりません。不動産会社を変えるべきかしら?
落ち着いて。まずは内覧に人が来ない理由を一緒に探って、そのうえで適切に対処しましょう。

当記事では、マンション売却で内覧に人が来ない原因や対処法について説明します。内覧時のポイントもお伝えするので、その後の参考にしてください。

マンション売却で、内覧に人が来ない5つの原因

マンションの内覧に人が来ない場合、次のようなことが原因と考えられます。

マンションの内覧に人が来ない原因
  1. 物件情報から興味を持ってもらえない
  2. 需要がない(売り時ではない)
  3. 売出価格が高すぎる
  4. 不動産会社の売却活動が不十分
  5. 囲い込みされている

それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。

【1】物件情報を確認!あなたのマンションの魅力は伝わっている?

買い手は物件情報を見てから、内覧するかどうか検討するもの。つまり物件情報は、あなたのマンションの第一印象を左右する、とても大切な情報です。

そのためマンションの内覧に人が来ない場合、物件情報を見て「実際に見てみたい」と思ってもらえていない可能性があります。

物件情報が買い手の目に止まるものか、次の2点をポイントに見直してみましょう。

物件情報の見直しチェックポイント
  • 物件のメリット・魅力がしっかり伝わるか
  • 掲載写真は「住みたい」と思えるよう工夫されているか

マンション売却で内覧に人が来ないなら、物件情報の見直しが必要

「駅から徒歩〇分!」「ペットOK」など、売りたいマンションのメリットが記載されていると、「買い手の希望に合う物件かどうか」が判断しやすいです。

また写真の写りによっては印象が悪く見えたり、写真が少なく「よくわからない・・・」と候補から外されてしまったりする場合もあるので要注意。

記載内容について希望があれば、不動産会社の担当者に相談してみてください。

【2】そもそもマンションに需要がないかも!売り時の見極めも大切

物件によっては、次のような理由で需要が低いために、内覧に人が来ない可能性があります。

需要が低い可能性のあるマンション例
  • 築年数が経過しすぎている
  • 間取りや広さなど、買い手のニーズに合っていない
  • 立地・交通の便が悪い
  • 周辺環境が悪い(騒音など)
築年数や立地、周辺環境を自分で変えることはできませんが、値下げをして内覧者が増やせる場合もあります。不動産会社に相談して、物件の特徴に応じた対応をとりましょう。

また不動産の売り時を見極めず売却開始したために、そもそもマンションを買いたい人自体がいなかったというケースも。

不動産は、次のような時期が売り時(需要が高い時期)と言われています。

マンションの売り時
  • 春の引っ越しシーズン(1~3月)
  • 秋の転勤シーズン(9~10月)
  • その地域で再開発が行われる時期
  • 道路拡張や新設整備が行われる時期
  • 学校などが移転してくる時期
売り時がもうすぐ来るなら、引き続き様子を見てみるのも1つの手です。

マンションの売り時については別記事「★内部リンク予定」でさらに詳しく解説しています。

【3】マンションの売出価格が高すぎると、内覧につながりにくい

あなたのマンションの売出価格は、相場に見合った価格でしょうか。

マンションが買い手の求める条件に合っていても、値段が高ければ売却の検討さえしてもらえません。

多少高いくらいであれば交渉が入ることはありますが、値段が高すぎると交渉すらも諦めてしまう買主が多いです。

また近隣に似た物件があり、そちらの価格が安ければ、あなたのマンションを選んでもらえる可能性も低くなってしまいます。

ライバル物件のほうが安いと、買い手をとられる可能性もある

「ただ安ければ内覧者が増える」ということではありません。相場やライバル物件に対して妥当な価格かをよく見極め、値下げを検討することが大切なのです。

価格を変更すべきか迷ったら、不動産会社の担当に相談してみましょう。自分で価格相場を調べたい場合は、次の記事を参考にしてください。

【4】不動産会社に相談して、売却活動を見直してみよう

不動産会社の売却活動(販売活動・広告活動)が不十分だったり、方法が物件に合っていなかったりするのも、内覧希望者が出ない原因の1つになり得ます。

売却活動って、具体的にはどういうものでしたっけ?
主に次のような方法です。このうち適切な売却活動が十分に行われているかどうか、見直してみましょう。
売却活動の方法
  • チラシや新聞折り込みなどで宣伝する
  • 住宅情報誌やフリーペーパーに物件情報を載せる
  • 不動産会社のホームページに物件情報を載せる
  • レインズ※に掲載する
  • 現地看板を設置する
  • 電柱に広告を貼る
レインズ(REINS)とは

国土交通大臣から指定された不動産流通機構が運営しているシステム。不動産会社間で、物件情報を共有できるようになっています。

正式名称は「Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)」です。

とくに不動産会社のホームページ(ポータルサイト)は、数多くの人に物件情報を見てもらえます。

売却活動の進捗状況は、どうすればわかりますか?
不動産会社から、定期的に売却活動について報告があるはずです。まずはそれを確認してみましょう。
わかりました。担当者の報告が少ない場合は、どうしたらいいですか?
担当者に「反響がないので、売却活動について確認したい」と伝えましょう。今後のやり取りに支障が生じないよう、「相談する」という形で話を持ち掛けるのがオススメです。
ちなみに筆者は、道行く人全員に「家、興味ないですか?」と話しかけている不動産屋に遭遇したことがあります。連日行っており、迷惑に感じる人もいたようです。

売却に熱心なのは有難いことですが、過度な売り方もよくありませんね。

また不動産会社自体が、マンション売却に不慣れという可能性もあります。

契約更新のタイミングなどで、不動産会社の変更を検討してみてはいかがでしょうか。

「マンション売却に強い」「その地域での売却が得意」など、自分に合った不動産会社を選ぶことで、売却がスムーズに進むことも期待できますよ。

【5】内覧希望者がいるのに紹介してもらえない『囲い込み』は最悪

マンションの内覧に人が来ない原因として、「内覧を希望している人がいるのに、不動産会社が紹介してくれない」ということも考えられます。

そんなことがあるんですか?不動産屋さんからしても、売却成立したほうがいいはずなのに・・・。
売主・買主両方から報酬をもらう「両手仲介」をしたいがために、他社で見つかった購入希望者の対応をしない・物件情報を他社へ紹介しない業者も存在するんです。ちなみにこのような行為を囲い込みといいます。

不動産売却による、マンション売却時の「囲い込み」の仕組み

本当はマンションを内覧したい人がいるのに、それを邪魔するなんて許せない!不動産会社が囲い込みしてるかどうか、調べる方法はないかしら・・・。
俺が代わりに聞いてあげようか?
今後のやり取りがしづらくなるので、それはやめておきましょう。

オススメの方法は「不動産会社が、物件情報をレインズに登録したかどうか」を確認することです。

あなたの物件情報がレインズに登録されると、「登録証明書」が発行されます。

まだ受け取っていない場合は、不動産会社の営業担当者に「登録証明書をください」と頼んでみましょう。

不動産会社から登録証明書を受け取っている場合は、物件情報がレインズに登録されているとわかる

それでも登録証明書がもらえない場合は、囲い込みをされている可能性が高いです。今後の対応も信頼性が低いため、不動産会社の変更をオススメします。

ただ媒介契約の種類によっては、レインズに登録する義務がないことがあります。レインズの利用については不動産会社の担当者と相談しておくことが大切です。

悪質業者のなかには、一度登録した物件情報を削除するところも。

他の不動産会社のホームページ(ポータルサイト)にも物件情報が載っているか、念のため確認しておきましょう。

自分に合った不動産会社の選び方は、次の記事を参考にしてください。

不動産の一括査定サイトなら、複数の会社に一度に査定依頼ができます。こちらの利用もぜひ検討してみてくださいね。

マンションの内覧から売却成功に繋げるポイント

ここまで、マンション売却で内覧に人が来ない原因・対処法についてお伝えしてきました。

やっと内覧希望者が見つかりました!嬉しいわ!
それはよかったですね!
せっかくのチャンスを逃したくないです。内覧で失敗しないように、準備しておくこと・当日の注意点を教えてください!
わかりました。内覧では建物や部屋、周辺の状況を細かく見られます。次のように、良い印象を持ってもらえるよう準備しましょう。
内覧前にしておくべきこと
  • 部屋や水回りなどを綺麗にしておく
  • 部屋が明るく、広く見えるよう工夫する
  • 破損部分は修理を検討する
  • 換気・消臭をしっかりしておく
  • エントランスやエレベーターを綺麗にする
  • アピールポイントを見やすい状態にする
  • 物件や周辺の情報を整理しておく
当日は購入希望者がしっかり内見できるよう、次のような配慮も必要です。
内覧当日に配慮すべきこと
  • 部屋にいるのは、なるべく対応者のみ
  • 過度なおもてなしをしない
  • 物件・周辺環境の良さをしっかり伝える
  • 傷・汚れなど悪い点も隠さず伝える
見に来てもらえるのが嬉しくて、たくさん話しかけちゃいそうだわ。気を付けます。
目的は「物件を見ること」。丁度いい距離感を保てると快適に見学してもらえますよ。

不動産の内覧前に知っておきたい注意点・好印象を与えるコツについては、「売却したい物件の内覧で好印象を与えるポイントや注意点を紹介!」でさらに詳しく解説します。

内覧に人が来ないなら早めの対処を!内覧が決まったらしっかり準備を

マンション売却の際、内覧に人が来ないのには必ず原因があります。

物件情報や売却価格、不動産会社の対応などを見直してみましょう。

「自分が買い手だったら、このマンションを見たいと思うかな?」と考え、広告・物件情報を見てみるのも1つの手です。

マンションを長期間売りに出していると「売れない物件」というイメージがつき、ますます買い手がつきづらくなってしまいます。売れない間の管理費や修繕積立金などの支払いもかさむので、早めに原因を突き止め対処することが重要です。

内覧にまで来る人は、購入意欲が強い場合が多いです。しかし内覧までこぎつけたとしても、見学する際の部屋の状態・売主側の対応など、さまざまな原因で売却までたどりつかなくなることもあります。

内覧を成功させるためのポイントも、今のうちに確認しておきましょう。

監修者メッセージ

内覧をしないまま、「買った!」と話がまとまることはまずありません。つまり、内覧の確率を上げることは、そのままマンション売却の確率を上げることにつながります。

買主のニーズをうまく汲み取る物件情報を公告し、内覧では焦らず誠実であること。

これさえクリアできれば、自ずと売却は近づいてきます。

プロフィール
不動産売却カテゴリー記事監修(吉田成志)
吉田成志
宅地建物取引士、マンション管理士、消防設備士などの資格を保有。
4年ほど専任の宅建士として不動産業者に勤務し、現在はマンション管理士・消防設備士として独立。
宅建士としての知識や立場を活かし、不動産売買時の疑問点などの相談を受けている。