定期預金
定期預金は満期がきたらどうする?気になる疑問を徹底解説!

定期預金は満期がきたらどうする?気になる疑問を徹底解説!

超低金利時代の今、普通預金より少しでも金利の高い定期預金を利用している人は少なくないですし、これから定期預金を利用しようと考えている人もいるのでは?

ただ、定期預金を利用するときに知っておきたいのは、満期がきたらどうなるのか、という点です。一定期間預け入れることが条件の定期預金は、満期になったらどうすれば良いのでしょうか。

勝手に解約されるか、継続することができるのか、また、継続する際の預け入れ金額や金利はどうなるのか、気になる疑問を徹底解説していきます!

定期預金は満期後解約とは限らない!?

定期預金は、申し込む際に何年定期にするかを決めます。預け入れる期間については取り扱い金融機関や商品によって異なり、自分で選択することが可能です。

また、定期預金は固定金利が基本です。つまり、満期が来るまで同じ金利で運用するというわけですね。

定期預金の仕組みについては、こちらの記事で特集しています。

定期預金はその期間が経過すれば満期となるわけですが、満期がくれば必ず解約となるわけではありません。

定期預金の満期後はどうするか、それは、次の3つの方法があります。

  • 自動解約
  • 自動継続(元利)
  • 自動継続(元金)

解約するか継続するかは、申し込み時に決めることになります。

自動解約か自動継続は変更も可能!

定期預金は、申し込み時に自動解約か自動継続どちらかを選択することになりますが、これは途中で変更することも可能です。

手続き方法は金融機関で異なりますが、主に以下の方法となります。

  • ウェブ上の会員ページから変更する
  • 窓口または電話で申し込みをする

ただ、満期時の取り扱い方法を変更する際には、満期日の何日前までという制限が設けられている場合もありますので注意しておきましょう。

定期預金の途中解約は可能?

定期預金は、満期まで解約することができないのが原則です。ただ、解約をすることが出来ないわけではありません。

解約をする際には受け取る利子の利率が下がると言うペナルティがあり、それが解約利率として各金融機関で定められています。

定期預金の中途解約はペナルティということで利率が下がるのですね。

元本も少なくなってしまうのでしょうか。

定期預金は、中途解約でも受け取り利率が下がるだけで元本割れすることはありません。そこは安心して良いですね。

定期預金の解約などについて知りたい方は、こちら定期預金解約の記事をチェックしてください。

定期預金は満期前に通知が届く!

定期預金を申し込んだ際、何年後の何月何日が満期です、ということは確認しますが、数年という満期まで日付を覚えているのはほぼ不可能ですよね。

しかし、安心してください。

定期預金は、満期前に必ず通知が届きます。

通知方法は、郵送やメールなど金融機関で対応が異なっていますのでチェックしておきたいですね。

ただ、通知が来る際に住所やメールアドレスなどの情報が異なっており、その変更をしていなければ通知が届かない恐れがあります。

連絡先情報に変更が生じた際、金融機関への連絡は忘れがちになるものです。変更時には、速やかに手続きをしておくよう注意しておきたいですね。

満期前の通知では、どのような情報を知ることが出来るのでしょうか。
満期の日付や預金額、利息金額や満期後に自動継続となっているのか自動解約となっているか、といった情報を知ることができます。

不明なことがあれば、問い合わせ先に連絡してみることも可能です。

定期預金の自動継続には元利と元金の2種類がある!

定期預金で満期後に自動継続を選択した場合、さらに元利と元金どちらかを選ぶことになります。

元利と元金がどう違うのか、しっかり押さえておきましょう。

項目 元利 元金
預け入れる金額 元金と利息の両方 元金のみ自動継続
メリット 複利効果が働くので
効率よく運用可能
満期ごとに利息を
受け取ることができる
元利を選択すれば、預け入れる金額が増えますのでより効果的に資産を増やすことができます。ただ、満期のたびに利子分だけでも得ておきたい場合は、元金を選択すると良いでしょう。

定期預金でいくら得をするのかについては、こちら定期預金でいくら得する?金利計算に必要な知識を詳しくご紹介!の記事でご紹介しています。

定期預金満期後は解約と自動継続どっちがお得?

定期預金を利用するとき、満期後は解約と自動継続どちらがお得なのでしょうか。

定期預金は、預け入れていれる期間が長くなれば長いだけ、普通預金よりも高金利で運用することが可能です。定期預金のメリットについては、こちら必ず得するとは限らない!?定期預金のメリット・デメリットの記事をチェックしてみてください。

ただ、普通預金より高金利だからと言って、定期預金を解約せずに自動継続することが必ず得だとは言えません。

定期預金の自動継続する際の金利は、見直された金利が適用されます。つまり、金利が上がっていれば上がりますが、下がってしまう可能性もあるのです。

他の金融機関の定期預金の方が高い金利の場合もありますので、満期のときは次の適用金利についてチェックし、他の金融機関の商品なども比較してみることをオススメします。

継続するときの金利がどうなってるかは確認しなきゃ損する可能性があるのか。

定期預金はできるだけ長く預けてれば良いってわけじゃないのね。

定期預金を取り扱っている金融機関は多くありますし、それぞれ選択できる預け入れ期間や適用金利が異なります。

満期は、それを見直す良いタイミングだと言えるでしょう。

定期預金は短期のものに入った方が良い!?

また、定期預金は中途解約してしまうと適用金利が下がってしまいます。せっかくの定期預金のメリットが失われてしまいますので、中途解約をしなくて良いように考えて期間を設定しなければいけません。

さらに、現在は超低金利時代です。

金利がこれから上がる可能性があることを考えれば、定期預金に預けれいてる間に金利が上がり、定期預金の方が金利が低くなるという可能性もゼロではありません。

定期預金の金利推移について興味がある方は、ぜひこちらの記事を読んでください。

定期預金を申し込む際には、10年などの長期固定金利ではなく、短期間の定期預金を選択し、満期のたびに状況を見ることも大切でしょう。

定期預金は満期が来たら自動解約か自動継続かを選択可能!

定期預金は、満期が来たら再び継続するか、もしくは解約するかを選択することができます。継続する際には、元金に利息を加えた金額を新たに元金とするか、元金のみ継続で利息は受け取るか、この2つから選ぶことができます。

自動継続する場合は、新たに金利が設定されることになります。ただ、固定金利の場合は満期が来るまで金利が変動することはありませんので、市場として金利が上がれば定期預金に預け入れている方が損をしてしまう可能性もゼロではありません。

自動継続をするか、それとも解約して他の運用法を検討するか、満期の通知が来た際にはしっかり検討することをオススメします。